おじさん母が身罷った 涙したのは誰のため?

 苦しいとか、痛いとかじゃなければいいよね。

 そう言ってお義母さんのそばを離れたその翌日、お義母さんは身罷った。お義母さんは、くうみん父も、おじさん父も、そしておじさんもお世話になった「さくら葬祭」で葬儀をすることになった。

 大往生で涙の出ることはなかったけれど、葬儀では、思い出の写真をスライドショーで見るようにしてもらった。その中の何枚かの写真に、おじさんが映っていた。おじさんとくうみん、お義父さんと、お義母さんの4人で行った山や観光地の写真だ。

 元気なおじさんの姿を見て、涙が出てきた。死別ブログでは無駄に明るいと非難されたくうみんが、この期に及んで涙する…
 
 この中で生きているのはくうみんだけだ、そう思うと疎外されたように感じた。おじさんの所に行ってしまったお義母さんにジェラシー。

 しかし、お義母さんが一番愛していたのはお義父さんだ。認知が入ると、最後まで憶えているのは息子だというが、お義母さんが最後まで言っていた言葉は
「おとうさん、おとうさん」
だった。施設の人も言っていた。
「S子さんはお父さんお父さんって言うんだけど、お父さんのことなのかそれともご主人のことなのか」
 ご主人のことですよ。そうくうみんは答えた。

 仲のいい夫婦だった。

 嫁姑がそこそこうまく行っていたのは、別居していたこともあるけれど、息子の取り合いにならなかったことが大きいかも知れない。お義母さんの姑は、早くにご主人を亡くして、一番愛しているのはお義父さんだったからか、結構大変だったようだ。

 葬儀はおじさんと同じように音楽葬にした。参列者も家族と親戚くらいの小さな一日葬。でも、人が涙しない、大往生のいいお葬式だった。

 人間死ぬときはこうでなきゃ。

 早死にしてみんなを悲しませるのはいけないことだ。誰に言っているのか、わかるねおじさん。お義母さんの葬式なのに、おじさんの写真を見てくうみんも、お姉さん達も、泣いてしまったんだよ。

 
  

 
 


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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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