芋山温泉の帰り せっかくだから名古屋見物
おいしい昼ご飯を食べ、いとこ会のメンバーは三々五々解散して行った。
金子、銀子、くうみんの3人組は名古屋見物をすることにした。宿は名古屋駅から5分ほど歩いたところにあるロイヤルパークホテル ザ 名古屋という仰々しい名前のホテルだ。
部屋にバスタブはないが、大浴場がある。シングルを取ったのだが、トイレにドアがないので驚いた。
シングルにしては広めの部屋。


ガ~ン!トイレにドアがない!絶対一人でなければ泊まれない
夕食は名古屋大ビルヂングの中の店でひつまぶしを食べた。
ひつまぶしの店は大変混んでいた。30分くらい並んだだろうか。外国人の姿もあった。
「金子様ご一行様、どうぞ」
お姉さんに呼ばれて店の中へ。
「お飲み物はどうしますか」
酒のお品書きを見ると、どれも高い。
「いりません」
銀子姉さんとくうみんは言った。二人とも高い酒は飲まない。金子姉さんは酒はもともと飲まない。

一度で3度おいしいひつまぶし。全体を4つ訳にしてから、一回目はそのまま、2回目は薬味を入れて、3度目は出汁をかけて食べる。残りのひとつは気に入った食べ方で食べるのがいいそうだ。
ひつまぶしを食べてからホテルに帰ったが、もちろんホテル下にあるコンビニで酒を調達した。風呂に入ってから一杯やった。
このホテルは快適なのだが、一つ良くないところがある。冷蔵庫があまり冷えない。くうみんは製氷機から氷を取ってきてビールを冷やした。
翌日の朝は、名古屋名物モーニングセット。駅地下のコンパルで。

飲み物で値段が変わるらしい。くうみんは野菜ジュースを注文。
名古屋にはマラソンで2回来たことはあるが、観光はしたことがない。なので定番中の定番、名古屋城と熱田神宮へ行くことに。
名古屋城では入り口付近でボランティアの法被を着たおじさんが暇そうにしていた。何やら無料で案内してくれるらしい。お願いする事にした。他にも2組が一緒に回ることになった。
「あそこに武士がいるでよ、写真撮ったらどうだね」
ボランティアのおじさんが言うので、せっかくなので写真を撮った。

名古屋城には武士や忍者がいた。熊本城にもいたが、熊本城の武士は役者がしているらしい。しろうとでは様にならないと。この人たちも役者かな?

忍者の中にはくのいちも
「この石には字が書いてあるだがね」
ボランティアのおじさんは、名古屋弁で説明してくれる。


九州から石にくっついて来た植物

絢爛豪華な名古屋城の中

猫です

城主お目見え以上の部屋

当時は珍しいバラの花

にゃごや城
この石の大きさがよく分かるからと、ボランティアに言われて、はい、ポーズ!

くうみんはどれでしょう?
お城の土台には記号を彫った石もあった。
「これは前田の紋だがね」
「へえ、そうですか」



昭和の初期だか、名古屋城の屋根に上ってしゃちほこの金を盗んだ泥棒がいたそうだ。名古屋城の上に登ったが、屋根はすごい急こう配で、こんなところによくまあ…絶対プロの仕業だと確信した。

実際はもっとすごい急こう配だ
次は熱田神宮に銀子姉さんと一緒に行った。金子姉さんは疲れたのか駅近くで待っていると。
熱田神宮では100円でたくさんのお願いをした。お願いのことばかりを考えていたので写真を撮るのを忘れた。
熱田神宮を後にしたが、まだ時間がある。くうみんだけ、新しい観光スポットだというオアシス21に行くことにした。
オアシス21は栄駅を降りたところにある。
オアシス21 水の宇宙船
地上階と地下からなる立体型公園のオアシス21。
様々なイベントが開催される銀河の広場、飲食店や物販店も。
夜はライトアップされてロマンチック。
… という能書きが、↓のリンクにあった。
オアシス21とは…
期待していくと単なるバスターミナルの上に誰もいない広場があるだけだった。

これが水の宇宙船!

さすが名古屋だ!!
名古屋の趣味に感心しながら駅に着いた。売店でなるべく冷たいビールを選んで新幹線に向かった。
3時を少し過ぎた時間の新幹線を選んだのは、金子、銀子姉さんたちのリクエストからだ。
くうみんは車内でお弁当を食べながらビールを飲むのを楽しみにしているので、お昼くらいの時間を選ぼうとした。しかし、そこに待ったが入った。
「もっと遅い時間がいいわ。どこかでお昼ご飯を食べましょうよ」
「そうですか、わかりました。じゃ、夕食の支度に間に合うくらいの時間でいいでしょうか?」
すると、金子、銀子両姉さんはキッとなって首を横に振った。
「ダメよ!!もっと遅い方がいいわ!夕食の支度をしないでいいくらいの時間にしてちょうだい!夕食はお弁当を買っていくから!」
「は」
そうであったか。
新幹線の指定席には金子、銀子両姉さんがすでに座っている。
「無事に落ち合えたわね~」
「オアシス21ってどんなところだった?」
「こんなところです」
くうみんはデジカメを見せた。トホホだった。
新幹線は時間通りに出発し、銀子姉さんとくうみんは缶ビールを開けた。
銀子姉さんは小さい缶で、くうみんはロング缶。金子姉さんは酒を飲まない。おじさんのお姉さんなのに、変なの。しゃべりながら飲んでいると、くうみんは酔いが回ってきた。
楽しかったな、いとこ会。おじさんもきっと来ていたんだろうな。
でも、生きて参加すればもっと楽しかったのに。
う~ん。ぐぅ~。
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金子、銀子、くうみんの3人組は名古屋見物をすることにした。宿は名古屋駅から5分ほど歩いたところにあるロイヤルパークホテル ザ 名古屋という仰々しい名前のホテルだ。
部屋にバスタブはないが、大浴場がある。シングルを取ったのだが、トイレにドアがないので驚いた。
シングルにしては広めの部屋。


