どうか私のようにならないでください

 夫が亡くなると言う心神喪失状態のときは、とんでもないことをしてしまうものです。

「AさんとBさんに相談するように」
 これではどうしていいのか、わかりません。
 
 自営で仕事をしている人は、万一の場合はどうすればいいのかということを文書にしてあとに残された家族に託しておくべきです。

 優秀で、性格のいい番頭さんがいれば、その方に任せるのがベターですが、私の夫のように一人でやっている場合は特にそうです。

 具体的にどうすればよいか、年間の仕事の流れを書いておき、緊急の仕事があった場合はその仕事を待って貰うとか、そうでない場合は誰に頼むのか、そういったことを簡潔にまとめて書いておくべきです。
 これを二人以上の家族、肉親と一緒に開いて見るように伝えておくことです。
 いくら具体的に書いてあったとしても、混乱した人は読み間違い、勘違いをするかもしれないからです。 

 もし、何かを決断するときは決して一人で決めてはならない。必ず二人以上の家族や肉親と一緒に決めるように。相談する人が一人だと狂った人を前にして流されてしまうかも知れない。冷静な人2人なら、狂った人を前にしても冷静な判断ができることでしょう。

 同じ仕事をしている人への相談は、どうしても必要になると思います。その場合は、遠い所で同じ仕事をしていて、利害の全くない人に相談するのがいいと思います。
 近くの人では、利害がありますので、今回の私のようになりかねません。

 今回の場合も、こんな方法もあると、正しいアドバイスをしてくれたのはみちのく某所で、秤士をしている人でした。この人は学生時代のサークル仲間です。

 ですので、学生時代の友達などで、遠い所で同じ仕事をしている人とは、年賀状でもいいから連絡を取れる状態にして、いざというときのアドバイザーになっていただけるようにしてください。普段疎遠な方が、利害関係がないので公正な意見を言ってくれるものです。

 普段いい人だと思っていても、金銭が絡むと人は鬼になる。良く言われますが、本当にその通りでした。そして、せっかくの好意も、用済みになれば顧みられることもなく…

 あとに残された者が、悲しみだけでなく、苦い思いをしなくて済むように、今すぐに自分亡き後のことを書いておいてください。

 縁起でもない?そのうちに書く?

 いいえ、縁起なんて私のようになったものにとっては虚しいものです!今すぐに書くのです!

 私の夫もこんなに早く亡くなるなんて、その瞬間まで思っていなかったことでしょう。

 生前の夫との会話。新聞の年金記事を見ながら夫は言いました。
「年金の受け取りは繰り延べした方がいいな」
 それに対し、私はこう答えました。
「私、そんなに長生きしないと思うから、貰えるようになったらすぐに貰う」
 夫はちょっと考えてから、言いました。
「そうか、それじゃお前がもらうその年金は、残された俺のための貯金になるんだな」

 そう、夫も私も、先に逝くのは私だと思っていたのです。

 先に逝ったものは日ごと美しい思い出になる。

 残された者は、逝ってしまった人を日々思う。追っても追っても近づかない、蜃気楼のような、愛しい人を思う。

 夢で会えたら。霊に会えたら。そして、迎えに来てくれたら。

 残された私が愛しい人を偲ぶためには、あなたが残した衣服や、身の回りの物を抱きしめることしかできない。

 こんな哀れな残された者をもっとみじめにしないように。
 
 



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こんばわ

なかなか重い内容ですね
私も死んだおばあちゃん、おじいちゃんに逢いたいです。
迎えに来てくれるのかな? 私はきっとあの世で逢えると信じてますね

こんばんわ

世の中なんでもいきなりです。いいことも、悪いことも(´・ω・`)

計画立ててもその通りにいくのは短期間。人生設計など砂上の楼閣です。そのことをいつも心に踏まえて前を進むしかありません。

私は…私も先に逝きたいなあ(泣)

信頼できるのは誰?

友人から「いつも大事なことを一人で決めちゃうんだから…」と叱られます。
常日頃から人生経験豊富な友人たちに相談していれば、より良い人生が送れていたかも知れませんね。

万が一の時の対応を家族に伝えるだけでなく、信頼できる同業者にも…

って、待てよ、待てよ?
AとBはご主人にとっては信頼できる同業者だったんじゃないのか?

