FC2ブログ

おじさんが読んだ本 料理と善人ばかり出て来る

 おじさんはよく単行本を図書館で借りて読んでいた。何を読んだのか、小さなノートに書き記してある。
 はじめに読もうとする本を選んでいたのか、読んだ本には印が付いている。

 それを読むべき本の参考にするのだが、時代小説で、しかも料理をテーマにしている物がほとんどだ。中には山本一力や、鳥羽亮のような普通の時代小説もあるが、まあ、よくこんなに食べ物のことばかり考えていたというくらい、食べ物屋の本ばかり。
 和田はつ子の「料理人季蔵捕り物控」をはじめとする諸作品、高田郁のみをつくし料理帳、そして今井恵美子の立場茶屋おりきシリーズなど。

 読めばまあまあ面白いのだが、絶対自分じゃ選ばないな…そう思うけど、時々参考にさせてもらっている。

 でもなあ、あまりにもいい人ばかり出て来るのでなんだかな、と思うシリーズもあるのですよ。

 今読んでいる、「立場茶屋おりき」。
 この小説は、やっぱり料理を出す店が舞台になっているんだけど、出てくる人がみんないい人。誰一人悪人はいない。気の荒い人は出て来るけど、
「本当はいい人なんだわ」
と思わせるエピソード。

 なさぬ仲の子供をかわいがる継父に継母…

 奥さんの連れ子をかわいがる旦那。その旦那さんの間の子供が、お腹にできた。奥さんに一抹の心配事が。
「あの人は自分の子供は要らないって言っていた。連れ子の○○をかわいがれなくなるかも知れないからって」
 相談を受けた女性は
「そんなことありゃしないよ、あの人はそんなに料簡の狭い男じゃない。○○が病気になったときは水垢離までしたじゃないか?!」
 そして子供ができたことの報告。もちろん、めでたしめでたし。

 こんなのあるはずないだろ!!ということばかりが、書いてある。

 安心して読めますよ。何もハラハラすることはない。最後はめでたしめでたし、で終わる。

 でもなあ、一人も悪人が出てこないって、何だかつまらないんだよね。水戸黄門でさえ、ベタではあるが、悪代官をはじめとする、悪人が出て来たではないか。

 仮面ライダーにもショッカーが出て来たではないか。

 そう考えると、世の中も、嫌な奴がいるから面白いのかなと思ってしまう。

 それにしても、こんなにも料理のことが書いてある本ばかり、よく読んでいたな。そう言えばお料理番組も好きだった。自分じゃ作らないくせに。 
 おじさんが食道楽だったかというとそうでもない。

 なんで料理の本なんだ、おじさん。



 




面白いと思ったらクリックしてください。励みになります。Ctrlキーを押しながら、ポチポチと続けて押せば画面が飛びません。
   ↓    


FC2Blog Ranking



にほんブログ村

関連記事
スポンサーサイト



テーマ : ぼそりと独り言
ジャンル :

コメントの投稿

非公開コメント

ふむふむ、なるほど・・・。

江戸時代のお料理、それも料理人が腕によりをかけて作った料理、それらで日本酒を一杯やる・・・。

もしかすると、おじさんはそんな事を考えていたのかも知れないね。
時代小説やテレビの時代劇は、時代考証がなされているから、「ううむ」と唸らされる料理も出てくるよね。

そして、根っからの悪人が出てこないで、いつの間にかみんな善人になってしまう・・・。
これはいわゆる、「人情時代劇」で「勧善懲悪」とはちょっと違うよね。

おじさんは、心が優しくて、性善説に基づくような心の厚い人だったのだと思いますよ。

実際の世の中、誰が見ても悪い奴は、本当に「外道」なヤツ。
多くの人達が、その時、その場によって、「いい人」になったり「嫌な人」になったりするものだなあ、と思ったり・・・。

No title

はなです!

今年もよろしくお願いします。

オジサンは、穏やかな性格だったのでしょうね。
落ち着いた本が読みたかったのだと思います。

うちのじいじも本が大好きでした。推理物が多かったと思います。
最後に読んでいた本を、見つけたとき、ビックリしました。
それは、東野圭吾の本でした。祈りの幕が下りる時でした。
というのも、見つけた前日にその映画を見に行ったのです。
いつも、私の左隣で映画を見ていたのですが、左隣の席は空席でした。きっとじいじが座っているんだろうな~と思ったのです。
この映画が見たかったのは、じいじだったんだと気が付いてびっくりしました。話がそれてしまったごめんなさい。

そうそうちょっとは悪人が出てこないと面白くない!賛成です(笑)
ドキドキハラハラする方が印象に起こりますから、読んだ感があります。寒くなると読書量はどうしても多くなります。図書館にリクエストしても、なかなか順番が来ないので結局買うことになります。
私も結局推理小説を選んでいます(笑)
似たもの夫婦のようでした。

