オバ友とガス抜き

 東京某所でオバさん仲間と会った。たまに会って心の中にたまった毒ガスをブツブツと発散するためと、こうなったらいいねという夢を語り合うためだ。

 二人とも酒豪なので食べるものより酒の注文の方が多い。
「まったくやんなっちゃうわよ~」
「ほんとよね~」

 オバ友は親の介護問題で頭が痛いらしい。うちはまだしっかりしているが、いつヨレヨレになるかわかったもんじゃない。
 話題は親の介護問題から、友達のうわさ話まで多岐に及ぶ。
 以前はくうみんは小説を書くと言う夢を語ったことがあるが、今ではその話題はなくなり、代わりに最近始めたライティングの仕事の話になる。
「胃が痛くなっちゃってさ~」
「分かるわ~」
 このオバ友も、以前は似たような仕事をしていたそうだが、頭を使う仕事は疲れると。くうみんの頭が悪過ぎて、疲れるのではないらしい。

 相手の意向に沿った記事が書けるのかとか、納期に間に合う仕事量を見極めるとか、初めての仕事のときは緊張しまくる。金を稼ぐんだったら、コンビニのレジ打ちでもした方が稼げるだろう。でも、今のくうみんにとって、稼ぎの多寡は問題じゃない。一度でいいから自分の文章で千円、二千円でもいいから稼いでみたい。そんな世間知らずの奥様みたいなことを考えている。

「お前は働かなくていい」
 おじさんは言ったけれど、それは私の方が先に逝くと思っていたから。取り残された私は、夢を追いたい。
  
 二人のオバさんは、飲みかつ食い、日頃のストレスをブツブツと発散していくのだった。

お通しのサラダ
 お通しのサラダ お通しがサラダって手抜きなんじゃない?

ちくわの磯部揚げ
 ちくわの磯部揚げは子供の頃好きだった。お弁当にピッタシ!

刺身6点盛り
 3点盛りにしようとして店員から「5点盛りの値段で今なら6点盛りにできますけど」と言われ、欲が出て6点盛りを注文

チヂミ
 チヂミはカリカリ

山芋のステーキ
 山芋のステーキだって。甘辛いしょうゆベースのタレが山芋の食感に合う

キムチ鍋
 居酒屋の鍋は量が少ないものだが、ここのはかなりボリュームがある。言わなくても判るだろうが、この手はオバ友の手。指がすんなりと長くてくうみん垂涎の白魚の手

焼うどん
 〆のエビ焼うどん。干しエビとむきエビが入ってつるりとしたのどごし

 いい加減毒ガスを発散して、オバ達は居酒屋の個室を後にした。

 その個室には屁、ならぬ毒ガスの悪臭が立ち込めたことだろう。

スカイツリーと分からんタワー
 向かって右にあるのはかの有名なスカイツリー。左に小さく輝くタワーはたぶん市川アイリンクタウン。展望台が穴場

 いいかげん酔っぱらったので、また乗り過ごすことのないよう、地下鉄の中では必死で起きていた。だから、今度は乗り過ごすこともなかった。

 


 


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台風なのにオジさん達の合唱を聞きに行った

 その入場券が届いたのは8月初めのことだった。今も変な天気だが、今年の夏も変な天気で、確か夏の一番暑いであろうその時期はかなり涼しく過ごしたはずだ。
 おじさんのいとこであるヒトシちゃんからだ。何でも大学時代は男声合唱団(グリークラブと言う)に所属していたらしい。 

「オジさんパワーを見てください」
 と、一言書いてあった。

 先日は直前のメールが届いたのだが、
「満席が予想されますので早めに来てください」
 と強気のメッセージ。ホンマかいな。

 会場は横浜なので、金銀姉さん及びそのご主人と、中華街でランチをして、それから会場に向かうことにした。

 そしてついにこの日が来た…と思ったら、台風22号で心配な天気。しかし、行かない訳にも行かず、まずランチ会場の中華街にある「山東」へ。

 この店は初めて中華街でミシュランに載ったという。特に水餃子がおいしいというので、これを中心に注文。一人前10個。5人で行ったけど4人前注文。あと3品ほどサイドメニューを注文した。
 サイドメニューの豚と黄ニラの炒めと卵とトマトの炒めは盛りが超少ない。点心は4個入り。

