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円安だ!!ってことで、外貨両替をしてみた

 最近大変な円安ドル高だそうだ。原因はドルの金利が上がったとか、ウクライナで戦争が始まってドルが買われるようになったとか言っている。
 有事の際は「安定の円」が買われて、円高になるはず。それなのに円安になるのは、日本が、コロナで経済が回っていないからか?難しいことはよくわからん。

 くうみんの頭に浮かんだのは、手持ちの塩漬けになっている外貨。コロナのおかげで海外に行くこともなくなり、しばらくは海外に行くこともなかろう。 
 
 どうせ使わないなら、円安の今、売り払ってまえ!

 自分が海外に行ったときの外貨もあれば、母がどうしていいかわからなくて、くうみんにくれたものもある。
 USD、ユーロ、中国元、韓国ウォン、ベトナムドン…ベトナムドンなんて、日本で両替できるのか?

 まず最初に行ったのは、みずほ銀行。銀行の中では一番率がいいという噂。近所の店舗に行ってみたら、案内の男性が少し困ったような顔をした。
「今は限られた店舗でしか、外貨を扱っていないんです。扱っているのはこんな感じですかね」
 そう言って、一枚の紙をくれた。外貨を扱っている店舗の一覧表だ。
「ありがとうございます」
それによると、一番近くてもずいぶん離れたところにある。これじゃ、電車賃がかかるし、時間もかかる。

 その上、銀行で通貨を両替すると、TTBとTTSとか言って、こっちがドルを買うときはドルの相場が高く、売るときは相場が低く設定されているのに、さらに手数料を取るので、普通に言う相場より、こっち側がかなり損する仕組みになっている。バッカヤロ!
 これで銀行で両替する線は消えた。

 インターネットで調べると、金券ショップでも扱っているがくうみんの近所の店では扱っておらず、同じく電車賃でお得感もなくなってしまった。

 近くのショッピングモールに、ポケットチェンジと言う無人の両替機があるという情報を得たので行ってみると、当時、新聞に一ドル128円とあったのに、一ドル109円と言う両替率の悪さで、ここはパス。でも、コインの両替ができるので、コインがあったら、ここで両替しよう。

 結局くうみんが利用したのは、「ドルユーロ」と言う、両替の会社。これもインターネット検索の結果、たどり着いた。
 両替え率もまあまあ。簡易書留(あるいは書留代)、円の振込手数料(250円)がかかるが、両替してくれる銀行や金券ショップが近くにない場合は、こっちの方が安い。

 両替できるのはお札のみ。その国で流通していない通貨は、寄付するか、500円の手数料で返してくれるそうだ。心配だったら、写真を撮っておくのがいい。
 サイトの説明に従って、ドルやユーロの金額を入力して、申し込む。

 ゴールデンウィークに差し掛かっていたので、振込までに時間がかかると思ったが、かなり早く指定口座に振り込まれた。
 心配していた中国元や、アメリカ本土でないと使えないと言われて、ハワイでもクルーズ船でも使えなかった5ドル札も無事両替できた。

 以前行ったハワイ。懐かしいな~

朝食を狙うハト
 朝食を狙うハトのお尻。パンくずくらいはやるから、ウンコすんじゃね~ぞ!

朝食はブッフェではない
 朝食はこんな感じですの、オホホ

ホテルのディナー
 ロマンチックなホテルのディナー

食後のお飲み物
 う~ん、ロマンチック…ここでの支払いに例の5ドル札を使おうとしたら、ダメだと言われたんだよ。バッカヤロ! 

 くうみんが両替した後もドルが上がり続けている。もっと待っていればよかった!失敗した!
 しかし、このドルユーロ、敗者復活戦も用意してくれている。

・使った感想を書くと、500円のクオカードをもらえる。
・旅先でほっこりした経験を投稿すると、千円のクオカードをもらえる。

 もし使わない外貨があったら、頃合いを見計らって、売り払ってみては?