こんばんは~♪

おじさんの暖かいお人柄が伝わってくる
エピソードですね。
山本一力さんの作品はほとんど読みました。
名前を忘れたけど女流作家で
お料理のことを書いていた人がいましたね。

今日もお元気で~♪ ☆彡

No title

私はいじめのシーンが出てくると、昔自分がひどくいじめられていた
ときのことを思い出して、つらくなってしまいます。
そのシーンが短ければいいけど、長い場合は見るのをやめてしまいます。
世の中いい人ばかりではないことは、わかっているけど・・・

Re: ふむふむ、なるほど・・・。

 おばば様

> 江戸時代のお料理、それも料理人が腕によりをかけて作った料理、それらで日本酒を一杯やる・・・。
>
> もしかすると、おじさんはそんな事を考えていたのかも知れないね。
> 時代小説やテレビの時代劇は、時代考証がなされているから、「ううむ」と唸らされる料理も出てくるよね。
>
 時代考証はしっかりしています。醤油がない時代に刺身に付けたという煎り酒。酒と梅干を煮詰めて作ったと言う。

> そして、根っからの悪人が出てこないで、いつの間にかみんな善人になってしまう・・・。
> これはいわゆる、「人情時代劇」で「勧善懲悪」とはちょっと違うよね。
>
 そうそう、人情ものだ!

> おじさんは、心が優しくて、性善説に基づくような心の厚い人だったのだと思いますよ。
>
> 実際の世の中、誰が見ても悪い奴は、本当に「外道」なヤツ。
> 多くの人達が、その時、その場によって、「いい人」になったり「嫌な人」になったりするものだなあ、と思ったり・・・。

 まあ、それはありますね。私もそうだし。でも、いい事悪い事の割合で、いい人と悪い人の区別があるような。

Re: No title

 はな様

はなです!
>
> 今年もよろしくお願いします。
>
 こちらこそ。

> オジサンは、穏やかな性格だったのでしょうね。
> 落ち着いた本が読みたかったのだと思います。
>
 ひょっとして結構憂さのあることが多かったのかもと思っています。

> うちのじいじも本が大好きでした。推理物が多かったと思います。
> 最後に読んでいた本を、見つけたとき、ビックリしました。

 私はおじさんが亡くなる前に呼んでいた本を確かめもせずに図書館に返してしまった。非常に残念に思っています。

> それは、東野圭吾の本でした。祈りの幕が下りる時でした。
> というのも、見つけた前日にその映画を見に行ったのです。
> いつも、私の左隣で映画を見ていたのですが、左隣の席は空席でした。きっとじいじが座っているんだろうな~と思ったのです。
> この映画が見たかったのは、じいじだったんだと気が付いてびっくりしました。話がそれてしまったごめんなさい。
>
 そうですね、ご主人が見たかったんでしょうね。

> そうそうちょっとは悪人が出てこないと面白くない!賛成です(笑)
> ドキドキハラハラする方が印象に起こりますから、読んだ感があります。寒くなると読書量はどうしても多くなります。図書館にリクエストしても、なかなか順番が来ないので結局買うことになります。
> 私も結局推理小説を選んでいます(笑)
> 似たもの夫婦のようでした。

 年は離れていても、よく似たご夫婦だったんですね。

Re: こんばんは~♪

 Mmerose様

> おじさんの暖かいお人柄が伝わってくる
> エピソードですね。
> 山本一力さんの作品はほとんど読みました。

 Mmerose様も、山本一力さんがお好きですか?

> 名前を忘れたけど女流作家で
> お料理のことを書いていた人がいましたね。
>
 料理のことを書くのは女性が多いですね。

> 今日もお元気で~♪ ☆彡

 ありがと~。

Re: No title

 キララ様

> 私はいじめのシーンが出てくると、昔自分がひどくいじめられていた
> ときのことを思い出して、つらくなってしまいます。
> そのシーンが短ければいいけど、長い場合は見るのをやめてしまいます。
> 世の中いい人ばかりではないことは、わかっているけど・・・

 悲しいトラウマですね。私もトラウマってありますので、気持ちはわかります。私の場合は会社に入ってからのいじめが強烈だった。そして、非常に身近な人間…
 

こんにちわ、くうみんさまー

くうみんさま、こんにちわ!
おじさんの本、主に図書館から借りてましたか
私も都市伝説とかは図書館から借りてましたよ。

買うよりもリーズナブルなので私もよく図書館使ってましたね☆

今更ながらだね。

こんなに突然居なくなるなんて想像もしていないから、
色々と聞けないままだけど、きっと生きていても聞かなかったかもね。
大したことでは無いし、夫婦なんてそんなもの。

うちも部屋が傾く程の本好きでした。
二人で居酒屋に行っても、ひたすら単行本を読んでいたくらい。(旦那だけ)

ただ亡くなる少し前に、殆どブック◯フに売ってしまって、
それこそ「なんで?」などと聞かなかった。
虫の知らせだったのかなぁ。

No title

ま~面白そうな本ばっかり☆ メモさせてもらいましたよ~。読んでみます。
確かに、悪人が出てこない本は、面白くないかもね。どう面白くないか、読んでみたいわ~

>なんで料理の本なんだ、おじさん。
なんでなんでしょうねぇ。でも、実際に殺人事件を解決するべき立場の人間じゃないアタシなんかも、推理小説好きだから、人それぞれ、好き好きなんでしょう!

