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メインの縄文杉ツアー おばさんは寂しいんだよ

 縄文杉ツアーの朝は早い。4時40分集合というから、電話のモーニングコールを仕掛けておいた。これでバッチリと思っていたが、なんとなく心配なので、腕時計のアラームもセットした。これが良かった。

 次の朝、腕時計のモーニングコールを待たずにくうみんは目を覚ました。「朝早い」と思っていると、潜在意識で、起きる時間が分かるようだ。起き上がって支度をしているうちにアラームが鳴ったが、電話のモーニングコールがならないのに気づいた。
 電話を取って確認すると、何の音も感じない。停電で電話がならなかったのだ。当てにしていたら大変なことになっていただろう。

 しかし、その他当てにしていたことが次々にできないことが判明した。お湯を沸かせない!温かいお茶を持って行こうとしたのに、仕方なく前日コープで買ったペットボトルのお茶と、水道の水を水筒に入れて持って行くことにした。
 当てにしていたことはそれだけではない。

 シャワートイレが使えない!

 う○こをするとき、シャワートイレでコーモンを刺激すると、出が良くなる…これは日本人なら誰でも知っている事実である。この技が使えない。
 使えないものは仕方ないので、くうみんは不完全燃焼のまま、出かけることになった。

 この状態で運動すると、出たいと言って来るんだよな~、う○こが…念のため、携帯トイレ700円也を購入しておいた。使わなかったら返金してくれるそうだ。

 そんなことを思いながら集合場所のロビーに向かった。今日のツアーは3人で、くうみん以外は20代後半の若い女性。ガイドはアラフォーと思われる男性だ。
「今日はよろしくお願いします」 
「こちらこそ」

 朝4時40分はまだ真っ暗だ。よく晴れていて、星がまさしく降るように見える。ここから1時間半ほど車に揺られて、荒川登山口に向かった。
 登山口には他のツアーバスが、10台くらい止めてあった。ここで朝食を食べたのだが、若い二人とくうみんには、50センチくらいの間が空いていた。ここに何かの隙間を感じたくうみんであった。

 トイレに行って、6時半ごろから歩き始めた。まだ暗いのでヘッドライトや懐中電灯は必携。
 しかし、すぐに周りが明るくなっていった。ガイドの後ろについて行ったのだが、くうみんはしんがりに着いた。なぜなら、う○この出がイマイチで、おプーが出たら恥ずかしいから。
 この位置だと、ガイドとの意思疎通がほとんどなく、その点不利だったが、どうやらガイドもオバさんよりも若い子が好きなようで、この先、くうみんはもっともっと僻みっぽくなるのだった。

登山口
 ここから歩く
 
まだ暗い
 まだこんなに暗い
 
小学校跡
 小学校跡

 ここでは林業を営んでいたそうだ。そのため、いちいち下界に下るのも面倒なので、ここに従業員宿舎を作った。従業員の子供が通学するための小学校も作ったし、生活するための設備は整っていたと言う。
 台湾の花蓮近くに、山の中の旧日本人村を訪ねたことがあるが、そのたたずまいに非常に似ている。
 
橋
 おじさんはこういう橋が苦手だった。大騒ぎしながら、渡るのに10分くらいかかる

 10時半早めの昼食。ガイドは特に食事の時間ではなくても、ちょこちょこ食べ物を口に運んでいた。ドカンと食べるよりもちょこちょこ食べの方が、体が消化に専念することなく、体が冷えず、栄養も効率よく吸収されるそうだ。

 他の二人は宿で頼んだお弁当。くうみんは持って行ったランチパックや、カロリーメイト。以前山に行ったとき、慣れた人は山小屋でお弁当を頼まずに、こういったものを食べているのを見たからだ。
 慣れた人がお弁当を頼まないのは、ちょこちょこ食べの方がいいと知っていたからなのだった。くうみんの場合は、「お弁当を頼むのは、不経済だからだろう」と思っていた。

 このガイドはおしゃべりだ。つまらんことをよく話す。ほとんどが自慢話だ。
「一泊二日の縄文杉ツアーの時ねえ、避難小屋に着いて休んでいると、数人の親子連れが来て、中に入れてくださいって言うんだよ。場所を開けてやって、寒いだろうからレモンティーを作ってあげたら子供達が、僕たちはあんな大人になろうなって、言っているんだよ、アハハ~」
 若い二人の女子は、感心したように話を聞いていたが、内心どう思っていたか。
 縄文杉までの道はほとんどがトロッコ道で、割と平坦だ。心配していたトイレは登山口の他三代杉、大株歩道入り口にもあったので、う○こ問題も解決した。これで安心して歩くことができる。

 登山道になるのは、大株歩道入り口から。ここからは上り坂になる。全行程10時間のうち、登りは2時間半ほど、下りは2時間ほど、その他はほぼ平坦なので、そんなにきつい訳ではなかった。しかし、登山に慣れていない人にとっては10時間の歩行は結構しんどいものかも知れない。

 しんがりのくうみんは写真を撮るので、遅れることが多かった。走って追いつくと、
「走らないように。トロッコの線路で転んで、指がちぎれてしまった人がいる」
 などと、ガイドに注意された。医者の言うことは聞かないくうみんでも、こいつの言うことは聞かなきゃならん。

 どうもこのガイドとは馬が合わない。若い女子とくうみんに対する態度が全く違う。若い女子には常に笑顔で、くうみんには無表情で接する。

 こういった時は、おばさんは金で解決するのであろうか?例えば「少ないけど取って置いて、まあ、遠慮なさらずに!」などと3千円くらいを渡す…

 絶対こんなことするもんか!!特にこいつには!!

 トロッコの道
 ほとんどこんな道

杉の木
 三代杉
 
ウイルソン株♡
 ハートがかわいいウィルソン株
 
ハートとくうみん
 下から撮ると異常に逞しく見える

縄文杉近くで
 これがかの有名な縄文杉
 
縄文杉能書き
 縄文杉能書き

 このほかたくさんの有名な杉の木があった。写真も撮ったのだが、縦にも横にも大き過ぎて全体を撮る事ができなかった。縄文杉も、本当はもっと大きいのだが、写真におさめるとこんなんか?と思ってしまう。

 縄文杉ツアーは無事終わり、帰りにスーパーに寄ってくれた。何を買おうか悩んでいると、若者女子がいた。
「何買おうか、悩むわね~」
「ガイドさんによると、これがリピーター続出だそうですよ」
 若者女子は、棚の上のビン詰を指さした。
「豚あぶら味噌」
 ふ~ん、それじゃ、これを買っていくか。私には寄り付きもしないで、あのガイド…

 宿に到着して、マイクロバスから降りようとしたら、ガイドはくうみんに向かってぴしゃりと言った。
「弁当のゴミ、持って帰って!」
「はい、すみません」
 そんないい方しなくても…いいよ~だ。もうこいつとは、金輪際会わないんだわ。今度来るとしても他のガイドにしよう。心の中では、フンッ!と思いながら、
「ありがとうございました」
 と、頭を下げた。

 部屋に戻ると、早速風呂に入った。風呂には誰もいなかったので窓を開けて周りの景色を楽しんだ。
 ビールを飲んで食事に行くと、一緒にツアーに行った若者女子たちが、すでに食事を始めていた。
「今日はありがとうね」
「こちらこそ」

 若者女子も、自分の親ほどのくうみんとは、何を話していいかわからない所があったのだろう。なんとなく見えない線がくうみんと彼女らの間に引かれていたように思う。くうみん自身、ちょっと引くようなところがあった。これが同年代だったら、もっと話もしただろうな。

 本当はおじさんと一緒の旅行が一番なんだけど、今となっては私は一人旅が一番好き。だけど、二人以上で旅行を楽しんでいる人を見ると、やっぱり羨ましいのは事実。

 同性の友達同士で、ワイワイやるって楽しそう。そう言えばおじさん方のいとこ会、楽しかったな。親戚付き合いのほとんどないくうみんにとっては、初めての世界だった。「楽しいいとこ会」の記事も面白いと、いとこの皆さんに評判だったし。
 恋人同士、若い夫婦もいいけど、仲のいい中高年の夫婦が、特にいいなあ。

 一人旅は好きだけど、ベストじゃない。おじさん亡き後、ベストはもうなくなった。ベターがあるだけ。
 
 
 
 

 





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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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