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まさかの再手術宣告!それも全摘!

 角南先生の前に座って説明を待ちました。先生はいつもより硬い表情をして、私にホチキスで止めた2枚の紙をくれました。みんなが持っていたあの病理結果です。皆と同じように一枚には英語で説明が書いてあり、もう一枚には摘出した組織の絵が描いてありました。皆と違うのは絵に描いてある印です。他の人達は皆、丸印ばかりだったのに、私のはすべてバツ印です。
「取り残しがあります。強陽性です」
先生は説明を始めました。断端が強陽性なので再手術が必要であること。しかもリンパ管や血管に癌が入り込んでいるので、もし再発したら手のつけようがない。
 放射線だけでは対応できないので、全摘の手術をする。乳腺だけの摘出はできない。皮膚も乳頭も残せない。
 最近は全摘と言っても乳腺だけを全部とって皮膚、乳頭は残す手術ができます。皮膚と乳頭が残っていればそこにバッグを入れて、乳房を復元できます。それもできないというのです。
 こんなこともできる、あんなこともできると雑誌などに特集されていますが、それはごく限られたケースに適用になるだけです。この後も先端技術をいくらお金がかかってもいいと、問い合わせたことがありますが、適用できるケースが大変に限られているのです。
 あまりな説明を主人と並んで聞きました。予想していたよりはるかにひどい結果でした。1週間後に治療方針を決めるのでそれまでにどうするか決めて置くように言われました。
 決めて置くようになんていっても、今の説明では選択の余地はないじゃありませんか!角南先生、言いづらかったから最後に回したんだ…
 ぼんやりと電車の窓を見ていると、真っ暗になった窓にわたしのうつろな顔が映ります。 でも、嫌だと思うと悪あがきをするのです。
「ねえ、セカンドオピニオン、受けてみたい」
「うん、俺もそう思った」
 同じ病院の先生だと、遠慮もあるから同じような意見しか言わないかもしれない。他の病院でも、外科の先生だと同じような意見だと思う。
 つてを頼って、とある総合病院の門戸を叩くことにしました。
 その病院の外科のライバル、放射線科の先生にお願いすることにしました。ここで何とか他の方法をアドバイスして欲しいと思いました。
 ガントモにも、
「最低の結果になりました。全摘の再手術です」
と、メールを打ちました。
 すると、信じられない返事が返ってきました。
「そんなことで、だらしないわね。しっかりしていそうで弱いのね」
「早く手術したほうがいい」
 もちろん優しい言葉をかけてくれた人もいました。同じく全摘の再手術をしたkさんです。
「大丈夫、何も変わることなんてないから」
人は悲しいことを経験して優しくなれるのでしょうか。その後も気が合うなあと思うと、病期の進んだ人ばかりでした。
 他の人はそんなに、簡単に体を切り刻むことができるのでしょうか。
 私は嫌です。セカンドオピニオンを受けてみて、同じような結果なら考えてもみます。


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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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