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華燭の宴外伝 くうみんは隠れ健康オタクだったのか

 超豪華結婚披露宴が終わり、くうみんは引き出物を片手にぶら下げて、乗り換えの駅を歩いていた。

 昔の引き出物は「多ければ多いほどよい。重ければ重いほど良い」というスタンスだったのか、帰りは一苦労だったが、今はいいものを少しだけと言う風潮になった。今回も袋だけは大きいが、そんなに重くない。

 何が入っているのかな~。楽しみ!な~んて思いながら前をふと見ると、黒い礼服を着た女子が歩いている。あれは金子姉さんの長女、ギリー!!

 ずいぶん早く出たと思ったのに。金子姉さんが一緒だったから、ずいぶん説教されたのかも知れない。
「あなたの荷物が片付かないのよ!片づけに来てよ!」
 ギリーは一人暮らしをしているのだが、実家に荷物が残っているらしい。

「ギリーちゃん」
 くうみんは声をかけた。ギリー自身意外だったようだ。
「かなり順調に来たと思ったのに」
「私がワープしてきたってか」

 二人座席に並んで座る。ギリーが聞いてくる。
「夕食は何にするの?お好み焼き?」
「ダメよ、お好み焼きなんか!!粉もんは太るのよ!」
 するとギリーは意外そうな顔をした。
「えっ、くうみんおばちゃんは太らない体質じゃないの?何食べても太らないんじゃないの?」
「違うわよ、食べ過ぎれば太るわよ!」

 くうみんは、体重を維持するためにかなり努力していることを語った。
 そのうちにくうみんが乗り換える駅に着いた。
「じゃ、またね」
「うん、さよなら」

 くうみんはなるほど、人から見るとよく食べるように見えるだろう。
 しかし、食べ過ぎて体重が増加傾向になったら、次に食べる量を減らして、体重維持に努める。

 単に痩せているのではない。走ったり、筋トレをして、筋肉も維持するように心がけている。
 女性ボディビルダーのような体形に憧れたこともあるが、あまり筋肉をつけると、体が重くなって走れなくなってしまう。だから、走ることをメインにして、走りで筋肉を維持するようになった。

 で、気が付いた。

 くうみんは、酒を飲むし、肉も食べる。他のガンサバイバーに比べて、決して食事に気を付けているとは言えない。サプリは皮膚科でもらったビタミン剤と、体を温めるというショウガの粉だけ。

 しかし、ある意味、体には非常に気を使っているではないか!
 食べるものより以上に、運動に気を使うことによる、健康オタク!!

 乳がんが消えたのは、たゆまぬ日々の運動。これに尽きるかも知れぬ。

 

 

 


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テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

くうみんが勉強したこと 

 現代医学に疑問を持っているくうみんだが、民間療法にはもっと大きな違和感を感じていた。

 がんに効くというサプリや健康食品。そして、個人クリニックの行う免疫療法。
 きっと現代医学に見捨てられた人たちが、藁をもすがる思いで試すのだろう。

 こういった治療は高いし、本当に効果があるのかわからない。まず、有効な標準治療は何なのか、調べて行った。
 教科書にしたのは図書館で借りた本や、パソコンで検索した医療サイト。その頃は個人のブログなんて言うものの存在は知らなかった。知っていたとしても素人の言うことなんか、あてになるものかと思っていた。

 参考になったのは、アメリカの乳腺外科医、スーザン・ラブの「乳がんハンドブック」と、サイトでは、「SURGERY NOW」。どちらも素人が勘違いしそうなことでも、わかりやすく解説している。「乳がんハンドブック」は、何しろ13年以上前の情報なので、今はずいぶん時代遅れなこともあるかも知れない。

 スーザン・ラブ先生のところにセカオピを求めに来た老婦人。

 患者「抗がん剤治療をすると10年生存率が47%くらいになると聞いたんですが…」
 スーザン「はい、ところでこの抗がん剤治療をしなければ、10年生存率はどれくらいかご存じですが?」
 患者「いいえ、知りません」
 スーザン「45%ですよ」
 患者「えっ、2%なんて誤差の範囲じゃないの。それなら私の場合、抗がん剤はしなくていいわ」