 高い時売る、安い時買う、がキモだ!
 
 外貨両替はこちら

クーポンコード opm012 これを書くと100円お得

 話は全く変わるが、その昔、トラベラーズチェックと言うのがあったが、あれ、今もあるのかね?

 また海外に行ける日が早く来ますように。その時にも損得を考えた上で、ドルユーロを使うのも、やぶさかではない。






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テーマ : どうでもいい報告
ジャンル : 日記

箱根に行っていましたの

 皆様、ごきげんよう。わたくし、箱根に行っていましたの。2泊しましたのよ。のんびりと…

 気取った語りから、また妄想かい、と思う人もいるでしょうけど、本当ですの。泊まったのは、かの有名な富士屋ホテルの姉妹館、箱根ホテルですの。芦ノ湖の湖畔に立つ、美しいホテルですわ。

 go to canpainもあって、3.5割引きになるんですけど、1万円の宿泊券が5千円で買えるという、「箱ピタ」で、もっとお得に泊まれましたの。もっとも、これを買うの、大変でしたわ。アクセスが集中して…

「何でこのクレカが使えないってんだよ!!使えるだはずだろうが!!」
「バッカヤロ~~~!せっかくここまで来たのに、再度お願いしますだと!!何様のつもりだ、このボケ!」
 と、まあ、大変でしたの。
 その上45日前割という割引き料金で、わたくしの大好きな、マル得な旅行ですわ。

 という訳で、旅行当日、くうみんはリュックを担いで、箱根に赴いた。ひょとしたら、帰りは旧街道でも歩くかもしれない。だったらキャリーケースよりこれがいいだろう。もちろん、この中には缶ビールが7本、しのばせてある。昼に飲む分は、駅の売店で買う。この7本はホテルで飲むのに充当するつもり。

 一日目の天気は曇りがちですけど、雨は降っていませんわ。まあ、良しとしましょう。
 
 箱根と言えば、お得なフリーチケットがありますが、海賊船に乗ったり、ロープウェーに乗ったりしなければ、普通に切符を買った方が安上がりなようなので、フリーチケットは買いませんでしたの。これは結局、正解でしたわ。

 一番簡単で安上がりなのは、小田原から直接箱根に行くルート。でも、箱根湯本まで小田急ロマンスカーで行って、せっかくなので、やっと復旧した箱根登山電車に乗ることにしましたの。小涌谷まで行って、そこからバスでホテルに向かいましたの。
 
 ホテルに着くと、上流婦人、くうみんはチェックインを滞りなく済ませましたわ。
 まず冷蔵庫に例のブツを収納したのですが、この冷蔵庫が高級ホテルによく見られる、あまり冷えない冷蔵庫でしたわ。
「ふん、これは困るわな…」
 まだ時間があったので、直近のセブンまでビールを買い増しに行きましたの。直近と言っても1.5キロ先ですけどね。
 リュックを担いで、セブンでビールを2本追加調達。まあ、いい運動になりましたわ。

 ビールを買いに行って、程よく時間も潰れたところでお風呂に行きましたの。
 3階と4階にお風呂があって、時間によって男女入れ替え制ですって。今は4階のお風呂が婦人用ですわ。清潔だけど、あまり広くありませんわ。でも、真ん前に富士山が見え隠れしている…

 お風呂を堪能した後は、お楽しみのビールタイムですわ。

 プシュッ!ガ~~~~!
「お~!うめぇなぁ~!運動もしたし、風呂も堪能した!」

 次は、メシや!メシ~~~!

 レストランでは浴衣、スリッパNGなので、服に着替えなくてはなりませんの。この際だから、ワインでも頼もうかしら?グラスなら、800円位かしら?
 それに、食べきれないほどの御馳走…この日のために、今までロクなもん食ってね~からよ!!食って食って食いまくるぞ~~~!
 
