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友ではない人たち 遠方より来たる また怒り起こらずや

 3人の女性が、わざわざおじさんのお参りに来てくれた。
[ありがとう、嬉しいわ。さ、入って入って」
 おじさんの祭壇に案内すると、みんな手を合わせてくれた。
 テーブルにお茶を用意して飲んでいると、そのうちの一人が言った。
「くうみんさん、おじさんは人に言えない死に方をしたって言っていた人のことだけど…」
 くうみんはまゆをひそめて言った。
「うん、許せないでしょ?」
「じゃなくって、あの人はそんな人じゃないわ」
 3人ともうんうんと言うようにうなずいた。
「きっと心配で心配で、そういう表現になってしまったんだと思う」

 他の皆さんも同意見だ。普通の人はああいうことを言われたら、そういうふうに考えるものなのか?それともこの皆さんは高潔な魂の持ち主なのか?

「負の考えは何ももたらさないどころか、悪いことを引き起こすことになるわ。人を憎むのはやめて」

 私だって彼のことはいい人だと思っていた。その言葉を聞くまでは。しかしな、非常時に人間性は出てくるものだ。他にも人格を疑うような人間がいた。付き合う人間はこういう時に選別するものだ。

 憎むもなにも、彼に対し、そんな感情を持つのすら嫌なので、くだらない人間のことは考えないように心がけた。私の知らない、別の世界で生きてくれと思うだけだ。忘れたい、死者を鞭打つような真似をする奴らのことは。

 だから最近、ブログを、昔の調子に戻したというのに、寝た子を起こすようなことは言わないでくれ。

 その後は当たり障りのない話題を振って、帰ってもらった。

 高潔な皆さんだ。凡人のくうみんにはとても真似できない。キリスト様もお釈迦様もモハメットもそして孔子も真っ青な清らかな魂だ。
 きっと自分の夫が亡くなった時に、私が「あの人の旦那、人に言えない死に方をしたらしいわ」と言っても、くうみんさんはいい人だから、と許してくれるのだろう。ありがたいことだ。

 近所に住んでいても、心の接点のない人は「遠方」なのだよ。遥かアンドロメダのかなたまで帰ってくれ。

 はい、これまでよ~。
 




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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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