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疑惑の漢方と縁を切るが…年を取ったとしみじみ思う

 くうみんはこう見えてガン患者だ。手術をしてもう8年経つ。術後の病理検査では、多大な取り残しがあり、おびただしい脈管侵襲もあるので、主治医に全摘の再手術を勧められた。

 死にたくはない。しかし手術したところで完ぺきに生き残れるのか?そう思って聞いてみた。
「全摘の再手術をしたら生存率はどのくらい向上するんですか?」
 数パーセントだけ向上すると言われた。

 へ?数パーセント?なら、やらない。同じようなものじゃないか。それに、おびただしい脈管侵襲ありだ。だったらもう全身にがんの種がばらまかれているに違いない。局部だけ取ったって無駄というもの。

 その後くうみんは、検査は嫌だ、薬は嫌だと、治療拒否を始めた。周りを見渡すと、不真面目な患者の方が元気にしているからだ。

 憎まれっ子世に憚る。先に死ぬのはくうみんだと、おじさんを含め、誰もが思っていたんだけど…おじさんが先に逝き、くうみんはどっこい生きている。

 しかし、抗がん剤やホルモン剤の副作用、後遺症であるホットフラッシュを改善するための漢方治療とは縁が切れなかった。ホットフラッシュと言うのは更年期障害の一つで、いきなり体がカッと火照る症状を言う。辛い物を食べたときとか、熱いものを食べたときとか、人によって発現しやすいときは違うが、くうみんの場合、緊張した時に起こることが多い。
 症状が出ると、メガネが曇るくらい体が熱くなって大汗をかく。それが漢方のおかげでかなり改善されたのだ。

 最近、担当先生の処方に疑問を抱くようになった。一回につき3キロ近い薬の量、痺れなんかないのに、痺れを取る薬を出される…それは要りませんと言っても、「漢方は新薬とは違う」と言って、出し続ける。
 不要な薬を処方しているのではないか?悩みなんかうちあけていないのに、診療明細書の「精神療法」に点数がついているのはなぜか?

 それに待ち時間の長いこと。2時間3時間当たり前、5時間待ったこともある。
 だったら、くうみんが希望する薬だけを近所の医院で処方してもらえば、それが一番だ。
 
 どうにかならないかな~、と思っているうちに次の診察になった。
「精神療法のことはどう切り出そうか?薬のことはなんと言おうか?」
 無い知恵を絞っていたのだが…

 待つこと2時間、呼び出しがかかったので、診察室に入った。
「どうですか、調子は?」
 相変わらずパソコンの画面だけを見て話している。
「え~、まぁ~」
「あなたももう長いよねえ、ここに来るようになって」
「はい、あの~」
「何?いやならやめていいんだよ、あなた次第なんだから」
 いつも通りの強気の発言。だけど待ってました!!
「いえ~、そうですね、ちょっと薬をやめてみようかと思うんですよ」
 担当医は少し驚いたようだ。

 先生、見捨てないでください!酒は飲みますが、薬も飲みます!そういう答えを期待していたような…

「あ、そう。何か調子が悪いようなら、また予約して来てください」
「はい!その節はよろしくお願いします!」

 あっはっは!うまく行った~。

 という訳で漢方の診察はなくなった。前に押し付けられた薬がまだ大量に残っている。これがなくなったらどこかの医院でくうみんが必要だと思う薬だけ、処方してもらおう。
 
 という訳でついに、疑惑の漢方とも縁を切ることができた。

 しかしまだまだ縁の切れないものもある。口の中にできた白板化も要観察、先日痛めた仙骨と、歯の治療でまだ医者と縁が切れない。
 歯は、冷たいものも熱いものも沁みるので、レントゲンを撮った結果、神経に炎症を起こしている可能性が高いとのことで、やむを得ず神経を抜くことにした。
 神経を抜くと、当たり前だが今まで沁みるのでうがいも満足にできなかったのが、まったく痛くなくなった。けれどこの歯はもう死んでしまったと思うと、なんだかな。あと十数年経ったら、この歯は抜けてしまう。
 歯抜けババアになったら、入れ歯でもするしかないか?それでもビールは飲めるから良しとせねばなるまい。

 昔は、年寄りが毎日のように病院や医院に押しかけているのを冷ややかに見ていたが、自分もそうなりつつある。

 年寄り笑うな行く道じゃ。

 これが胸中によぎるようになった。



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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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