くうみんのブラック内職その後

 ブラック内職でたまに文章を書くようになった。はじめの頃は依頼が来ると胃が痛くなるほど緊張した。これを和らげるには書くしかない。

 とにかく依頼された文章を毎日、できる限りの時間を取って書き続けた。納品後も、オーケーを貰うまでは落ち着かない。2、3日も返事がないと不安になったものだ。これでいいです、ありがとうございます。この一言を聞いてやっと人心地付く。

 しかし、今ではだいぶ慣れてきた。仕事が来ても放っておくことができるようになった。それに最近は自分から仕事を探すようなことはしないで、しかも葬儀やお墓のことに限定して受けるようにした。

 依頼されたことを書くためには調べなくてはならない。ネット検索だけではどうしても文章が似てしまう。ライターがネット記事を丸写しをしていないか、調べるアプリもあるらしい。だからという訳ではないが、くうみんは図書館で本を借りて勉強する。葬儀に限ると、かなり知識がついて来たので、調べなくてもササッと書くこともできるようになった。

 なぜ葬儀に限ったのか?くうみんはこの年で、すでに2回も喪主をしている(トホホ)。普通の人より葬儀に慣れている。これが一点と、葬儀はあまり人が書きたがらないテーマなので、他のテーマより報酬がいい。ちょっとした法律関係の記事と肩を並べるくらいの報酬だ。

 と言っても、一文字1円だけどね。1円ライターって言うんだって。ほとんどの場合、手数料はこっち持ちだから一文字0.8円くらいになってしまう。

 ちょっとしたお小遣い稼ぎのノリだけど、会社の給料だけではやっていけないので、隙間時間で稼ごうという人もいるらしい。

 中には純粋に一文字1円払ってくれるクライアントもいるけど、期日の迫ったやっつけ仕事、だから受けられないこともままある。

 葬儀もだけど、お墓のことはかなり勉強になった。今はこんなお墓があるのか…これなら一人でも大丈夫、もし家のお墓の承継者がいなくても、これなら安心できる、そんなお墓もあることが分かった。

 くうみんはいずれおじさんのいる墓に入ることになる。そのあとは親戚のミカエルが継いでくれるという。だから安心しているのだけれど、もし重荷だったら、無理しなくてもい大丈夫だよ、ミカエル。




 
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わ~い!!

 ピンポ~ン♪

 出かけようと上着を羽織った所でチャイムが鳴った。何だろうと思ってドアホンに出たら、「S川急便です」
 なんだろう?楽天でお買い物もしていないし、西太后陛下がまた、くだらないものを送ってよこしたんだろうか?

 ドアを開けるといつものS川急便のおっちゃんだ。シャチハタはいつも玄関に置いてある。
「ありがとうございます」
 そう言ってドアを閉めた。サントリーから懸賞品が届いたらしい。
「なんだろう?!」
 何か当たった!胸のときめきを押さえつつ、開封すると中から風呂敷包みが出てきた。

風呂敷包み

「ん?」
 
上品な弁当箱のようなもの
 何やら上品な弁当箱のようなものが…

何じゃこりゃ!
 弁当箱の、ふたを開けるとこんなものが…

「何よこれは!面白グッズか?!人をおちょくっているのか?!」
 そう思っていると、一番奥から説明書きが出てきた。

写真カード
 カードの下に説明書きが…

 それによると何やら、47都道府県の旅行券が当たる懸賞に外れた人のwチャンス賞に当選したようだ。

 やった~~~~!

これより一つ選べってか
 この中から一つ選ぶ。どれがいいかな?

 どれを選べばいいか、目移りしちゃう。やっぱりお肉がいいかしら?この中から良さそうなのを第一次審査、第二次審査…と、選んでいこう。

 値段も確認して、なるべく高いのを選ぼう。

 こいつは葬式後から縁起がいいわい。ひょっとして、お義母さんからの贈り物かしら?






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おじさん母の葬儀で思ったこと

 参列者も少ないので葬儀は、一日葬にしたようだ。一日葬と言うのは新しい葬儀の形だ。お通夜を省いて告別式だけする。普通は菩提寺の坊さんなんか、「一日葬なんて聞いてないよ~」と、戸惑うこともあるらしいが、おじさんの家は、なんちゃってカトリックなので、うるさいことを言う人はいない(ミカエルはちょっとうるさい)。今回もおじさんの時と同じように無宗教の音楽葬にした。

 葬儀の始まる前、さくら葬祭の社長のKさんに挨拶した。
「その節はお世話になりました」
 おじさんの葬儀のときも、この方にお世話になった。
「最近葬儀や霊園のコラムを書くようになったんです。転んでもタダじゃ起きねぇ~、なんて、ははは~」
「そうですか、何かわからないことがあったらメールしてください」
「よろしくお願いします」

 自分からは仕事を探さないようにしているが、結構頼まれることが多くなり、勉強したおかげで自分の知識だけでもかなり書けるようになった。でも、専門家のアドバイスがあれば、鬼に金棒、くうみんにビール。

 背の高い男性が一冊の本を持って来てくれた。k社長の書いた葬儀の本だ。
「くうみんさんのご主人の葬儀を担当した者ですよ」
 k社長に言われてよく見ると、おお!w氏ではないか!

