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帰ってきました

 全国のくうみんファンの皆さん!お待たせしました。帰ってきました。しかし、無事、と言えるかどうかは微妙です。それはおいおいお話しすることにしましょう。

 おじさんがいた頃は、秋にはよく山に登ったものだ。しかし、おじさんは晩年体力がなくなったというか、易きに流れるようになったというか、
「俺はふもとの温泉で待っているから、お前だけ山に登って来い」
 と言い出した。くうみんはまだ山登りに未練があったが行きたいと思いつつ、なかなか行動に移せないでいた。そのうちにおじさんがいなくなってしまって…

 でも、今はおじさんは山に登るのに体力は必要ないらしい。ミディアムさんの取次によると、
「山に行こう、山に行こう」
 と言っているようだ。

 よし、行こう。おじさんと何回か行った、立山がいい。10月のはじめなら、室堂から仙人池を経て富山側の欅平に縦走するルートを取りたかったが、あいにくその時期台風が来ていて、行けなかった。
 10月も終わりなら、黒四ダムから下の廊下を経てけやき平に抜けるルートにしよう。

 以前なら山小屋は予約が要らなかったが、今は予約が必要になった。もちろん予約なしでも泊まることはできるが、混んでいるときは食堂のような公共の場所に寝る羽目になる。
 山小屋のホームページでなるべく混んでいない日を見計らって、予約を入れておいた。以前なら東京から黒部立山アルペンルートと言うと、東京から特急あさまに乗って松本から大糸線に乗り換えて信濃大町経由でアルペンルートという経路だったが、今は北陸新幹線が開通したのでコースがかなり変わっている。

 新宿からあずさと言う手もあるが、これは時間がかかり過ぎる。新宿から長野までバスで行くのは安いけど夜行になるし。

 いろいろ調べて、東京から新幹線「はくたか」に乗って長野まで行き、扇沢までバスで行くルートにした。そこからトロリーバスで黒四ダムまで行く。

 当日の朝は大きなザックを背負い、一人で駅に向かった。乗車券と特急券を買ってから、大丸百貨店に向かった。どの店がいいか、どのお弁当がいいか、あちこち見て回る。旅先で亡くなったおじさんも最後の日はこんな風にお弁当を選んだんだろうと思うと、切ない気がした。

 自由席なので早めに並んで席を確保した。くうみんを乗せた、はくたか559号は、10時32分、時間通り出発した。
 お愉しみのお弁当とビールを小さなテーブルに並べた。缶ビールをプシュッと開けてコップに注ぐ。おじさんはビールを缶のまま飲むのが好きじゃなかった。コップに入れた方がおいしいって。だからくうみんも今でもそうしている。

楽しみのお弁当
 わ~い、うまそ

 長野には12時7分着。そこから12時30分発扇沢行のバスに乗る。外国人の姿が目立っていて、登山姿の日本人を含めて大町温泉郷でみんな降りてしまった。
 扇沢まで行くのはくうみん一人だった。すまないね、運転手さん。

黒四ダムの紅葉
 扇沢の紅葉

黒四ダムのミニチュア
 黒四ダムのミニチュア

 黒部ダムにつき、今宵の宿ロッジくろよんを目指す。少しパラパラと雨が降ってきた。風が半端なく強くて、軽量級のくうみんは何回も吹き飛ばされそうになった。
 ここにも外国人がたくさんいて、写真を撮ったり、あちこち眺めたりしている。一人だったら心細いが、縁もゆかりもない旅行者と言えど、誰かがいるというのは心強いものだ。

ここが中間点

 そのうちくうみんは誰もいない山道を独りとぼとぼと歩くようになる。ロッジくろよんはダムからかなり離れている。遊覧船ももう終わり、係員の女性が看板を仕舞っていた。30分くらいも歩いただろうか。ロッジくろよんが見えて来た。

ロッジくろよんが見えて来た

 ここにもおじさんと行った思い出がある。くうみんは足を痛めてしまい、予定外のこのロッジくろよんに泊まることになったのだ。あの時はお世話になった。あのときもおじさん、ビールをたくさん注文したね。

 今日はお客が少ないので、一人でも一部屋あてがってくれた。

お風呂は銭湯と同じくらい熱かった。たぶん44度くらい。真っ赤になりながら湯船につかっていると、一人の女性が入って来た。やはり明日は下の廊下に行くという。下の廊下はガイドブックの案内で歩行8時間、休憩時間を入れれば9時間くらいかかる。
「トイレが心配です」
 そういうと、
「この間、ためしてガッテンで言っていたけど、幻の尿意と言うのがあるそうよ」
 なんでも、したいと思った時は大抵少ししか出なくて、我慢すれば我慢できる。慣れれば膀胱いっぱいになってから出すようになると。
「そうですか、いいことを聞きました、我慢することにします」
 風呂終了、ビールを飲んで、食事を済ませると、部屋は暖房がなくて寒いのでロビーでテレビを見ていた。ひとりの女性とどちらからともなく話をした。
 彼女はご主人と二人で下の廊下に行くらしい。
「私もです」
「何時くらいに出ますか?」
 女性が聞くので、くうみんは答えた。
「6時くらいに出ようと思うんです」
 6時でも早いということはない。早い人は5時くらいに出るだろう。

 9時くらいには寝床に入ったが、外は大雨が降っている。

 明日は大丈夫なのかな?

 心配していたおトイレ問題よりも、大変なことになるとは、くうみんには予想できなかった。

 さて、くうみんはこの後、どうなるのでしょう?


 
   

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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