 悪徳医師は、金儲けのために、しない場合のことを言わないらしい。

 乳房全摘した後、再建しても、再建した乳房が気に入らない人もいると言う。そういうこともあるので、
「選択肢として、美しい刺青をしてはどうか」
 と提案していたが、これは日本人には合わない。

 医療サイト SURGERY NOW(今はもう、ないようだ)

 抗がん剤の奏効率は30%程度。100人のうち、延命効果があるのは30人ということ。あとの70人には、効果はない。しかし、(重篤な)副作用、後遺症はほぼ全員に出る。

 完全奏効 がんが100%なくなること(4週間以上)
 部分奏効 30%以上減であること(同上)
 完全奏効は治癒ではない。多くの場合、再発する。

 これらは、現代医学側の立場で書かれた情報だ。

 抗がん剤って、奏効したとしても、多くの場合は再発するって、何なのよ?
 くうみんは、抗がん剤治療ですっかり禿げた頭を抱えた。
 それなら途中でやめればよかったのに…今思うとそうだが、このころはまだ決心がつかなかった。

 その後、全摘の再手術は断ったが、抗がん剤治療は最後までしてしまった。そのおかげで指の細かい動作ができなくなったし、へバーデン結節は実際の年よりかなり進んでいる。92歳のくうみん母はほとんど曲がっていないのに。

 がん検診は、したくないからと言って術後、一度もしなかった。しかし、その後、本当に治療から遠ざかるのは、2年半たってからのことだ。

 ホルモン剤をやめた。

 治療を中止することが怖くなかった訳ではない。ホルモン剤は副作用が軽いというが、それは抗がん剤に比べればの話だ。
 がん以外の通常の治療、例えば婦人科の病気に使う場合は、お医者さんは使うのに非常に慎重だったのを覚えている。
 ホルモン剤も、怖い薬であることに違いはない。そう思ったからだ。

 ブログの存在を知ったのは、治療も終わりに近づいた頃だ。
 癌友の一人が、ブログを始めた。いいな~、楽しそうだな~。リアルで新しく会う人って年に数人いれば多い方。その人のブログには、ひと月に数十人訪れていた。それが当時のくうみんには、たいそうな人数に思えた。

 くうみんは口下手で、思ったことを口でなかなか言えなかった。友達と一緒にいても、黙って話を聞いている方が多かった(酒が入ると別)。
 でも、文章で書くと、かなり雄弁になると気が付いた。

 乳がん マラソン そしてバカ話
        ↓
 がんと言われたときは死ぬかと思った!
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 先に逝くのは私だと思った…

 リアル癌友では、治療拒否した人はいないけど、ブログ癌友では、何人かいた。心強く思った。




 このような変遷を遂げて、今に至る。
 

 

 
 
 



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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

乳がんについて質問がありました。ど素人ですが、くうみんの場合 そして豆乳ヨーグルトの作り方

 くうみんの子のブログには、いろいろなことで悩んでいる人も訪れる。ハネがひどいトイレの相談もあったし、「亡くなった愛する人に会いたい、ミディアムさんを教えて欲しい」というのもあった。最近出てきたのが、乳がんになったが、どうしたらがんがなくなるのか?という質問だ。

 もに様がコメントで質問なさった。

 もに様の質問①
 再手術を勧められて、良く断りましたね。(要約)

 だって、全摘の再手術だよ。切ったらまた生えてこないんだよ、慎重になるのは当然じゃないですか。
                ↓
ま~、こんな感じで

 前の記事の元記事です。
 セカオピも受けたけど、やっぱり同じく切除を勧められた。厳しいな、こりゃダメだ…と、半分仕方ないと思っていたのに、怒鳴り散らすものだから、もっとおびえてしまい、先に抗がん剤治療をして、そのあとに切除することになったのよ。だから、あの医者がバカだったの。
 
 もに様の質問②
 私は牛乳は子供の時以来ほぼ摂っていませんでしたが、ヨーグルトやチーズは大好きでした。
くうみんさまは病気になる前と後で乳製品の摂取が大きく違いますか?