 結構イケメンだと思っていたが、かなり太った。顔がかなり大きくなったような気がする。以前がかなり痩せていたので、デブではないが、太るってユーモラスなことなのね。
「ずいぶん太りましたね」
「わ、わかりますか?」

 太ったのはわかるよ!でもあのw氏だとはわからんかった。

 葬儀のときのスライドショーで思いがけずおじさんの写真が出てきて、涙したくうみんだが、葬儀の会食ではいつもの元気が戻った。まず、回りを酒飲みで固めた。酒を飲まないおじさん方姪のギリーと、西太后陛下がいるのは許す。

 くうみんは瓶ビールを手にした。
「ん?」
 ビールだと思ったそれはビールによく似たノンアルビールだった。
「これ、手を付けちゃダメよ!ノンアルよ!」
「わあ、本当にそっくりだ!」
 間違って栓を抜いてはならないと、遠いところにはねておいた。 

 献杯の後は飲みかつ食べた。寿司にオードブルセット、煮物など。

「私イクラはダメ、嫌いなの」
 ギリーが言う。おじさんのいとこのみっちゃんが尋ねた。
「へえ、どうして?」
「味が嫌いだから」
 どうしてって言っても、嫌いな食べ物に理由はないのだ。

 人数の割に食べるものの量が多い。くうみんのいるこの島は比較的若者が多かったので、残り物が次々と運ばれてくる。
「これ、残ったの。もったいないから食べて」
「いただきま~す」

 一つの寿司を指さして、ギリーが尋ねてきた。
「なに、これ?イカ?」
 くうみんは寿司を喰いながら答えた。
「それはイカじゃねぇ、トリ貝じゃ!」
 ギリー、おめ~普段大したもの食ってないな。遠慮するな、ウニでもトロでも食え!

 大食い選手権のような雰囲気になってきた。男どもがまず脱落し、まだ食べているのはギリーとくうみんだけだ。ギリーとくうみんの一騎打ち…若い者に負けるものか!!

 そこへ放送があった。
「おじさん家の皆様、火葬場にお集まりください」
 食べるのはここまで!しかし、よく食べた。ほとんど残らなかったが、もしタッパウェアでもあったら、持ち帰ったことだろう。残念だ。

 K社長の先導で火葬場に移動する。

 お義母さんの骨はほんのちょっとしかないように感じた。そうだよな、木が枯れるように亡くなったんだもの。

 骨を拾って葬儀は終わった。雨が降りしきる中、タクシーで駅に向かった。雨が降るのは故人の悲しみだというが、悲しいの?お義母さん。
 くうみん母は一人で帰れるだろうか?大丈夫だろうか?心配だったが、
「大丈夫だ!」
 というので一人で帰らせた。性格は悪いが大したものだ。おじさん母があの年のときはもうだいぶ来ていたもんなあ。

 ということで面白おかしく書けばおじさん母の葬儀はこんな感じだったのだよ。

 しかしな、あのスライドショーに泣かされたのはくうみんとお姉さん達だけではない。おじさんいとこのHちゃんも泣かされたという。罪作りなスライドショーだ。
 おじさんの葬儀でも
「いかがですか」
 と、w氏が勧めて来たが、
「悲しくなるからしません」
 と断った。これ、正解だったと思う。あの時は金もかかるし、と思って断ったんだけど…

 絶対泣き崩れていたと思う。いくら元気に見えてもな、死別は悲しいものなんだよ。

 おじさんのバッカヤロ。

 
  

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はい、それまでよ~

 高校時代の友達から、ドライブに誘われた。
「私と○子の3人で会おうよ」
 この人達とは付き合わなくなって久しい。かなり変わった人達だから、ずっと距離を置いていた。でも、天気もいいし、たまには会って話でもしようか?

 千葉県の茨城県に近い田舎町。○子の運転でドライブした。
「そうそう、ガソリン代、千円づつ出してくれるかしら?」
 そうか、ガソリン代ね。うん、わかった。

 お昼ご飯は近くのステーキハウスに。
「くうみん、ご主人亡くなって、大変だったね」

 なんだこの二人、知っていたのか。おじさんが亡くなってすぐにメールで知らせたはずなのに、その時はウンでもスンでもなかった。だからこの二人には連絡しなかったのか?と思ったほどだ。

「亡くなってすぐのときはそっとしておいた方がいいと思ったのよ」 

「どうして亡くなったの?」
 今さらそんなことを聞くな!死因はあまり聞くものではないというが、亡くなってすぐのときに聞くならまだいいし、変な詮索されるくらいなら、聞いて欲しい。

「悲しい?」
「生活は大丈夫?」

 くうみんはたまらず言った。
「もうそんなこと、聞かないでくれる?」
「いやかしら?」

 いまさらそんなことを言われても、悲しい気持ちがよみがえるだけ。
「悲しみを私たちにぶつけてくれたらいいと思って」

 悲しみをぶつける?甘えてくれてもいいのよってか?あんたらに甘える気はない。それに悲しみをぶつける、そんな時期はもう過ぎた。

 葬儀のマナーと言う。大切な人を亡くした人への礼儀と言う。これはいわゆる虚礼だろうか?

 喪主がそれを辞退しているとき以外は、人が亡くなったときは取るものもとりあえず駆けつける(通夜や葬式ね!)、または「大変驚いています」と、手紙や今だったらメールで知らせるのがマナー。ただし、電話は厳禁。

 時の経過とともに、徐々に喪の色を薄くしていく。

 不幸のあったときはこうするものだという昔からのしきたり、作法は悲しむ人の心をケアする上での最大公約数のように思う。昔からのしきたりと言うのは、先人の知恵の凝縮であると言っていい。

 だから冠婚葬祭は、気の利いたことをしようとか、言おうとかせずに、とりあえずしきたり通りにするのが一番だ。しきたりも世につれ変わっていくことはあるが、あなた方にしきたりを変えるほどの能力があるとは私には思えない。

 やっぱりあなた方とは付き合えない。

 ってことで、はい、それまでよ~。 

 
 



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しばらく休みます。

 思うところあり、しばらく休みます。

 探さないでください。

 な~んちゃって、オホホ。




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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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