 しかし、このオバさんの期待は、見事に覆されてしまうことになる…

 このオバさんの食事は、どんなものだったのでしょうか?





部屋
 部屋は悪くないんだけどねえ

部屋からの眺め
 雲がなければ、目の前には富士山が見える

ロケーションはいいんだけどね
 こんな感じ…翌日の朝撮影





 





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テーマ : 国内旅行
ジャンル : 旅行

そういえば一度だけ、ファーストクラスに乗ったことがある 妄想と思い出で綴る夢のハワイ

 実は、一度だけファーストクラスに乗ったことがある。仕事で海外によく行く、おじさんの友達から、マイルのチケットを貰ったのだ。ありがたい友達だったが、おじさん亡き後、縁も切れた。

 航空会社は、ユナイテッド。
 初めてのファーストクラスに、胸躍らせながら、成田に向かったおじさんとくうみん。ひしめくエコノミーカウンター、ちょっと並んだビジネスクラスカウンターをしり目に、ファーストクラス専用カウンターに向かった。
 くうみんは、ファーストクラスチェックインカウンターに、パスポートと航空券を差し出した。
 そこにいたお姉さんは、見咎めるような顔をした。お姉さんと言うより、もっと年上だが。
「あの、こちらはファーストクラス専用カウンターですが」
「はあ、そうですね」
 この時おじさんとくうみんは、登山用のリュックとスポーツバッグと言う、エコノミーを絵に描いたようないでたちだった。しかし、マイルで貰ったとはいえ、ファーストクラスの客に違いはない。
「まあ、オホホ」
 お姉さんは搭乗券とともに、ラウンジの入場券をくれた。
 
 こんな所に長居は無用。早くラウンジに行って、ビールをたらふく飲もう。
 
 しかし、こんなのがファーストとは、怪しいと思われるのか、荷物検査の所で呼び止められた。しかも、呼び止められたのはおじさんではなく、くうみんだった。
 普通怪しいと思われるのは男だろう!!
「何で私だけ呼ばれるんですか?」
「お客様だけではありません。ご協力お願いします」
 実はこの時だけでなく、くうみんだけが呼び止められることが、よくあった。何か、挙動不審な所でもあるのかねえ。

 成田のラウンジでは、ビールをたらふく飲んだ。ANAのラウンジは超豪華な食事が出るそうだが、ユナイテッドだったので、ちょっとした軽食や、おつまみ程度だったように記憶している。機内食の方が期待できるので、そんなに食べなかった。

 いよいよ憧れのファーストクラスへ。
 マイルの客の席は決まっているらしいが、それでもファーストには違いない。
「わ~い!広い席だねえ、おじさん」
「ハハハ、そうだな」
 CAは、ベテランが多く、若くてかわいいCAをお望みなら、エコノミーの方がいいようだ。
 
 ワインは、好きなのをボトルでくれる。あの、小さなボトルではなく、720mlのボトル丸々だ。
「ワインはどれがよろしいでしょうか?」
 おじさんが、身振り手振りで答える。
「わからないから、選んで。白がいいな」
 担当CAお勧めのものを飲んでいたが、途中で「口に合わないので替えてくれ」と言って替えてもらった。すると、担当CAが、他のCA達に責められていた。かわいそうなことをした。
 にわかファーストの客は、ワインの味なんて、わからないのだ。済まぬ。

 掃除は、掃除のおばさんがした。
「ねえ、おじさん、CAにはなれないけど、ファーストクラスの掃除のおばさんならなれるかなあ?」
「バカ」
 
 ハワイに着くのは朝方だ。後ろのビジネスクラスの皆さんは、
「朝だぞ~~~!起きろ!」
 と言われて一斉に起きるのだが、ファーストの場合は、そんなことはない。起きたいときに起きると、担当CAが、
「お目覚めでございますか?」
 と、朝食のリストを持って来てくれる。
 朝食はオムレツやサラダのしっかりタイプと、シリアル中心の軽いもの。おじさんとくうみんは、しっかりタイプの朝食を選んだ。

 ハワイではおじさんと一緒に楽しく過ごした。海岸沿いのホテルは数が少なくて、おまけに高い。だから一つ通りを入った所にあるコンドミニアムを選んだ。
 キッチンがあるので、近くのスーパーや、アラモアナのダイエーに行って材料を調達して、料理を作った。今はダイエーもなくなったらしい。
 途中のバスの中で、ホテルに滞在している夫婦から、聞かれた。
「その食材、どこで売っているんですか?いつも外食で嫌になっている所です」
 くうみんは得意になってダイエーを教えた。見るだけでも楽しい。ホテルではキッチンがないけど、和食風のお弁当でも買って、部屋で食べるのもホッとする。外食って飽きるもんね。

 いよいよ帰る日。
 ラウンジでビールを飲むのを楽しみにしていると。なんとアルコールは有料だった。
「なんだよこれ!」
 おじさんと一緒に地団駄踏んだ。しかし、飛行機の中で、元を取ったのは言うまでもない。

 この夢の様なファーストクラスは、いつのことだったろうか?たぶん。くうみんがまだ、乳がんになっている前のことだと思う。おじさんは独立していたかどうか?

 遠い昔のことだったけど、一度だけの、いい思い出だ。

 
 



 



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おのぼりさん観光ウラジオストク

 ウラジオストクに到着する前にひと悶着あった。私の場合は、確かミニバーのビールの補充がないのでそれを言いにフロントデスクに行ったのだと思う。
 しかし、ウラジオストク上陸を前に、爺さん婆さんが訳の分からないことを聞きに来て、フロントデスクは非常に混みあっていた。

 「TODAY」という船内新聞が毎日配られるのだが、今日のツアーについて、こんな記述があった。

 ①日本人でツアーに参加する方はパスポートとコスタカードを持って整理番号順に〇○にお集まりください。

 ②日本人でご自身でビザをお取りになり、自由行動をする方は○時からの下船となります。

 爺さん
 ツアーに参加することになっているが、自分でもビザを取った。こういう場合はどうすればいいのか?
(ツアーに参加するなら、①に決まっているだろうが)
 婆さん
 案内される土産物屋だけでなく、小さなお店にも行きたい。円は使えるか?
(小さな店では使えね~よ)
 
 そんなこと、わかるだろうと思うのだが、爺さん婆さんは必死で係の人に食らいついている。
「まったく、不親切な書き方だ!!」

 そうかなぁ、これでわかると思うけど。
 
 まあいいか、と、バーでビールを飲んでから、ビュッフェレストランでデザートのアイスクリームを取って部屋に向かった。持ち帰り自由だからいいねえ、くうみんの母はこっそり持ち帰っていたが、ここでは堂々と持ち帰っていいんだよ!な~んて思っていたら…

 開かない!鍵が開かない!

 ああ、アイスが溶ける~。

 近くにいたお掃除スタッフに声をかけた。彼がやっても鍵は開かない。
「これはフロントに行くしかないですね」
 という訳でフロントへまた行く羽目に。
 すると、バーのウエイターと日本人女性が心配そうな顔で立っていた。なんと、ビールを頼んだとき、バーのウエイターが部屋のカードキーでもあるコスタカードを渡し間違えていたのだ。
 まあ、結果オーライで、無事部屋に入ってアイスを食べることができた。

 アイス
 かなり溶けてしまった

ウラジオストク近く
 もうすぐ到着

ウラジオストク港
 ウラジオストク港

歓迎の司会
 皆様ようこそおいで下さいました

歓迎の踊り 私達、まだかしら?
 私たちの出番はまだかしら?

出番だわ!
 それ、待ってました!

きゃっほ~!!
 キャッホ~~~!

シベリア鉄道の始まり
 シベリア鉄道の入り口

なんだっけ?
 すまん、なんだっけ?