あ〜世の中は辛いわぁ(>_<)

No title

ご自身を責めないでください。

悪いのはくーみんさんではないです。

だから悲しまないでください。


ご主人は案外、お空から微笑んでおられるかもしれません。
どんな方か存じないながらも、過去のブログを拝読するかぎり
寛容な方だとお察しするからです。

もしも失礼がったらすみません。
でも、やっぱり私でも同じことをしたと思います。

顧客に迷惑を掛けないようにと。

その時点では最善の策に違いありません。


大事な人が亡くなったときに、故人を偲ばずに
自分の今後を考える余裕のある人はいないと思います。
そのようなときに
顧客を優先して行動されたくーみんさん自身を
ご主人は誇らしく見守っておられるような気がします。




Re: こんばわ

 がちょー様

> なかなか重い内容ですね

 はい、後悔しきり。

> 私も死んだおばあちゃん、おじいちゃんに逢いたいです。
> 迎えに来てくれるのかな? 私はきっとあの世で逢えると信じてますね

 どうなんでしょうね?でも、昔からの言い伝えってウソとは言い切れない。私も信じます。

Re: こんばんわ

 phiro様

> 世の中なんでもいきなりです。いいことも、悪いことも(´・ω・`)
>
 そうですね。いいことも突然ですね。

> 計画立ててもその通りにいくのは短期間。人生設計など砂上の楼閣です。そのことをいつも心に踏まえて前を進むしかありません。
>
 前に進むしかないか。その通りだね。

> 私は…私も先に逝きたいなあ(泣)

 親より先に逝ってはいけないよ、やらかしっこちゃん。

Re: 信頼できるのは誰?

 小倉あん様

> 友人から「いつも大事なことを一人で決めちゃうんだから…」と叱られます。
> 常日頃から人生経験豊富な友人たちに相談していれば、より良い人生が送れていたかも知れませんね。
>
 今そんなに不満がなければ今まで通りで良かったのでしょう。

> 万が一の時の対応を家族に伝えるだけでなく、信頼できる同業者にも…
>
> って、待てよ、待てよ?
> AとBはご主人にとっては信頼できる同業者だったんじゃないのか?
>
 そうなんですよ、いい人だと思っていました。だから利害関係のありようのない遠方の、同業者に相談するのがいいかと。それと裏切られても諦めのつく人ですね。かわいがっている甥、姪とか。

> あ〜世の中は辛いわぁ(>_<)

 渡る世間は鬼ばかり。

Re: No title

 どうか様

> ご自身を責めないでください。
>
 ありがとう。

> 悪いのはくーみんさんではないです。
>
> だから悲しまないでください。
>
 自分は悪くなくても悲しいよ~。
>
> ご主人は案外、お空から微笑んでおられるかもしれません。
> どんな方か存じないながらも、過去のブログを拝読するかぎり
> 寛容な方だとお察しするからです。
>
 あ~あ、とか思っているでしょう。

> もしも失礼がったらすみません。
> でも、やっぱり私でも同じことをしたと思います。
>
> 顧客に迷惑を掛けないようにと。
>
> その時点では最善の策に違いありません。
>
 AとBに頼る、これしか思いつかなかった。
>
> 大事な人が亡くなったときに、故人を偲ばずに
> 自分の今後を考える余裕のある人はいないと思います。
> そのようなときに
> 顧客を優先して行動されたくーみんさん自身を
> ご主人は誇らしく見守っておられるような気がします。

 だといいんだけど。おじさんはどこに行ってしまったのかねえ。
 どこのどなたか判りませんが、暖かいコメントありがとうございます。

くうみんさん、こんにちは

結婚は鳥かごのようなものだ。閉じ込められた小鳥は外に出たがるが、外の鳥はなかにあこがれる。そういうひとがいました。きっと私は外に出されてしまって慌てて中のありがたみを知った鳥なんでしょうね。

なかなか長い習慣をかえるには勇気が要ります。

No title

くうみんさんこんにちは。

AさんとBさん、本当に残念な方ですね。
御霊前に挨拶もしないなんて…
普段から親しく付き合ってきた人達ではないのでしょうか?
読んでいて悲しくなりました。

もしかしたら、旦那さんがAさんとBさんに相談してと言ったのは
人柄が良いからではなく、秤士としての能力を買っていたからかもしれない…とふと思いました。
秤士として、途中の仕事を引き継いでもらう事を考えると、誰でも良いわけではないのかもなぁと…。

私は秤士ではないし、全く畑違いの仕事ではあるものの
もし途中の仕事があって自分で出来なくなったらと考えたら、
自分のやり方に似た人とか仕上がりが自分に近い人とかに託したいと思うだろうなぁと思いました。
そうすることでクライアントも安心するだろうし。

仕事の能力という面において、旦那さんはAさんとBさんの事を信用していて、
人柄のことまではあまり考えていなかったのかも。
くうみんさんが傷つくことになるなんて、思っていなかったのかもしれませんね。

詳しい内情を全く知らずに書いているので見当違いの意見だったら申し訳ないです。

Re: くうみんさん、こんにちは

delica様

> 結婚は鳥かごのようなものだ。閉じ込められた小鳥は外に出たがるが、外の鳥はなかにあこがれる。そういうひとがいました。きっと私は外に出されてしまって慌てて中のありがたみを知った鳥なんでしょうね。
>
 delicaさんも波乱万丈の人生邁進中ですよね。私は言ってみれば鳥かごの中に残されたようなもの。

> なかなか長い習慣をかえるには勇気が要ります。

 それは言えてます。習慣ってした記憶がなくてもしてしまうこと。それを変えるのは…

Re: No title

 nayami様

> くうみんさんこんにちは。
>
 お久しぶりです。

> AさんとBさん、本当に残念な方ですね。
> 御霊前に挨拶もしないなんて…
 
 今日Bさんのうわさを聞いたが、客先ともうまく行っているそうだ。でも、霊前に挨拶に来ないのはなぜ?いただけるものをいただいたらお前なんぞ、用なしと思っているとしか思えない。

> 普段から親しく付き合ってきた人達ではないのでしょうか?
> 読んでいて悲しくなりました。
>
 AさんとBさんに…と言うのはだいぶ以前に聞いたことなので、事情が変わっていたのかも知れない。

> もしかしたら、旦那さんがAさんとBさんに相談してと言ったのは
> 人柄が良いからではなく、秤士としての能力を買っていたからかもしれない…とふと思いました。
> 秤士として、途中の仕事を引き継いでもらう事を考えると、誰でも良いわけではないのかもなぁと…。
>
 まあ、仕事はできるだろうね。

> 私は秤士ではないし、全く畑違いの仕事ではあるものの
> もし途中の仕事があって自分で出来なくなったらと考えたら、
> 自分のやり方に似た人とか仕上がりが自分に近い人とかに託したいと思うだろうなぁと思いました。
> そうすることでクライアントも安心するだろうし。
>
 > 仕事の能力という面において、旦那さんはAさんとBさんの事を信用していて、
> 人柄のことまではあまり考えていなかったのかも。

 おっしゃるように客先が安心することが一番です。私の気持ちなんて2の次、3の次で構わないのですが、でもねえ…

> くうみんさんが傷つくことになるなんて、思っていなかったのかもしれませんね。
>
> 詳しい内情を全く知らずに書いているので見当違いの意見だったら申し訳ないです。

 全くの見当違いでもないと思います。自分も大変なのにコメントありがとうね。

No title

「死」について考えることを「縁起でもない」と忌み嫌う人が多いので、
死後処理のことまで考えない人が多いのかもしれませんね。
でも実際問題、死後処理をするのはほかでもない家族なのだから、
仕事の引継ぎや遺産については、何をどうするのか、
しっかりと伝えることは絶対必要ですね。

くうみんさん、いろいろつらい思いをしたけど、今回の経験は
同じような状況になった人達の役に立つと思います。
今後はそれを通して人を救うことができるんじゃないかな。

Re: No title

キララ様

> 「死」について考えることを「縁起でもない」と忌み嫌う人が多いので、
> 死後処理のことまで考えない人が多いのかもしれませんね。
> でも実際問題、死後処理をするのはほかでもない家族なのだから、
> 仕事の引継ぎや遺産については、何をどうするのか、
> しっかりと伝えることは絶対必要ですね。

 よく死ぬことは良く生きること。後始末のことをきちんと伝えておくことは大切なことです。
>
> くうみんさん、いろいろつらい思いをしたけど、今回の経験は
> 同じような状況になった人達の役に立つと思います。
> 今後はそれを通して人を救うことができるんじゃないかな。

 そうありたいと思います。

No title

私も嫁さんもまだ若い(?)ので亡き後のことはまだ書かなくてもいいかなぁ~って思ってます。←こ、これが甘い?
最近まぢ思うのが、どっちが先でも経済的には苦労したくないし、させたくないなぁ~ってね。

Re: No title

シロー様

> 私も嫁さんもまだ若い(?)ので亡き後のことはまだ書かなくてもいいかなぁ~って思ってます。←こ、これが甘い?

 甘いっす。若いからと言って交通事故に巻き込まれないことはありません!

> 最近まぢ思うのが、どっちが先でも経済的には苦労したくないし、させたくないなぁ~ってね。

 そうねえ、私にとってはおじさんの仕事は全くわからなかったし、世間での影響は大。
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