 牛乳はねえ、子供の頃は栄養があるからって、毎日のように飲んでいました。小学校に行けば、給食に毎日出てくるから、一本は飲むことになるでしょ。家でも飲むように言われていたから、普通より飲んでいたと思います。
 でも、今は、牛乳の代わりに豆乳で、ヨーグルトは手作りヨーグルト。チーズや生クリームはし好品程度に食べています。乳製品はあまりとらなくなりました。

 もに様の質問③
 抗がんについてのお考えも知りたいです。

 抗がん剤については私は受けたのは失敗したと思っています。
 ホルモン剤の効かないガンなら、まだ考える余地はありますが、私の場合、ホルモン陽性だったのに、受けてしまった。これは、「乳房切除」という大きな問題が初めにあって、こっちばかりを気にしていたからだと思います。

 借金するときに、いきなり目的の金額を言わずに、まず大きな金額を言うテクがあるそうです。
「100万円貸して」
というと、断られても、その次に
「じゃ、10万円でいいから」
 というと、案外貸してくれるそうです。

 これと同じ心理だったと思います。

 抗がん剤治療を受けている間に、図書館に通ったり、がん治療のサイトを検索したり、大学受験以来というくらい、勉強しました。
 その結果、今の癌治療はまだ確立したものではない。誰にも効果のある治療というものは存在しないという結論に達しました。

 その次はまた今度。






 手作り豆乳ヨーグルトの作り方
 まず、乳酸菌を作る。 材料 生ぬか大さじ2 砂糖大さじ2 水1L程度

 ①1L程度のペットボトルに材料を入れて混ぜるだけ。生ぬかがない場合は、米のとぎ汁を使う。この場合砂糖の量は適当に増減し、水は入れないこと。
 ②2、3日で発酵してリンゴ酢のような匂いになる。

 これを容器に1割ほど入れて、後の9割豆乳を入れて混ぜる。今なら、1日常温に置くとヨーグルトになる。おいしくないと思ったら、バニラやココナッツエッセンスを加える。

 純植物性ヨーグルトです。試してみて。

 




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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

再手術宣告と再手術を断った時のこと

 このブログは今は思い出話を交えて、一人暮らしのつれづれを書いているが、もとは乳がんブログだった。
 それで、乳がんの人が今でも結構訪れているようだ。病気で鬱々としている人に、希望の明かりを。

 今ではがんは、なんと消滅してしまったが、13年前はかなり深刻な状態であると、医者から指摘を受けていた。

 手術前  たぶん一期でしょう。治療もホルモン剤と放射線治療で十分。
 手術後  病期は2期b。リンパ節転移有りなので、抗がん剤、放射線、ホルモン剤治療になります。
 病理結果 思った以上に広がっており、脈管侵襲が極めて高度。全的の再手術の上、抗がん剤、放射線、ホルモン剤治療となる。

 病理結果は、医者も言い出しにくかったのか、最後にされた。おじさんと一緒に、誰もいなくなった待合室で、しり上がり寿の漫画を読んでバカ笑いをしていたら、呼び出しがかかって、思っていた以上の最悪の結果を聞くことになった。

 ま~、この間、いろいろ紆余曲折はあったのだが、「手術はしたくないな~」とつぶやいたら、このバカ医者め。


 医者は、訳の分からない怒号をまくしたてた。通訳すると、こんな感じ。

「手術しないと危険である。手術しなければ、責任が持てない!手術しなければ俺は主治医を降りる!!」

 しかし、くうみんは果敢にこの怒号の合間をかいくぐって質問をしたのだった。
 Q 手術すると、再発の可能性はどの程度下がりますか?
 A しなければ30%程度である。手術すれば再発率は10%程度に下がる。
 Q それでは10年生存率は、どのくらい向上するのですか?
 A 6%程度向上する。

 責任持てないって、あんたに責任持ってくれなんて思っていませんが。それに、再発率は結構下がるものの、手術しない場合30%って、手術しなくても70%の人は再発しないってことでしょ?
 10年生存率が6%程度向上って、ちち一つ取ってこれって、払った犠牲の割に成果がなさすぎ!!

