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一人箱根路へ 

 おっかあに日記を読まれて心ざらざらのくうみん。あの日記はおじさんとの思い出がたくさん書かれている。おじさんへの思いを書き綴った日記。それを土足でズカズカ入られたようなもの。
 他のものならまだしも、本当に許せない気持ちでいっぱいだ。

 そんなに大事なものならちゃんと隠せよ、そう思う人もいるだろう。そう、その通りなんだけどね。でも、自分の憩いの場である家の中で、なぜそんなに気を張っていなければならないのか。母という厄介な存在、もう本当に嫌になった。私以外、誰も構ってくれる人もいないというのに、この仕打ち。

「おじさん、もうこいつの面倒見るの嫌!!」

 一人でどこかに息抜きに行きたい。そしてパワースポットでパワーチャージができれば。そうだ、ここからなら、箱根が近い。箱根に行ってみようか?

 くうみんが箱根に行く気になるというのはおじさんの死という悲しい出来事に一つ区切りができたということなのか。

 おじさんは箱根で倒れて、そのま帰らぬ人になった。だから今まで箱根に行くのが嫌だった。
 箱根に行くのは3年ぶりだ。おじさんと行っていたときは、「小涌園バスプラン」で行って、ブッフェではなく、フレンチレストランのプランにしていた。でも、これは2名以上でないと申し込めない。

 くうみんは「ト〇ー」という予約サイトを思い出した。直前の予約が他のサイトに比べて格安だそうだ。ここで見ると、なるほどじゃらんや楽天と比べるとかなり安い。
 ここで1名で予約できるところを検索、あまり高くない所…強羅にあるホテルメルヴェール箱根強羅を選んだ。

 しかし、こういう安いサイトってどうなんだろう?「○クー」で検索、評判を探した。
 これによると、安いには安いなりの理由があって、やはり高い金を出して泊まるのとそうでないのとでは違いがあると「宿屋です」という回答者が言っていた。
 さて、どんな待遇を受けるか?

 それはそうと、一泊して次の日に箱根神社に行ってこよう。箱根神社とともに、九頭竜神社という所もパワー全開だそうだ。ここは九頭竜の森という所にあるのだがバス停もなく、不便だ。なので箱根神社の隣に九頭竜神社新宮を作ったそうだ。パワーは九頭竜神社の本宮と同じで、新宮近くから湧き出る水は霊験あらたかな水だという。よし、ペットボトルを持って行こう。
 くうみんはそれなりに楽しみにして、前日の夜はちょっと早めに寝た。

 翌日はこの地はいい天気だった。風は少しあるけど、台風は行ってしまったし。ロマンスカーの予約をしよう。ロマンスカーの予約サイトを開いて、座席まで予約しようと思った。
 ここでくうみんは変なことに気付いた。

 予約ができない!!

 なんと台風は過ぎたものの、その影響で線路に不具合が生じ、ロマンスカーは運休だという。
 車中で一杯…これはもう旅行のときの楽しみだ。これがないと旅行の楽しみが半減してしまう。通勤用の列車は動いているらしいが、あの横に長く伸びた椅子に座って、ビールとつまみで一杯やる勇気はない。
 宿はもう取ってしまったし…やむを得ず通勤用のあの電車に乗る羽目になった。

 小田原から箱根湯本に着くと、箱根登山鉄道に乗り換える。箱根湯本にはそんな悪条件にもかかわらず大勢の人が観光に訪れていた。外国人も多い。座れはしたものの、また横に長い普通の座席だった。隣の車両を見ると、4人掛けや二人掛けの椅子が並んでいる。しまった、あっちの方が旅情がある。でも、もういいか。
 くうみんを乗せた箱根登山鉄道は、スイッチバックを3回繰り返して箱根路を上って行く。
「おじさんとも来たなあ…」
 ドブスなおバンが、そんな思いを胸にしているとは誰が思うであろうか。

 強羅にたどり着くと、今宵の宿に電話をして迎えに来てもらった。
 思った通り、あてがわれた部屋はあまり眺めが良くない。やっぱり安いサイトはそれだけのことはある。しかし、一人だとあまりいい部屋に通されないことが多いという事実もある。安くもないのにこんな部屋に通されたら、怒り心頭だ。安いから良しとしよう。

メルヴェール箱根強羅 部屋
 部屋は結構広い

バストイレ
 バストイレはちょっと狭い

部屋からの眺め
 全然良くない部屋からの眺め

風呂に行く時の籠
 さすが女性に優しい宿という触れ込みだ。風呂に行く時のために籠を用意している

 部屋の中には美顔器が。もちろん試してみたが、湯気で浴衣が湿っぽくなった。
 
ポットだと思ったら美顔器
 はじめは湯沸かしポットかと思った

美顔器を試す
 これが美顔器か、初めて見た

胸突き八丁の急坂
 ホテル前の坂は胸突き八丁

強羅駅
 強羅駅

 明日の行動のためにバスの時刻や乗り場を調べに駅まで行った。迎えの車は、かなり遠回りしていた。これなら歩いても10分とかかるまい。しかしホテルの前はすごい急坂だ。

 旅館の大きな楽しみは温泉。いそいそと風呂場に行って、湯につかる。
 ああ、いいなあ、一人は。くうみん母がいると、時間を合わせなくてはならないし、すっ転んだら手を貸さなくてはいけないし、最近、公衆道徳がわからなくなったのか、風呂桶にタオルを持ち込んで絞るのをやめさせなくてはならないし、いろいろ気を使う。もっと大変な人が大勢いるのはわかっている。けど、日記の盗み読み…はぁ~。

 くうみんはビールを7本持ち込んでいた。行きの電車で飲まなかったので、足りないという心配はない。部屋でたらふく飲んだ。
 食事は量の少ない梅コース。だけど、足りないということはないし、いつもブッフェでお腹パッツンパッツンになるまで食べて、そのまま寝てしまうよりいいと思う。

 食事
 量少なめとの触れ込みだが、今のくうみんにはちょうどいい
 
ドリンクメニュー
 飲み物は若干高め

外の景色
 席は窓の近くのいい席。ガラスに人が写り込んでいる。心霊写真ではない

料理
 とろろ湯葉蒸しと言うものか?

お品書き
 お品書き

ご飯とみそ汁
 ご飯とみそ汁
 
デザート
 デザート

 廊下に設置されたドローンのようなもの。本当にドローン?防火の機械か?

ドローンか?


 実は今回、風呂場で3歳くらいの女の子から、
「ばあば」
 と呼びかけられた。
「ばあばに似ているのかな?」
と答えたら、お母さんと思われる人が、言った。
「ばあばじゃないわよ。間違えたのね」
 女の子も、あれっ、という顔をした。
「うふふ」

 くうみんも一億〇○歳、普通に考えれば30半ばの子供がいてもおかしくない。だからそれくらいの孫どころか、小学生くらいの孫がいてもおかしくない。

 そうか、ばあばか。もうばあばに片足突っ込んだな。

 しかし!明日はパワーチャージのため、箱根神社に行くのだ!九頭竜神社の新宮にも行って、霊験あらたかな水をたんまりもらって来なければ。
 そして箱根旧街道を通って帰ろう。帰りはロマンスカーに乗ってビールを飲もう。
 翌日を楽しみに、くうみんはまたもやビールを空けるのであった。

 しかし、翌日このオバさんはまたしても予想外のことに悩まされるのであった。

 このオバさん(ばあば)はどうなってしまうのでしょう?
 


 
 








  


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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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