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ならず者の身体障碍者

 いつだったか忘れたが、くうみんは地下鉄に乗っていた。そこに白い杖を持った男性が乗ってきた。
目が見えない人なのだが、この人がめちゃくちゃなことをする。人相もよろしくない。いかつい顔と体、出っ張った眉間…

 かなり混んでいたので空席はない。しかし、ある男性の座っている所に杖をカツンカツンと当てて、嫌がらせをしている。
 座っていた男性は席を立って違う車両に行ってしまった。
 その後その目の見えない男性は、両手を広げて両隣の人の肩に手を載せた。なので両隣の人たちも席を立った。隣のそのまた隣には、若い女性が座っていたが、この人の方にも手を伸ばすので、この女性も席を立ってしまった。

 降りる駅に着いたらしく、席を立ったが、電車から降りると途端に杖を大きく振り回した。並んでいた人達が、驚いて身をかわしたのは言うまでもない。
 くうみんも同じ駅で降りたのだが、この人はホームの一つ所でぐるぐる回りながら激しく杖で地面をたたいていた。

 カツカツカツカツ!!

 目の見えない人が杖で地面をたたくのは、用事があるので気づいて欲しいときらしいが、一種異様な雰囲気があって、駅員もぼう然と見ているだけだった。

 ならず者の身体障碍者だ。

 考えてみれば、ならず者も病気になるし、障害を持つこともあるだろう。しかし、どうも、ならず者と言うのは健康なのではないかと言う先入観がある。
 でも、そうではない、事実は逆らしい。

 ならず者ほど病気を持っているそうだ。

 「塀の中の患者様」という本がある。刑務所に勤めていたお医者さんが書いた本だ。
 受刑者と言うのは普通の人よりずっと、病気を持っているそうだ。それはなぜかと尋ねたら、自分を大切にしないと言うことが原因なのではないかと考えた。

 自分の体を大切にしないと言うことは、人の体も大切にしないことにつながる。だからこの人たちは罪を犯してしまったのではないかと、この先生はおっしゃっていられる。

 なるほどねえ、自分をまず大切にして、だからこそ他の人も大切にできる。何か、奥が深いね。

 しかし、障がい者だからと言って、あんなに人に迷惑をかけるのは許されることではない。

 でも、喧嘩になったら強いのはあっちの方だろうな。ひょっとして目が見えないと言うのも嘘なのかも…などという考えが浮かび上がり、小市民くうみんはひっそりとその場を去ったのであった。

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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