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終日クルーズの日は波乱含み

 クルーズ3日目4日目は終日クルージングだ。そう言う日は船内プログラムが充実している。くうみん母西太后陛下は卓球が好きなので、卓球大会を勧めた。しかし、出る気はないらしい。あんなに好きだったのに…と思ったが、ここでくうみんは親の老化を思い知らされることになる。

 階段を上り下りするのも手すりをつかまりながらでないと動けない。うそでしょう?と思う。
 70代の頃は卓球大会で優勝したこともある(もちろん年代別、小さな大会)。昔の人だから若い頃は足腰を使ったことだろう。その頑丈な人が寄る年波でここまで弱るとは、思いもしなかった。ついひと月前はもっと元気だったのに?

 クルーズだからまだよかった。動くのが嫌なら部屋でじっとしていればいい。普通のツアーでは、あちこち歩き回って、毎日移動しなければならないこともある。

 終日クルージングのときは昼間は部屋で本を読んでいた。本は図書室で借りてきたものだ。うちで猫を飼っていたので猫がかわいくて仕方ないらしく、猫の本を読んで一人で悦に入っていた。
「ね~、見て!この猫、かわいいわね~」
 それをくうみんに見せて、読んでみろと言う。はいはい、読みましょう。
「うん、かわいいねえ」
 私って優しいじゃないの。

「チーズが糸を引くようなアツアツのピザが食べたい」
 と、母はかねてから言っていた。
「じゃ、昼はピザにしようか」
 14階のプールサイドにピザ屋さんとハンバーガー屋さんがある。もちろんここもタダで食べられる。ここの食事もおいしいとおじさんのお姉さんが言っていた。
「あら、おいしい」
 アツアツのピザが食べられて、くうみん母・西太后陛下もご満悦だった。
ピザ
 くうみん母夢のアツアツピザ

 そしてこの日、9月11日はアメリカでテロのあった日だった。12時に黙とうをすることになった。アツアツのピザがちょっと気になったが、立ち上がって黙とうした。隣にいた白人の女性二人組が、
「立って黙とうしてくれてありがとう」
 と言った。
「どういたしまして」
 そう言えば他の人は座ったままの人が多かった。この女性たちの、知り合いか親戚でも、犠牲になった人がいるのかも知れない。
 
  さて。

 クルーズでは基本、食事はタダなので食べなきゃ損と、卑しい私たちは食べすぎてしまう。なのでくうみんは下船しない日はフィットネス室で一日10キロほど走るようにした。それでも一キロくらい太った。

 その日の夜は、船長主催のウェルカムパーティーがあった。ババとオバの二人はせいぜい着飾ってパーティーに赴いた。しかし、めんどくさいので化粧はしなかった。眉毛を書いて口紅だけ付けて行った。
 
 船長のウェルカムパーティーなら、シャンパンが飲めるぜ!そう思って行ったのだが、シャンパンは?探しているうちに写真班に捕まった。
「はい、手をこんな感じで。視線はここらへん」

 撮影の後、抽選券を3枚貰った。
「明日、抽選会がありますので是非来てください」
「はい、ありがとう」
 くうみんは抽選券をバッグにしまった。
 どうせ写真なんて、買いはしない。そう思ったのだが、この写真の運命はその後意外な展開を見せることになる。 

 せっかくおしゃれしたのだからと、今日は着席式のレストランに行った。しかし、陛下にはここの食事よりやはりビュッフェの方がお好みのようだ。



 12日朝5時頃、船は瀬戸内海に入った。豪華客船もここでは不案内なので、水先案内人をお願いするという。

 水先案内
 ダイヤモンド王女様を案内するナイトのような小さな船

くつろぐ西太后陛下
 瀬戸内海を眺める西太后陛下

漁船群
 漁船の群れ 獲物は鯛ですか?!

電車が通るしまなみ海道
 電車が通るしまなみ海道

しまなみ海道
 
 しまなみ海道には思い出がある。陸地の方から眺めた記憶。その後行った瀬戸内海に面したのあの町は…


 船の中ではいろいろな催しがある。「風呂敷の包み方講座」外国人向けなのかもしれないが、風呂敷の包み方は奥が深い。行ってみることにした。

 この講座は人気ですごい行列だった。一人の若い女が、くうみんのすぐ前に横入りした。
「ちょっと、みんな並んでいるんのよ!」
 すると日本語がわからないふりをした。

 バカ!あんたは東西南北どっから見てもガングロの日本人じゃ!!日系人にすら見えない!それにさっき日本人と日本語で話しているのを見たんだよ!
 ちなみにくうみんは海外ではいつもマレーシアか、と言われる。
 
 せっかく横入りしたが、こいつの前で制限人数に達してしまった。あとは整理券を貰って次の講座に優先的に入れるようにしてもらう。もし、こいつまでがオーケーだったらひと悶着あったかも。

 風呂敷講座が始まる前に、写真班の抽選会があった。昨日3枚抽選券を貰ったのでダメと思いつつ抽選券を箱に入れた。当たるのはたったの3名で、賞品は一等がここで撮った写真すべてを無料プレゼント。二等はダイヤモンドプリンセスのDVD。三等はダイヤモンドプリンセスの写真。
「一等以外はいらないね」
 くうみんは母の耳元で囁いた。

 三等から次々と発表された。はじめ部屋番号。その次に名前。
「そして!一等の方!」
 はじめは英語で言われたのでなんと言っているのかわからなかった。しかしその部屋番号…名前は日本語で書いてあったらしく、外国人のお姉さんは日本人のお兄さんに抽選券を渡した。
「一等は、部屋番号、への10番!西太后様!!」
 
 えー!!信じられない!!狂喜乱舞するババとオバの二人組。
「おわぁ~~~!」
「やった~~~!!」

 なんとくうみんがこれ以外ならいらないと言った一等が当選!!その後写真をバシバシ撮ってもらったのは言うまでもない。

 プロが撮るといい女度が5割増しする。これでノーメイク。
「修正しているんですか?」
と聞いたらしていないと。特殊な設定で撮っているのかな。写真ブログの方、どうなんでしょ?

美人1
 見合い写真にしようかしら?

昔の美人
 これは葬式の写真に

 風呂敷の包み方講座
 風呂敷の包み方講座

 
 関門海峡には翌13日、朝早く着いた。そう言えば、今年の5月、レトロ門司港にはくうみん一人で行ったんだっけ。

関門海峡2

関門海峡1
 ここはレトロ門司港かしら?

工場群
 大きな工場が立ち並ぶ

この建物は?

関門海峡の夜明け
 九州側は工場が立ち並んでいるが、和歌山側はひっそりとしている

 朝はラジオ体操の映像が。外国人も一緒になって体操していたが、当然間違えてばかり。日本人なら誰でもできるこの体操は偉大なり。

ラジオ体操

 そう言えばおじさんは仲間内の運動会で、ラジオ体操のお手本をするんだと張り切って逆バージョンを練習していた。くうみんがラジオ体操のDVDを見ながら普通に体操、それを見ながらおじさんは逆バージョンの練習をしていた。

 おじさんは無邪気な人だった。

 おじさんが生きていれば9月19日、60歳の誕生日。

 還暦おめでとう。

 


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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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