No title

おじさまは、台所用品をそろえるのが好き!とおっしゃってましたよね?
自分で本当はしたかったのかも??

料理の好きな人は美食家が多いと思うので、おじさまもおいしいものが好きだったのでしょうね。

Re: こんにちわ、くうみんさまー

 がちょー様

> くうみんさま、こんにちわ!
> おじさんの本、主に図書館から借りてましたか
> 私も都市伝説とかは図書館から借りてましたよ。
>
> 買うよりもリーズナブルなので私もよく図書館使ってましたね☆

 買うと家に置かなくちゃいけないでしょ?ブックオフに行くのは最低限にしたい。だから一石二鳥で図書館の勝ち!

Re: 今更ながらだね。

 つかさん様

> こんなに突然居なくなるなんて想像もしていないから、
> 色々と聞けないままだけど、きっと生きていても聞かなかったかもね。
> 大したことでは無いし、夫婦なんてそんなもの。
>
 どうでもいい事ばかりなのはお互い分かりあっているから。

> うちも部屋が傾く程の本好きでした。
> 二人で居酒屋に行っても、ひたすら単行本を読んでいたくらい。(旦那だけ)
>
 へ~。

> ただ亡くなる少し前に、殆どブック◯フに売ってしまって、
> それこそ「なんで?」などと聞かなかった。
> 虫の知らせだったのかなぁ。

 それは不思議ですね。ご主人に聞いてみたいことです。

Re: No title

 きたあかり様

> ま~面白そうな本ばっかり☆ メモさせてもらいましたよ~。読んでみます。
> 確かに、悪人が出てこない本は、面白くないかもね。どう面白くないか、読んでみたいわ~
>
 読んでみてちょうだい。

> >なんで料理の本なんだ、おじさん。
> なんでなんでしょうねぇ。でも、実際に殺人事件を解決するべき立場の人間じゃないアタシなんかも、推理小説好きだから、人それぞれ、好き好きなんでしょう!

 そうか~、殺人事件を捜査する立場でなくても、推理小説が好きなのか~。だったら、料理しない立場の人間が、料理の小説を読んでもおかしくないねえ。

Re: No title

ミコリー様

> おじさまは、台所用品をそろえるのが好き!とおっしゃってましたよね?

 よく憶えていらっしゃいました。

> 自分で本当はしたかったのかも??
>
0 そうかも知れません。卵焼きはレシピ片手にやっていました。なぜかというと、包丁は必要ないから。

> 料理の好きな人は美食家が多いと思うので、おじさまもおいしいものが好きだったのでしょうね。

 私の作るものは文句言わずに食べていたけど、グルメだったかなあ?

そうでございますね

料理と申しましても、奥が深うございますから。
おじさんも料理の創意工夫と、それを描写する、文章の「醍醐味」を賞翫 していたのかも、知れませんね。

Re: そうでございますね

 大夫の監様

> 料理と申しましても、奥が深うございますから。
> おじさんも料理の創意工夫と、それを描写する、文章の「醍醐味」を賞翫 していたのかも、知れませんね。

 なるほどねえ、この料理はどんなものか…文章で表すのは作家さんの努力、それを味わうのは読者の力量でしょうか。

No title

亡くなって何年もたってから、意外?な旦那様の面がみつかったんですね。
家の旦那は英語で短編小説書いてて(アマチュア)、読むの難しいからほとんど私よんでないけど、奥さんやっつけるストーリーとかあるかもー(苦笑

Re: No title

 クーチ様

> 亡くなって何年もたってから、意外?な旦那様の面がみつかったんですね。

 ノートは以前から知っていて、読書の参考にしていたのですよ。

> 家の旦那は英語で短編小説書いてて(アマチュア)、読むの難しいからほとんど私よんでないけど、奥さんやっつけるストーリーとかあるかもー(苦笑

 英語で書くとは、何か知られてはまずいことがあるのでは?と、深読みしてしまう。
検索フォーム
面白いと思ったら、クリックしてください。励みになります。
プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

メールフォーム
くうみんにメールはこちらから

名前:
メール:
件名:
本文:

カレンダー
01 | 2020/02 | 03
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
過去記事一覧表はこちら ↓

全ての記事を表示する

アクセスカウンター
今訪問している方は?
最新記事
カテゴリ
お好きなテーマはどれ?
最新コメント
月別アーカイブ
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR