公証役場へ 遺言

 公証役場へ行って、遺言と尊厳死宣言の公正証書を作成してきた。それはなぜかというと、いよいよ危なくなった…からではなく、かなり前から考えていたことだった。

 自分でも作れると本屋さんで作り方とそれ用の便箋も売っているが、自宅に置いてどこかに行ってしまうかもしれない。
 貸金庫に置いておくと、当人が死んだあとは預金の凍結とともに貸金庫も閉鎖されてしまうので遺言を出すのに一苦労すると聞いた。だからやはり公正証書を作ることにした。

 自分が死んだあと、こうして欲しいというのは死んだ後ではできない。頭のしっかりした今、きちんとしておきたい。

 常々思っていたのだが、やはり現実味を感じ始めたのは、くうみんがこの病気になってからのことだろう。
 それまでは自分が死ぬなんて考えたことがなかった。

 まるで永遠に生きていけるかのように思っていた。
 あと10年したらあれしよう、これしよう。それしか思っていなかった。
 この病気になって初めて、人間はいつか死ぬと気づいた。

 そしてこの8月におじさんを置いてくうみんは友達と旅行に行ったが、その時におじさんは決心したようだ。
「くうみんが今回、飛行機事故で死んだらどうなる?やっぱり遺言を書こう」

 子供のいる夫婦の場合は、配偶者に2分の一、子供に2分の一が相続される。しかし、うちには子供がいない。例えばおじさんが死ぬと、財産の三分の二はくうみんのものだが、残りの三分の一はおじさんのお母さんへ渡る。くうみんが死んだとしても同じようにおじさんは三分の二しか相続できない。

 そう多くはない財産が半減しては老後の生活が心配だ。おじさんが死んだらすべての財産はくうみんに、その逆も同様となるように遺言した。そして例えば旅行中の事故などで2人が同時に亡くなった場合も決めておいた。
 おじさん、くうみんのうち、残された者が亡くなったら、どうするかも決めた。

 うちの兄弟は仲がいいから、何の問題も起きない、だから心配ないという人もいるだろう。確信しているなら別に遺言なんて必要ない。しかしお金は人を鬼にする。どうなるかわからない。

 遺言は状況が変わったらいつでも書き換えることができる。

 公証役場の先生は、「ゆいごん」と言わずに「いごん」と言っていた。

 費用は財産の額や、相続人の数などで変わってくるが、一件につき数万円というところか。結構高い。
 証人が2人必要だが、適当な人がいない場合は第3者を頼める。一人6千円。夫婦別々の日に公証役場に行って手続きする場合は、6千円×延4人で、2万4千円かかるが、夫婦一緒の日に手続きすると、向こうとしても手間が省けるからか、役場の裁量でかなりの割引がある(注)。この場合の3三者の証人は、以前役場に勤めていた人がなるそうだ。

 同じ日に尊厳死宣言公正証書も、作成した。

 これはまた次回。
(注)4千円×延4人で1万6千円にしてくれた。
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No title

遺言、とても大切な準備だと思います。

自分の死後なんてくうみんさんの言う通り、
本当にどうなるかわかりませんからね。

公証役場に割引があることに驚きました。
勉強になりました。
ありがとうございます。

うち場合、クワガタはどうなっちゃうのだろうと
ふと思ってしまいました・・・

Re: No title

you様

> 遺言、とても大切な準備だと思います。
>
> 自分の死後なんてくうみんさんの言う通り、
> 本当にどうなるかわかりませんからね。
>
 縁起でもないという人もいますが、最後まで自分らしく有りたいと思うと、遺言も考えるべきだと思います。

> 公証役場に割引があることに驚きました。
> 勉強になりました。
> ありがとうございます。
>
 そこらへんは役場の裁量だそうで、ところによって違うらしいです。割引額、書きましたので再度見て頂戴。