芙蓉に似た花
 芙蓉に似ているけど芙蓉ではない。なんだろう?

潜水艦
  潜水艦C-56博物館。今日は休みだって

整理番号
 偶然にもくうみん達の整理番号もC-56。ちなみにcはロシア語で「エス」と読むそうだ。

う~ん、忘れた

ウラジオストクの帰宅ラッシュ
 ウラジオストクの帰宅ラッシュ

観覧車
 カラフルな観覧車
 
金角湾の橋
 鷹巣展望台から黄金橋を望む
 
恋人が逃げませんように
 毎度おなじみ、どこにでもあるなあ、こう言うの。恋人たちが永遠の愛を誓う…てか、逃げないようにしているようで怖い
 
由緒ある聖堂
 由緒ある聖堂らしいが、名前は忘れた。すみません、役に立たなくて

 この中に入るときは男性は帽子を脱ぎ、女性はスカーフをかぶる。
 葬儀が行われるのか、お棺の中にご遺体が安置されている。見学の後は、皆さんご遺体に向かって頭を下げた。

 ロシア人て言うのは美男美女が多い。
 白人、特にアメリカ人は、若いのにものすご~く太っていて、かっこいい男性、きれいな女子は一握りしかいない。しかし、ロシアではそんなに太った人を見かけない。
 顔が小さくてすらりと背が高く、筋肉質だ。さすが各国諸脳の中で一番セクシーと言われるプーチン大統領の国。
 
 以前、日本を通してアメリカに亡命したベレンコ中尉を思い出す。彼も顔が小さくて背の高い、かっこいい人だった。亡命で飛行機に乗るときは、暗殺される危険があるので、彼そっくりの姿をした男性と一緒に歩いた。
 全く違いが判らないほどよく似ていて、二人ともトレンチコートがよく似合った。
 
 ガイドさんと記念写真を撮ってもらった。女性の方がメインのガイドさんで、大学の先生をしているそうだ。男性の方はまだ研究生。説明をするときはガチガチに上がっていた。
 
ガイドさんと
 顔にお絵かきするのがもったいないほどの美男美女!

 連れて行ってくれるのは安全だけど、どこに行ったのか全く覚えていない。やっぱり、自分の足で行かなきゃ。

さらばウラジオストク
 さらばウラジオストク。さらばロシアの美男美女

 ウラジオストクは日本人街などもあったそうだ。この地の名物料理もあるそうで、今度行く時は、もっとゆっくり街を回りたい。

 次の日は一日クルーズ、またジムにでも行って体を動かすか。
 
 
 
 





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テーマ : フェリー・船旅
ジャンル : 旅行

今までで一番激マズの機内食

 ついでと言っちゃなんだが、まずい機内食の話をしよう。
 日本の食べ物は、どんなところで何を食べても一定のレベルに行っていると思う。機内食もしかり。そんなにまずいものは出て来ない。
 まだおじさんと結婚して間もない頃、連休を利用して年に一度くらい4、5日で気軽に行けるグァムに行った。当時は二人とも会社勤めだったので、連休を利用したので、それだけでかなりお高くなった。
「平日ならこんなに安いのに…」
 今はそういった平日利用の旅行になったが。

 安いツアーなので、深夜発の飛行機だが、その機内食はたいていビーフかチキンに決まっていた。当時の日本人は、ビーフかチキンかと聞かれたら、絶対にビーフを選んだものだ。牛肉は高いという認識だったからだ。

 しかし、このビーフがよ~く煮込んであるものの、筋金入りとでもいうのか、とにかく硬くてまずかった。こんなことが続くので、そのうちにチキンや、魚も選ぶようになっていった。
 特にグァム路線では、ノース〇エストが、まずいと評判だったが、これは機内食にかける予算の問題らしい。かの航空会社は航空券を安くせんがため、かなり機内食をケチっていたという噂だ。今はこの会社は、なくなって別の会社と合併したそうだ。今はそこそこの味らしい。

