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今は夢追い人のくうみん

 くうみんには何の才能もない。そう思ってどうしようもない大学を出た後、親のつてでどうしようもない会社に入って糊口をしのぐようになった。

「お前にはなんの才能もない、お前はバカだ」
 と言ったのはくうみん母であるが、書く能力だけは認めていたらしい。今になって言う。
「あんたなら、小説家にでもなるのかと思った」

 だったらなんであんなに自信を無くすようなことばかり言ったんだ?

 生意気な妹も、若い頃はくうみんに、ラブレターの代筆を頼んできたことがあった。お願いモードなら引き受けたが、
「書きなさいよ!」
 の、タカビーだったら、当然のことながら拒否…そんなこともあったな。

 書くことで千円でも二千円でも稼ぐことができれば…遅ればせながら夢を追うことにした。

 出版社にツテがある訳でもないので、どうしたものかと思案していると、ウェブのクラウドソーシング会社があると言う話をフィットネスクラブのオバちゃん仲間から聞いた。さっそく登録した。

 通常のライターは、原稿用紙一枚5千円、一文字12.5円だそうだ。それでも10年くらい同じで、安過ぎると文句が出るそうだが、くうみんの書く記事は、一文字1円あればいい方。これから手数料や税金を引かれると実質一文字0.8円くらいになることもある。

 でも、取材をする必要はないし、第一、取材なんてどうしていいかわからないし、通常のライターとは全く違う仕事だと割り切ることにした。

 結構仕事が来るようになった。

 好きなことが仕事になったんだから、さぞや楽しいことと思ったが、やはり楽しくて書くのと仕事で書くのは違う。

「この題材でこのように書いて欲しいのですが」
 そう言うクライアントの目的は何か?客観的に見るのかそれとも、メリットを膨らませて書いて欲しいのか?

 書いた記事はくうみんの手を離れると、くうみんとは全く関係のないものとして世に送り出される。
 時々検索すると、ヒットする。会社のホームページや、「物知りサイト」などで見つけると、大変うれしくなると同時に、「私はここにいるよ」と声をかけたい衝動に駆られる。
 生まれてすぐに里子に出した子供が、一生懸命働いているのを見る思いだ。

 インターネットサイトで見かける記事は、くうみんみたいな人が安いお金で書いたものなんだなあ、と顔の見えないその人に思いを馳せる。

 小説家がデザイナーなら、今のくうみんは、お針子さん。お客さんが、「こんなデザインで作って欲しい」という希望通りに縫い上げる。
 ものを書く仕事は量が少なくても楽じゃない。「これでいいのか?」と、精神的に追いつめられる。

 やっと納品してやれやれと思ってするストレス発散は、不思議なことにやっぱり文章を書くこと。ブログを書くことなんだよ。
  
 今、一仕事終えたところ。






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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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