> うち場合、クワガタはどうなっちゃうのだろうと
> ふと思ってしまいました・・・

 少なくとも誰かに頼んでおいた方がいいと思います。
 自分が死んだらこの子達、干からびてしまうなんてかわいそうだもの。

No title

私の身近にも遺産を巡ってもめた事例がいくつかあります。
そのほかにも、仲のよかった兄弟姉妹が遺産を巡って醜い争いになることはよく聞きますね。
公証役場で作成したのは賢明だと思います

Re: No title

キララ様

> 私の身近にも遺産を巡ってもめた事例がいくつかあります。
> そのほかにも、仲のよかった兄弟姉妹が遺産を巡って醜い争いになることはよく聞きますね。
> 公証役場で作成したのは賢明だと思います

 そうなんだよね、お金は人間を鬼にするよね。
 こちらできちんと決めておけば、「故人の意思」ということで、残された者もそんな争いをしないで済むと言う利点もあるね。

 やってよかった。

No title

いつかは死ぬのが人間ですから、いいことをしましたね。
自分も公証役場で遺言証書を作らねばと思いつつ、まだ作っていません。
先送り名人なもので…。
それではいけませんね。
以前、銀行から案内が来て、遺言についての話を聞いて、勉強はしましたが。

No title

くうみん様

こんばんは。私も書いて置いたことがあります。
ちょうど一年前の入院手術の決まった日です。

母に預けました。
(80歳の母に預けたというのも少しへ変かも知れませんねぇ~)

No title

私も、あすの朝目覚めるという補償がないということは身をもって知った。
だからエンディングノートと、遺言書は作成しておきたいと思っているが・・・
未だに放置^^;

ちなみに、、遺言書による相続の場合、遺留分を侵害する遺言でも法的には有効となっています。しかし、法定相続人が遺留分を主張すれば、話し合いや家庭裁判所へ申立することによって、遺留分を相続することができます・・・だそうです。

嫌だね~
お金の争いは。
私は自分のものは、死ぬまでにさっさと使い切ることにします(笑)

Re: No title

旅彦様

> いつかは死ぬのが人間ですから、いいことをしましたね。
> 自分も公証役場で遺言証書を作らねばと思いつつ、まだ作っていません。
> 先送り名人なもので…。
> それではいけませんね。
> 以前、銀行から案内が来て、遺言についての話を聞いて、勉強はしましたが。

 しようと思ってもきっかけがないとなかなかできないものです。
 おじさんの場合、一人で家にいるというのは非常事態だったらしくそれがきっかけになりました。取り寄せるものも多いし、面倒くさかったです。

Re: No title

 花ばあば様

> くうみん様
>
> こんばんは。私も書いて置いたことがあります。
> ちょうど一年前の入院手術の決まった日です。
>
> 母に預けました。
> (80歳の母に預けたというのも少しへ変かも知れませんねぇ~)

 病気になると、考えますよね。私の場合、その時は考える余裕がなかったです。慌てふためいていましたからね。手術は半年くらい待つものと思っていたら、診断から20日も経たないうちに手術日が決まってしまったもので。

 うちの母に預けるなんてことしたら、すぐに封開けて読んで、半狂乱になると思います。

Re: No title

> 私も、あすの朝目覚めるという補償がないということは身をもって知った。
> だからエンディングノートと、遺言書は作成しておきたいと思っているが・・・
> 未だに放置^^;
>
> ちなみに、、遺言書による相続の場合、遺留分を侵害する遺言でも法的には有効となっています。しかし、法定相続人が遺留分を主張すれば、話し合いや家庭裁判所へ申立することによって、遺留分を相続することができます・・・だそうです。
>
> 嫌だね~
> お金の争いは。
> 私は自分のものは、死ぬまでにさっさと使い切ることにします(笑)

 大切なことと思いつつしないというのは、日常では必要ではないからでしょうね。遺留分のことも考えました。親には遺留分の相続権があるけれど、きょうだいにはないと言うことで…

 おっしゃる通り、一番いいのは使い切ることですね。
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