ガ~ン!トイレにドアがない!絶対一人でなければ泊まれない
夕食は名古屋大ビルヂングの中の店でひつまぶしを食べた。
ひつまぶしの店は大変混んでいた。30分くらい並んだだろうか。外国人の姿もあった。
「金子様ご一行様、どうぞ」
お姉さんに呼ばれて店の中へ。
「お飲み物はどうしますか」
酒のお品書きを見ると、どれも高い。
「いりません」
銀子姉さんとくうみんは言った。二人とも高い酒は飲まない。金子姉さんは酒はもともと飲まない。

一度で3度おいしいひつまぶし。全体を4つ訳にしてから、一回目はそのまま、2回目は薬味を入れて、3度目は出汁をかけて食べる。残りのひとつは気に入った食べ方で食べるのがいいそうだ。
ひつまぶしを食べてからホテルに帰ったが、もちろんホテル下にあるコンビニで酒を調達した。風呂に入ってから一杯やった。
このホテルは快適なのだが、一つ良くないところがある。冷蔵庫があまり冷えない。くうみんは製氷機から氷を取ってきてビールを冷やした。
翌日の朝は、名古屋名物モーニングセット。駅地下のコンパルで。

飲み物で値段が変わるらしい。くうみんは野菜ジュースを注文。
名古屋にはマラソンで2回来たことはあるが、観光はしたことがない。なので定番中の定番、名古屋城と熱田神宮へ行くことに。
名古屋城では入り口付近でボランティアの法被を着たおじさんが暇そうにしていた。何やら無料で案内してくれるらしい。お願いする事にした。他にも2組が一緒に回ることになった。
「あそこに武士がいるでよ、写真撮ったらどうだね」
ボランティアのおじさんが言うので、せっかくなので写真を撮った。

名古屋城には武士や忍者がいた。熊本城にもいたが、熊本城の武士は役者がしているらしい。しろうとでは様にならないと。この人たちも役者かな?

忍者の中にはくのいちも
「この石には字が書いてあるだがね」
ボランティアのおじさんは、名古屋弁で説明してくれる。


九州から石にくっついて来た植物

絢爛豪華な名古屋城の中

猫です

城主お目見え以上の部屋

当時は珍しいバラの花

にゃごや城
この石の大きさがよく分かるからと、ボランティアに言われて、はい、ポーズ!

くうみんはどれでしょう?
お城の土台には記号を彫った石もあった。
「これは前田の紋だがね」
「へえ、そうですか」



昭和の初期だか、名古屋城の屋根に上ってしゃちほこの金を盗んだ泥棒がいたそうだ。名古屋城の上に登ったが、屋根はすごい急こう配で、こんなところによくまあ…絶対プロの仕業だと確信した。

実際はもっとすごい急こう配だ
次は熱田神宮に銀子姉さんと一緒に行った。金子姉さんは疲れたのか駅近くで待っていると。
熱田神宮では100円でたくさんのお願いをした。お願いのことばかりを考えていたので写真を撮るのを忘れた。
熱田神宮を後にしたが、まだ時間がある。くうみんだけ、新しい観光スポットだというオアシス21に行くことにした。
オアシス21は栄駅を降りたところにある。
オアシス21 水の宇宙船
地上階と地下からなる立体型公園のオアシス21。
様々なイベントが開催される銀河の広場、飲食店や物販店も。
夜はライトアップされてロマンチック。
… という能書きが、↓のリンクにあった。
オアシス21とは…
期待していくと単なるバスターミナルの上に誰もいない広場があるだけだった。

これが水の宇宙船!

さすが名古屋だ!!
名古屋の趣味に感心しながら駅に着いた。売店でなるべく冷たいビールを選んで新幹線に向かった。
3時を少し過ぎた時間の新幹線を選んだのは、金子、銀子姉さんたちのリクエストからだ。
くうみんは車内でお弁当を食べながらビールを飲むのを楽しみにしているので、お昼くらいの時間を選ぼうとした。しかし、そこに待ったが入った。
「もっと遅い時間がいいわ。どこかでお昼ご飯を食べましょうよ」
「そうですか、わかりました。じゃ、夕食の支度に間に合うくらいの時間でいいでしょうか?」
すると、金子、銀子両姉さんはキッとなって首を横に振った。
「ダメよ!!もっと遅い方がいいわ!夕食の支度をしないでいいくらいの時間にしてちょうだい!夕食はお弁当を買っていくから!」
「は」
そうであったか。
新幹線の指定席には金子、銀子両姉さんがすでに座っている。
「無事に落ち合えたわね~」
「オアシス21ってどんなところだった?」
「こんなところです」
くうみんはデジカメを見せた。トホホだった。
新幹線は時間通りに出発し、銀子姉さんとくうみんは缶ビールを開けた。
銀子姉さんは小さい缶で、くうみんはロング缶。金子姉さんは酒を飲まない。おじさんのお姉さんなのに、変なの。しゃべりながら飲んでいると、くうみんは酔いが回ってきた。
楽しかったな、いとこ会。おじさんもきっと来ていたんだろうな。
でも、生きて参加すればもっと楽しかったのに。
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