 しかし、そんなまずいビーフよりももっとまずい機内食を食べたことがある。

 機内食と言うのは、機内食を作るケータリング会社から仕入れると言う。だから、どこの航空会社の機内食がおいしいと言うのは、機内食にかける予算と、ケータリング会社のシェフの腕にかかっている。
 だから、日本出発の飛行機で出される機内食はある一定のレベルにはなっている。ただ、予算をあまりにもケチっていると、当然味もそれなりのものになる。件のノース〇エストの牛肉は、アメリカから船便で送られてくるものを持ち込んで調理した代物だったと言う。さもありなん。

 しかし、くうみんが食べた激マズ機内食ナンバーワンは、ロシアの空港を飛び立った後にサービスされた機内食だった。

 今から20数年前のこと。

 アエロフロートモスクワ経由マドリード行き。
 安いと評判のアエロフロート。きっと、機内食代も叩いているに違いない。しかし、日本から飛び立った時は普通においしい機内食だった。座席も普通に狭い。ロシア人のCAが、金髪、青い目、丸顔の色白で、お人形さんのようにかわいかった。

その頃のアエロフロートは、安いが乗り心地が悪いと、評判だった。
「そんなに悪くないじゃん」
 くうみんは拍子抜けした。

 マドリードまで一気に行くのは長いので、モスクワ経由は空港をフラフラできるので、かえって気分転換になっていい。
 そろそろ時間になって、乗客はまた飛行機に乗り込んだ。離陸して1時間もすると機内食のサービスが行われる。くうみんの目の前にも、機内食が配された。選ぶ余地もなく魚になったように記憶している。蓋を開けてプラスチックのナイフで魚を切ってフォークで突き刺して口の中に入れた。
「うっ!」
 ま、まずい!次にパンを口に運んだ。
「むぉっ!」
 そのまずさは、味など何も考えていない昔の社員食堂か、学生食堂のようであった。トイレに行こうと席を立つと、他の日本人ツアー客が何人かいた。口々に
「まずい…」
 と、つぶやいている。

 今の若い人にはピンと来ないかも知れないが、昔の社員食堂や学生食堂はまずかった。
 その昔、くうみんは残業するので、夕食を社員食堂で食べたことがあった。そこにカツどんのようなものがあったので、それを取って金を払った。空いたテーブルに着いて食べてみると、それはかつ丼ではなく、「カキフライ丼」だった。昼に出したカキフライが残ったので、それを卵でとじてカキフライ丼に仕立て直したのだ。

 仕立て直しでおいしければいい。しかし、さすが売れ残りのカキフライ、衣のつなぎであるはずの小麦粉が、半端なく存在感があった。カキは申し訳程度しかなくて、これでは「小麦粉衣丼」と言うべきだ。

 アエロフロートの魚は、缶詰の魚をできるだけ、まずくしたようなもので、パンはカチカチのガサガサの代物だ。
 何年か前に行ったエアアジアの機内食(有料)は、HPに出て来る見本とは違い過ぎて、頼まなくて良かったと思った。これも友達が食べているのを見たけど、あまりおいしくなさそう。

 まずいと言うのは、単に味付けが悪いと言うものではなく、やはり材料の良し悪しだと思う。いい材料を使えば、そこそこいい味が出せる。魚や肉も、冷凍技術や解凍方法で、おいしくもまずくもなるのだろう。

 アエロフロートって今はあまり聞かないけど、もうなくなったのかしら?

 今の若い人に、「まずい」と言っても判らないかも知れない。今は日本国内なら、どこで何を食べてもおいしいから。

 しかし、まずいと言うことで話題になるのも、いいような気もする。これで、
「どんなにまずいか、食べてみたい」
 と言う人がいるかも知れない…じゃないかな?






  




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テーマ : 飛行機/フライト/機内食
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ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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