 という訳で、結局手術をするのはやめた。後日、やめることを伝えるときは、あんなに強硬な態度だった主治医が、あっさりと、
「そうですね、やめましょう」
 と言ったのには驚いた。

 再手術宣告の時、大声をあげたので、他の診察室にもこの声は筒抜けだったはず。先輩医師から注意されたか、看護師にたしなめられたか、次の患者がおびえていたのか、そのすべて…と思ったのだが、ひょっとして。

 Q 手術すると、再発の可能性はどの程度下がりますか?
 A しなければ30%程度である。手術すれば再発率は10%程度に下がる。
 Q それでは10年生存率は、どのくらい向上するのですか?
 A 6%程度向上する。

 主治医は自分で言った、これらを心の中で反芻。
「再発率は10%程度になって、生存率は6%程度向上…アハハ~、たいしたことないじゃん」

 って気付いたのかも、と今では思っている。  
 
 




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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

乳がんから13年

 早いもので、乳がん発覚から13年が経過した。手術したのは9月だが、発覚したのはちょうど今頃だった。
 乳がんになったガン友に聞くと、定期健診で見つかった人より、自分で見つけた人の方が圧倒的に多かった。マンモ、超音波、そして医者の触診よりも、ど素人の感覚が一番鋭いらしい。

 くうみんも、自分で気が付いた。朝、起きるとき、偶然胸のしこりに触れた。
「なんだろ?どうせ大したことはないだろうけど、一応医者に行ってみるか」
 など思いつつ、近所のかかりつけの医院に行った。
「なに、風邪?」
 くうみんの顔も見ないでその医者は、聞いた。
「いえ、なんか胸にしこりがあるんです」

 それから、検査することになったのだが、季節柄、旅行の予定がバンバンあったので、検査の間隔もあき気味だった。のんびり温泉につかったり、山歩きをしたり…
「本当はもっと早く検査した方がいいんですけどねえ」
 医者にはそう言われたが、こっちは自分ががんのはずはない。気になるから一応検査しているだけという気でいたので、のんきなものだった。

 一通り検査が終わった。もうこれで無罪放免…と思いきや、医者から唖然茫然の一言が。
「悪性の可能性があります。今度の診察には、家族の人と来てください」
 ニコニコ顔がひきつった。家族の人と来てくださいって、本当に言うんだ。

 通い慣れたはずの電車を、何回も乗り間違えたことを覚えている。

「悪性の可能性があるから、家族の人と来てくださいって」
 次の診察にはおじさんと一緒に行った。事実上のがん宣告は受けたようなものだったが、確定するとそれはそれで打撃だった。

 その日、フィットネスジムの風呂に入った後、寿司を食べに行った。今日こそ無罪放免かも知れない…と思ったのだが、がん確定とは。
「どうする?寿司なんて食べられるか?」
 おじさんは言ったけど、それとこれとは話が別。寿司はおいしかった。

 寿司をおいしくいただいて、ビールを飲んで帰ると、張りつめていた糸がぷつんと切れた。 

 「なぜ私が!」
 立ったまま、そう言って泣いた。

 みんな言うんだろうなあ、癌宣告受けた人は。

 それからくうみんはがんと向き合うことになった。これからどうなるんだろうと、不安でいっぱいだった。
 その後、がんは取り切れなかったことが分かった。でも、再手術は拒否した。抗がん剤治療、放射線治療はしたものの、5年するホルモン剤治療は2年ほどでやめた。

 先におじさんが亡くなった。信じられなかった。

 10年くらい、無治療、検査なしで放っておいた。スモウ原市で無料の乳がん検査ができると聞いて、ただならやるか、と思って受けた。
 再発していたら、根本的な治療はできないので思案することもなかったが、問題は新たながんができていたら、だ。

 治療するか?このままにしておくか?さ~、どうしよ~。その時になったら考えよう。
 無治療という選択肢は、くうみんの現代医学に対する不信感からのものだ。今でもことがんに対しては、不信感はぬぐい切れない。

 がんは、石灰化していた。なくなっていた。
 でもこれは、なくなったのではなく、
「今まで、いじめてすまなかった。くうみんが死んだらあなたも死ぬんだから、お互い共存共栄を目指そうな」
 と言い続けているうちに、正常な細胞に変化したのではないかなど思っている。

 
 




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