 水餃子は普通においしいという程度だった。
「炒め物は塩味が強すぎるわね」
てと、お姉さん方から不評だった。くうみんも、おじさんとよく行っていた近所の店の方がおいしいと思う。ミシュランよりも自分の感覚が大事。

 食事が終わって雨の中を会場に向かった。グリークラブ発表会場の入り口には本当に行列ができていた。みんな家族や友達なんだろう。入場券には一応2千円という値段がついているが、オジさん達には金を取る度胸などないだろう。くうみんもタダで貰った。

 これがオバさんだと、そうは行かない。

 くうみんは以前フラメンコを習っていたが、発表会のときは会場代やら何やらで、一人1万数千円を支払った。10枚くらい券を貰ったが、これには2千円の値段がついていた。
 くうみんには、これを友達に売りつけるなどと言う図々しいことはできなかった。しかし、当時そこにいたオバさんたちの幾人かは、完売したと言う。
 この人達の営業能力は大したものだ。自分のド下手な踊りで金を稼ぐなどという離れ業をやってのける。この営業力のある人達を家庭に縛り付けておくのは日本経済の大きな失点であると感じたものだ。
 おばさんというのはこのようにオソロなものである。

 しかし、今日はいつもであれば影の薄いオジさんがメインだ。いったいどんなステージになるんだろ。

 あまり前の方では首が疲れると、適切な位置に座った。なるほど遅く来たのではいい席は取れないようだ。そのうち会場が暗くなり、司会者が挨拶。そして、オジさん達がステージ上に立つ。

 おお!すごい!おやじだらけだ!!

 現役の若い者も2、30人いるが、その何倍ものオジさんたちがいるのだ。皆、同じような真っ黒いスーツを着て、蝶ネクタイをしている。
 ヒトシちゃんはトップテノールと言っていたが、トップテノールと言うのは「特に上手なテノール」という意味だと思っていたが、「特に高いテノール」という意味だった。次にセカンドテノール、バリトン、バスと続く。
 バリトンとバスは同じ意味だと思っていたが、バスが一番低いというのも初めて知った。

 その後もくうみんの勘違いは続き、「カエルの歌」を歌うというので、てっきり「カエルの歌が、聞こえて来るよ、ぐぁっ、ぐぁっ、ぐぁっ、ぐぁっ、ゲコゲコゲコゲコ…」だと思っていたら、「男声合唱団のための組曲蛙の歌」と言う草野新平先生作詞の、由緒正しい歌だった。

 日頃影の薄いオジさん達であるが、この日は圧倒されっぱなしだった。なんと200人もの老若男子が勢ぞろいしたのだから、台風22号も吹っ飛ばすような勢いだった。

 写真が撮れればよかったのだが、「写真NG」ということだったので、このオジさん達の雄姿はお見せすることとはできない。オジさんパワーに圧倒されながら、2時間余りの合唱は終わった。

 金子姉さんのご主人益々しめじさんは、
「ブラボ~!!」
 と叫んだ。金銀両姉さんはいっしょけんめになって存在をアピールしていたので、くうみんも真似をして大きく手を振った。銀子姉さんのご主人の万年螺利宝さんは押し黙っていた。
 ステージ上のヒトシちゃんは気づいたらしく、はにかんだような微笑みを浮かべた。

 オジさん達は、どっこい生きてるぜ!!と、今日ばかりは元気いっぱいだった。

 明日からはまた、哀愁を背中に漂わせたオジさんに戻るのだとしても。
 
  

 

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開かないリンドウの咲かせ方

 おじさん及びくうみん父の祭壇に飾るため、くうみんは良く花を買うようになった。仏様がいないときは、結構高いので花を飾ることはあまりなかった。しかし、仏様がいると、そんなことを言うのもかわいそうだ。特におじさんが亡くなってからは、花は切らしたことがなかった。

 しかし、この長雨でいつも花を買いに行く店に行くことができなかった。他でも花は売っているが、その店は新鮮なお花が安く売っている。先日やっと雨が上がったので、買いに行ったのだが、野菜だけでなく、花もこの長雨にたたられて、あまり入荷していない。
 
 秋らしい花がいいと思って見ていると、リンドウが目に入った。リンドウは、花が開かないことが多いので、くうみんはあまり好きではない。でも秋らしいお花で、手ごろな値段のものははこれくらいしかなかった。
 たまにはいいか。そう思ってリンドウを買った。

 おじさんの祭壇とくうみん父の祭壇、そして玄関と洗面所にリンドウを飾った。長持ちするけど、やっぱりつぼみのまま、花が開かない。
 どうしたものか、PC検索すると、リンドウにはエゾリンドウと笹リンドウがあって、笹リンドウは花が開くが、エゾリンドウは花が開かない。お店で売っているのは、エゾリンドウ、あるいはエゾリンドウと笹リンドウの雑種の園芸種なので、花が開きにくいらしい。
 リンドウは、日当たりがいいと花開くという情報も手に入れた。

 やってみよう。最近天気がいいから、外に出して日光浴させた。
 水がぬるくなって花がだめになっちゃうかな?ダメもとでやってみた。

 すると、おや、花が開いたではありませんか!

咲かないリンドウ2
 洗面所に飾っているリンドウ

開いたリンドウ2
 ちょっとだけ開いた

咲かないリンドウ1
 おじさんの祭壇に飾っているリンドウ

開いたリンドウ1
 だいぶ開いた

 しかし、また屋内に戻すと、はじめから開いている花はそのままだけど、日向において花開いたつぼみは、またつぼみに戻ってしまった。屋外に出さなくても花開いたリンドウは、笹リンドウの血筋が濃い子達で、つぼみに戻ってしまうリンドウは、エゾリンドウの血筋なんだと思う。

 くうみんはおじさんには贔屓して、くうみん父や玄関に飾る花よりも、ゴージャスに、本数を多くしている。もちろん、一番いいと思われるお花を飾っているのだが、なぜかくうみん父の方に飾った花の方が何日か経つときれいに咲いていることが多い。

 これって何だろう?大変気になる。
 




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テーマ : 花のある暮らし*
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最近のトホホな日々 開運の予感?

 10月22日は10キロマラソンの予定だった。どうせ勝てる勝負ではないから、出るつもりはなかったんだけど、鍼灸の先生が
「10キロ走れるかどうか、試してみるように。ただし、全力で走らないように」
 というくうみんにとって最も難しい要求をするのだった。

 出るなら勝ちたい。勝つためには全力疾走してしまう。それはいけないと。ゆっくり走ってみるようにと。

 出場することを前提に、土曜日は禁酒した。持久運動に欠かせない、炭水化物の多い食事をする。台風が来ているけど、どうなるんだろう?
 マラソン大会は、雨天決行が原則だ。今回も決行するということだが、最終決定は当日朝5時に決まるので、HPで確認するようにと。

 22日の朝、大雨が降っていた。
「こんな雨の中、走るのは嫌だなあ」
 そう思いつつ、朝カレーを食べた。これも持久運動のエネルギー源だ。

 ひょっとして中止になるかな?淡い期待でHPを見ると、おお!

 やった!中止だ!!

 朝カレーを食べ終えると、鼻歌交じりに晩酌に飲むビールを冷蔵庫に格納し、今日はこれでのんびりできると、安どした。

 一日中だらだらして過ごし、大雨降る夕方、近くのスーパーに行くと、昨日は100グラム198円で売っていたタコが、100g168円になっていた。良かった、昨日買わなくて。でも、今日はタコの気分じゃないから買うのや~めた。

 日光ではいろいろトラブルがあって、最近あまりいいことがないと思っていたけれど、

・マラソン大会が中止になったこと。
・朝カレーが食べられたこと。
・高いタコを買わずに済んだこと。

 という素晴らしくいいことがあった。

 これから運が開けて行きそうな気がする。ということにしておこう。トホホ…


 




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テーマ : ひとりごと
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実録!おやじの海 その2 

 性懲りもなく2連チャンの裏同窓会となった。

 2回目の会場はブロ友のグルメmamatamさん推薦の割烹「しか野」さんだ。門前仲町駅から出口6番より徒歩1分。
「おいしい店なのよ」
 一度行ってみたいと思っていたが、こんなところで夢がかなった。席だけ予約したが、当日はあいにくの雨で出口からすぐなのに、暗いので少しだけ迷った。
 
 6時ちょっと前に着いたが、やはり私が一番乗り。席に座って待っていると、携帯が鳴った。一年先輩のAさんだ。
「店、どこにあるのか?今○○っていう居酒屋の前なんだけど」
「すぐです。迎えに行きます」

 携帯を耳に当てながら歩いていると、向こうの方から縦にもデカいが横にもデカい男性がスマホを耳にしていた。
「あれ、Aさん?」
「おお、くうみんか」
 学生時代より30キロ太ったという。偶然街中で会っても判らずに素通りしそうな変わりようだ。でも、声は同じだ。

 おやじ共はほどなく全員集合、mamatamさんお勧めの品を注文した。来るまでの時間が長いのが玉に瑕だが、どれもおいしかった。

 どれも少しづつ箸を付けてしまった。

イカ焼き
 味噌漬けになっていて、一味違うイカ焼き

里芋のから揚げと鮪の薄造り
 mamatamさん推薦のカワハギの造りは売り切れだったので、同じく推薦の鮪の薄造りと里芋から揚げ

トウモロコシから揚げ
 mamatamさん選外だが、女将がお勧めだというので注文したトウモロコシのから揚げ

豚の角煮
 豚の角煮は思っていたのと違って薄味のスープの中に豚肉が入っている

 昨日に引き続き、おじさんの遺影を持って行った。昨日は個室だったから問題なしだけど、今日は個室じゃないから、どうかな?心配だった。
 しかし、店の女将はおじさんにも小さなグラスを持って来てくれた。何が好きなのか聞かれたので、ビールを注いでもらった。

 食べ物屋さんでなかなかこんなことはしてくれない。くうみんが持って行ったのはもちろん小さな遺影だったが、これの持ち込みも嫌がる食べ物屋さんは多い。ここまでしていただけるとは思わなかった。

 今日はおやじの鉄板話題、仕事のことだ。

 K君は某組合の支店長だとかで、ノルマが大変なのだそうだ。精神安定剤が欠かせない毎日らしい。彼はダイエットでも何でも、やると決めたらとことんやる方なので、追い詰められてしまうのだろう。でも、学生のときは気づかなかったな。こんなデリケートな人だなんて。

AさんとK君
 向かって右は意外とデリケートだったK君。そうは見えないよね。どう見てもタコオヤジ。左は30キロ太ったAさん

 Aさんは小学校の先生で、日本で一番と言われる国立大学卒の人と共著で本を書いたという。
「素晴らしいですね!!うちらのようなへっぽこ大学卒の人間が、そのような一流大卒の人と一緒に本を書くなんて」
 Aさんは否定しなかった。

オヤジ3人組
 そう言えばAさんはねずみ男というあだ名だった

 おじさんと同業者のI君は、結構淡々としていた。

 S君は今までずっと独身を通しているという。見た目もそんなに悪くないし、恋をしたこともあるだろうけど、縁がなかったのかねえ。

「くうみんは今後どうするの?」
 誰かが聞いた。再婚はありか?そういうニュアンスだった。

「私はずっと一人でいる」

 別におじさんに操立てしている訳ではない。今から違う人に合わせるなんて面倒くさい。一人暮らしの気ままさも居心地良くなったし、旅行だって一人の方が気兼ねがなくていい。時々母と行くのは親孝行のつもり。

 第一、くうみんは男に全くモテない。

「来年も会いたいね」
「今度はあいつも呼ぼうぜ」
「うん、そうだね」

 地味~なオジさんとオバさんは、そう言って来年の再会を約束したのだった。


 

追記
昔しでかした記事は以下の記事の前後

やらかしから宣戦布告へ




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