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不言実行も有言実行も、とにかく実行。ボランティアに行って来た

 台風19号の爪痕は、まだまだ人々の生活に影響しているらしい。くうみんの家は、幸い何もなかったけど、家の割と近くでも被災して、不自由な思いをしている大勢の人がいるようだ。
 
 この方々には心よりお見舞い申し上げます…って、こんな言葉を連ねるのは、簡単なことだ。自分が被災した立場なら、
「同情するなら金をくれ!!」
 という心境だろうなあ。
 で、おつりに渡された小銭を募金箱へ…あ、これは、被災者向けの募金箱じゃない!盲導犬育成の募金箱だった! 
 しかし、ま、いっか。盲導犬が必要な人もいることだし。

 テレビを見ていると、連日のように台風の被害を訴えている。
「もう、家も思い出も、何もかも流されてしまった…」
 と、涙目の人。
「全壊しなかったにせよ、こんな家、危なくてもう住めませんよ」
 と、ため息をつく人。 
「家の中を早く片付けなくちゃ、住むところがない」
 何とかしようと必死になっている人。

 この人達、気の毒~。大変そう~。

 って、テレビの前でお茶飲んでる場合じゃない!何か、できることをしないと!この近くも、被害を受けたと聞いた。

 くうみんは市のホームページを開いた。災害関係のページを開くと、やはりあった。

 ボランティア募集。

 行って来ましたよ。ホームページに書いてある通り、長靴、カッパ姿で、昼食と水筒にお茶を入れて。
 被災地は、近いと言っても自転車で1時間近くかかった。当日受付。ボランティア保険にも加入した。
「この保険は、来年3月31日まで有効です」
 受付の女性が言う。
 ふ~ん、それじゃ、もっとボランティアした方がお得!なんでも損得で考えるくうみんだった。

 ボランティアは5,6人のグループに分けられ、派遣される。すでに大勢のボランティアが現場に向かったらしい。しかし、くうみん達が行くと言う、派遣先のことを聞かされておじけづいた。
「実は皆さんの派遣先は、お墓が崩れて民家にそこの土砂が流れ込んだところです。実際、昨日も遺骨が出てきました。もし、それは無理、という人は、申し出てください」
「大丈夫です」
「私も」
 他の人は次々と首を縦に振っていた。その中には一人の女性も。

 一方のくうみん。嫌だ、骨を触ってしまったら、気味が悪い。おじさんの骨は、取ってあるけど、それとこれとは話が別。まあ、敷地にお墓の土砂が流れ込んだ家の人は、普通の被災者よりも、気味の悪い思いをしているだろうが。

 骨が気味悪いなんて遺族の方には申し訳ないが、くうみんの正直な気持ちだ。

「私、パスします!!」
 
 くうみん以外の人を乗せた車が、走り去っていった。くうみんは一人残された。遅れて、一人の男性ボランティア、Tさんが来た。事務局の女性が、プラスチックの板を抱えてやってきた。
「今の所、仕事がないのでこれを作っていただけますか?」
 その男性と二人で、土嚢を作る際に使うと言う装置を作る手伝いをした。

プラスチックの板
 これを切って

土嚢立て
 こんな感じに組み立てる

こんな風に使う
 こんな風に使うそうだ

 その仕事もすぐに終わった。仕方なく、そこら辺をプラプラ歩いた。せっかく行ったのに仕事がない。バカみたいだな~。やっぱりお骨の所に行くべきだったかな~、など思って、詰め所に戻ると、なんと応援要請の連絡が入ったと言う。
 Tさんの運転する車で現場に向かった。
「良かったですね~、仕事があって」

 先に作業していた人たちは、男性4人で、昼食を食べている最中だった。くうみんも、持って来たセブンのおにぎりをほおばった。食事中に話を聞くと、ボランティアが趣味のようにしているようだ。

「東日本大震災の時は、宮城に行きましたよ」
 へえ、まだ30代くらいだろうに、えらいのねえ。
「大分でボランティアした時ね、終わったら温泉に入ろうって相談して、それを楽しみにしていた人がいたんだ。ところが思ったより時間がかかって、温泉に行けなくなったんだ。そしたら、〇〇さんが、ものすごくがっかりしてな。よほど楽しみにしていたんだろうな」
 その人の気持ち、よ~くわかる!!

 そして作業開始。

 庭に流れてきた土砂をスコップで削り取るのだが、本来の土と流れ込んできた土砂の境目が、初めのうちはよく分からなかった。流れてきた土砂は、粘土質で長靴の底や、スコップにべったりと付着した。お昼ご飯を12時45分で終えて、その後2時間半ほどで、作業が終了した。
「今日一日で終わりそうだな。6人いるとさすがに速いな」
 リーダー格の人が、スコップを使いながら言った。

 積み上げた土嚢はどれくらいだか、100は超えていると思う。数えきれないくらいだ。
「まあまあ、ありがとうございます」
 その家の人も喜んでいる。これを家の人だけで片付けるのは、かなり難しいと思う。その笑顔を見ると、こちらもうれしくなった。

 その後、詰め所に戻ってお菓子とお茶をご馳走になった。
「今回作業した所、仮設トイレが倒れて糞尿まみれの大変な場所だって言ってたけど、たいしたことなかったな」
 リーダー格の男性が、お茶をすすりながら言った。
「えっ、そうなんですか?!私、初めに言われた所、お骨の混じる土砂の片付けだったんで、パスしたんです!どっちを選びましか?!」
「こだわらない」
 ほんとかよ!!

 あとで知ったことではあるが、糞尿と遺骨、どちらを選ぶかと言えば…う~んと考えて、糞尿の方、かな?
 
事務局本部
 作業後、お茶を飲んでくつろぐボランティアの皆さん




 まだまだ続く、ぬかるみぞ。できることをしてみました。

 
 



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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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