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久々のガン友会

 久々にガン友会があった。新型コロナのせいで、自粛していたというものあるが、くうみんとしてはちょっとしたわだかまりを感じることがあったことも理由の一つ。
 何、わだかまりって?うん、ちょっとね。何をするにも、くうみんがやって当然と思っている、と感じたことがあって。もう何年も前のことだけど、どうしても忘れられなかった。
 しつこい、心が狭いと言われても、無理はしたくない。

 で、今回も誰が幹事という訳ではなく、
「じゃ、ここに集合ということで」
 みたいな感じで集まることになった。もう4年以上会っていなかったんじゃないか?
 会ってみるとやっぱり楽しい。

 近くの中華屋さんに行って、一番安いコースを頼んだ。
「その髪型、ヅラと同じじゃん!」
「うん、ずっとこんな感じ」
 Kちゃんは、スヴェンソンのヅラをかぶっていた。初めて見た時、驚いた。
「抗がん剤打ったのに、なんでそんなにふさふさなんですか!」
「これ、ヅラなのよ~」
「え~!全然わからない!」
 分け目、生え際、まったく自然なので、ヅラと言われてもわからなかった。
 もう一人のⅯちゃんは、すぐにヅラと分かるようなつけ毛で、逆にオシャレを楽しんでいたっけ。

 一番中途半端なのはくうみんだった。すぐにヅラと分かるような楽天市場で買った2万5千円のヅラをかぶったり、バンダナをかぶったりしていた。一番のお気に入りは上部が網になって被れるつけ毛と、バンダナの併用。つけ毛も普通の黒髪を選んだが、この際金髪にでもすればよかったと、今になって思う。

 髪はみんな薄くなった。もう15年も経ったが、抗がん剤の影響と加齢でなかなかふさふさとは行かない。
 くうみんが一番ましなのは、ミノキシジルのおかげだろうか?Kちゃんが言う。
「ロゲイン(ミノキシジルの商品名)、高いじゃない?続けられなかったわよ」
「ロゲインのジェネリックがあるの。カークランドって言うんだけど、これは安いわよ」
 くうみんは、カークランドを個人輸入していた。個人輸入と言っても、普通の通販と同じ。
 
 中華屋さんを出て、次はコーヒーショップに河岸を替える。女子会のおしゃべりは止まらない。
 気が付いたら、4時近くになっていた。
「また会いたいね」
「今度はもっと早く会おうね」

 わだかまりは解けるときが来れば解ける。会えば楽しい。
 今度は私から声をかけてみよう。


 

 








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テーマ : 楽しく生きる
ジャンル : ライフ

よー!そこの古いの!お前だ、くうみん!

 若いときはくうみんも、いろいろ人生の先輩方に、指導を賜った。

・早く結婚しろ!(主に母)
・子供を作れ!(たくさんの方から)

 おじさんは28、くうみんは25、結婚は当時の感覚からすると、普通だったのではないかと思う。そんな、泣いて怒られるほどではないと思うのだが、くうみん母というのは、何かいちゃもん付けられないかと、必死に探しているような人間なので仕方ない。
 
 子供を作れというのは目上の人より、同じくらいの年代の人から言われることが多かった。

 多分、幸せで、一人前になった気分だったんだろうねえ。
「あいつら、いつまでたっても子供を作らない。子供がいた方がずっと楽しいのに。よし!この幸せを教えてやらねば!」
 てなところなのだろう。
 一度や二度、言うのではない、顔を見るとすぐにその話を振り、食いついたら放さない。
 くうみんも大人なので、
「そうですねえ、オホホ」
 と言ってその場を離れるのだが、奴らはいつの間にか隣に来て、しつこく言うのだった。

 とあるおじさんの同期(男)から、「いつヤればいい」、というようなあけすけなことを言われ、
「ちょっとそういうことは…」
 と、たしなめると、そいつの奥さんの方が
「くうみんさんは、困った子ね」
 のような顔をして、微笑んでいるんだから、参った。

 そうだな~、言われてみればくうみんも、今どきの若い者は、と言われた口だ。

 それに、長じては、がん治療拒否までしたんだっけ。

 特に再手術。断端強陽性。夥しい、恐ろしいほどの脈管侵襲…この宣告のとき、医者も言い辛かったのか、順番を最後にされた。
「言われた順番と違う、おかしいな~」
など思いながら、病院備え付けの漫画を読んでバカ笑いしていた。その後の再手術宣告は、まさしく、
「ガ~~~~ン!」
だ。

 散々脅されながらも、再手術はしなかった。 結果オーライと言うが、しなくても大丈夫、のような直感が働いたと思う。

 手術をする方向で考えていると、チックが出て瞼がぴくぴくした。
 しない方向で考えると、チックは収まった。

 体が手術を拒否している。だから再手術はしなかった。

 だからこの歌が好きなのさ。

 ♪よー!そこの若いの!
 俺の言うことを聞いてくれ 「俺を含め、だれの言うことも聞くなよ」


 9月18日は人生初めての手術に臨んだ日。
 
 9月19日はおじさんの誕生日。誕生日、おめでとう。







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テーマ : 乳がん
ジャンル : 心と身体

保険のコースを替えようとしたら

 くうみんは生命保険、医療保険として共済に加入している。
 これはおじさんが選んで入ったもので、安い掛け金で最低限の保証をしてくれる。くうみんががんで入院、手術したときや、おじさんが亡くなったとき(トホホ)、お金が出た。
 今くうみんが入っている保険は、スタンダードなもので、入院や死亡したときの保証をまんべんなく網羅している。

 これはくうみんが亡くなったときも遺族にお金が出るのだが、くうみんには子供もおらず、老母はたぶん、くうみんより先に逝くであろう。葬式はおじさんの親族にお願いしているが、残したお金の範囲でなるべく節約して、残ったお金は適当に分けてくれればいい。
 なので、「まんべんなくカバー」するような保険よりも、入院や病気、けがに大きな保証がある保険の方がいい。
 幸い、掛け金は同じでそういった、「生きている時の保険」があるということに気づいた。先進医療にも対応しているようだ。今更ガンで先進医療を受けたいとは思わないが、白内障にはなると思う。白内障の手術は保険外でいいレンズがあるそうだ。
 
 こっちのコ-スに替えよう。

 くうみんは、今持っている会員証に記載されている電話番号をプッシュした。
「はい、県民共済です」
「あの~、今は総合保障型の2千円コースに加入しているんですが、病気の方に手厚いコースに替えたいのですが」
「はい、いいですよ。何か病気にかかっていたことはありますか?」
「え~と、ありますが、もう14年も前のことなので」
「病名はなんですか?」
「乳がんです」
「少しお待ちください」

 お姉さんは上司に指示を仰ぎに行ったらしい。ちょっとの間待つことになる。
「もしもし、乳がんと言うと、経過観察期間は?」
 他のガンは、5年が経過観察期間だが、乳がんは10年と長い。進行が遅いので、それだけの観察期間が必要らしい。
「10年です」
「すると、経過観察期間が終了してから4年しか経っていませんよね?」
「え、そうですが告知事項を読むと5年経てば大丈夫だって…」
「それは経過観察期間が終わって5年と言うことです」
「分かりました、ありがとうございます」

 なんと!手術してから5年じゃないのか!!15年も待たなきゃ、入れんのか!!15年発病しないって、今までずっと発病しなかった人より安全なんじゃない?!今までずっと発病しなかった人は、15年無事だった人より、発病する可能性、高いんじゃない?!
 
 他の保険会社のサイトを見たが、2千円などという格安の保険は見当たらない。それにたぶん、安めの保険はガンサバイバーには厳しいだろう。
 もちろん、持病があっても入れる保険はあるが、掛け金が掛け捨てと思えないほど高い。

 晴れているときに傘を貸してくれる。
 必要な人は入れない。

 世の中なんとも人をバカにした制度ばかり。

 しかし、あと1年。あと1年発病しなければ、保険変更ができる。

 それまで待とう、ホトトギス。

 




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テーマ : なんだかなぁ、、、、
ジャンル : 日記

華燭の宴外伝 くうみんは隠れ健康オタクだったのか

 超豪華結婚披露宴が終わり、くうみんは引き出物を片手にぶら下げて、乗り換えの駅を歩いていた。

 昔の引き出物は「多ければ多いほどよい。重ければ重いほど良い」というスタンスだったのか、帰りは一苦労だったが、今はいいものを少しだけと言う風潮になった。今回も袋だけは大きいが、そんなに重くない。

 何が入っているのかな~。楽しみ!な~んて思いながら前をふと見ると、黒い礼服を着た女子が歩いている。あれは金子姉さんの長女、ギリー!!

 ずいぶん早く出たと思ったのに。金子姉さんが一緒だったから、ずいぶん説教されたのかも知れない。
「あなたの荷物が片付かないのよ!片づけに来てよ!」
 ギリーは一人暮らしをしているのだが、実家に荷物が残っているらしい。

「ギリーちゃん」
 くうみんは声をかけた。ギリー自身意外だったようだ。
「かなり順調に来たと思ったのに」
「私がワープしてきたってか」

 二人座席に並んで座る。ギリーが聞いてくる。
「夕食は何にするの?お好み焼き?」
「ダメよ、お好み焼きなんか!!粉もんは太るのよ!」
 するとギリーは意外そうな顔をした。
「えっ、くうみんおばちゃんは太らない体質じゃないの?何食べても太らないんじゃないの?」
「違うわよ、食べ過ぎれば太るわよ!」

 くうみんは、体重を維持するためにかなり努力していることを語った。
 そのうちにくうみんが乗り換える駅に着いた。
「じゃ、またね」
「うん、さよなら」

 くうみんはなるほど、人から見るとよく食べるように見えるだろう。
 しかし、食べ過ぎて体重が増加傾向になったら、次に食べる量を減らして、体重維持に努める。

 単に痩せているのではない。走ったり、筋トレをして、筋肉も維持するように心がけている。
 女性ボディビルダーのような体形に憧れたこともあるが、あまり筋肉をつけると、体が重くなって走れなくなってしまう。だから、走ることをメインにして、走りで筋肉を維持するようになった。

 で、気が付いた。

 くうみんは、酒を飲むし、肉も食べる。他のガンサバイバーに比べて、決して食事に気を付けているとは言えない。サプリは皮膚科でもらったビタミン剤と、体を温めるというショウガの粉だけ。

 しかし、ある意味、体には非常に気を使っているではないか!
 食べるものより以上に、運動に気を使うことによる、健康オタク!!

 乳がんが消えたのは、たゆまぬ日々の運動。これに尽きるかも知れぬ。

 

 

 


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テーマ : ダイエット・美容・健康
ジャンル : ヘルス・ダイエット

くうみんが勉強したこと 

 現代医学に疑問を持っているくうみんだが、民間療法にはもっと大きな違和感を感じていた。

 がんに効くというサプリや健康食品。そして、個人クリニックの行う免疫療法。
 きっと現代医学に見捨てられた人たちが、藁をもすがる思いで試すのだろう。

 こういった治療は高いし、本当に効果があるのかわからない。まず、有効な標準治療は何なのか、調べて行った。
 教科書にしたのは図書館で借りた本や、パソコンで検索した医療サイト。その頃は個人のブログなんて言うものの存在は知らなかった。知っていたとしても素人の言うことなんか、あてになるものかと思っていた。

 参考になったのは、アメリカの乳腺外科医、スーザン・ラブの「乳がんハンドブック」と、サイトでは、「SURGERY NOW」。どちらも素人が勘違いしそうなことでも、わかりやすく解説している。「乳がんハンドブック」は、何しろ13年以上前の情報なので、今はずいぶん時代遅れなこともあるかも知れない。

 スーザン・ラブ先生のところにセカオピを求めに来た老婦人。

 患者「抗がん剤治療をすると10年生存率が47%くらいになると聞いたんですが…」
 スーザン「はい、ところでこの抗がん剤治療をしなければ、10年生存率はどれくらいかご存じですが?」
 患者「いいえ、知りません」
 スーザン「45%ですよ」
 患者「えっ、2%なんて誤差の範囲じゃないの。それなら私の場合、抗がん剤はしなくていいわ」

 悪徳医師は、金儲けのために、しない場合のことを言わないらしい。

 乳房全摘した後、再建しても、再建した乳房が気に入らない人もいると言う。そういうこともあるので、
「選択肢として、美しい刺青をしてはどうか」
 と提案していたが、これは日本人には合わない。

 医療サイト SURGERY NOW(今はもう、ないようだ)

 抗がん剤の奏効率は30%程度。100人のうち、延命効果があるのは30人ということ。あとの70人には、効果はない。しかし、(重篤な)副作用、後遺症はほぼ全員に出る。

 完全奏効 がんが100%なくなること(4週間以上)
 部分奏効 30%以上減であること(同上)
 完全奏効は治癒ではない。多くの場合、再発する。

 これらは、現代医学側の立場で書かれた情報だ。

 抗がん剤って、奏効したとしても、多くの場合は再発するって、何なのよ?
 くうみんは、抗がん剤治療ですっかり禿げた頭を抱えた。
 それなら途中でやめればよかったのに…今思うとそうだが、このころはまだ決心がつかなかった。

 その後、全摘の再手術は断ったが、抗がん剤治療は最後までしてしまった。そのおかげで指の細かい動作ができなくなったし、へバーデン結節は実際の年よりかなり進んでいる。92歳のくうみん母はほとんど曲がっていないのに。

 がん検診は、したくないからと言って術後、一度もしなかった。しかし、その後、本当に治療から遠ざかるのは、2年半たってからのことだ。

 ホルモン剤をやめた。

 治療を中止することが怖くなかった訳ではない。ホルモン剤は副作用が軽いというが、それは抗がん剤に比べればの話だ。
 がん以外の通常の治療、例えば婦人科の病気に使う場合は、お医者さんは使うのに非常に慎重だったのを覚えている。
 ホルモン剤も、怖い薬であることに違いはない。そう思ったからだ。

 ブログの存在を知ったのは、治療も終わりに近づいた頃だ。
 癌友の一人が、ブログを始めた。いいな~、楽しそうだな~。リアルで新しく会う人って年に数人いれば多い方。その人のブログには、ひと月に数十人訪れていた。それが当時のくうみんには、たいそうな人数に思えた。

 くうみんは口下手で、思ったことを口でなかなか言えなかった。友達と一緒にいても、黙って話を聞いている方が多かった(酒が入ると別)。
 でも、文章で書くと、かなり雄弁になると気が付いた。

 乳がん マラソン そしてバカ話
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 がんと言われたときは死ぬかと思った!
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 先に逝くのは私だと思った…

 リアル癌友では、治療拒否した人はいないけど、ブログ癌友では、何人かいた。心強く思った。




 このような変遷を遂げて、今に至る。
 

 

 
 
 



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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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