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介護問題を考える 素晴らしかったワタミの介護(2008年)

 お父さんはワタミの介護、レストヴィラに移った。ひと月もするとだいぶ頭がクリアーになった。頭を活性化するノウハウがここにはあるのかも知れない。

 車いすに座ったお父さんは、くうみんに聞いた。
「お父さんはどうしてこんな所にいるんだ」
 なのでくうみんは答えた。このお正月にお父さんは立てなくなって、トイレに行くこともできなくなったので病院に入院したこと。
 しばらく家でお姉さん達がお世話をしたけれど、出来なくなってここに来ることになったこと。
「そうか。でも、入院したこととか、歩けなくなったなんて覚えていないんだよ」

 食事は外食産業のノウハウがあるせいか、大変おいしいそうで、お父さんは好き嫌いが多かったが、
「ここのは何でもおいしい」
 と、嫌いだと思っていたものも食べるようになった。

 今度は歩行問題。
 施設内を歩き回る二人組をときどき見かけた。歩行訓練だそうだ。
 指導員だろうか、男性がついて施設内をぎこちない動きながらかなり速く歩いている女性がいた。訓練であれだけ歩けるようになったらしい。

 お父さんも落ち着いたので歩行訓練を開始することになった。指導の先生によると、初めは嫌がっていたのだが、結果が出てくるとうれしいのか、今では積極的に訓練を受けている、とのこと。

 半年もするとお父さんは普通に歩けるようになった。
「もう帰りたい」
 お父さんは希望した。
「わかった。でも、介護保険が嫌だなんて言っていたら、俺はもう何もしないからな!」
 おじさんがお父さんとお母さんを前にして、言った。
「わかった、わかった」
 お父さんとお母さんはペコペコしながら言った。

 一人でトイレに行けるなら介護もそんなに難しいことではないので、お父さんは数か月でレストヴィラを退去することになった。
 支払った入居金は入居していた月数に応じて返してくれた。家に戻ると、週に2、3回、デイサービスに行って、歩行訓練を受けることになった。

 ワタミはブラック企業とか、ワンマン社長とか、とかくうわさが絶えないが、ワタミの介護・レストヴィラは利用者にとっては大変素晴らしい施設だった。
 もし労働条件がそんなにも過酷であるなら、それは改善して欲しいし、給料もできるだけの配慮をして欲しい。職員はいつも笑顔で接してくれて、しかもこんなに元気にしてくれた。

 今の施設もそうだが、若い職員が一生懸命働いてくれるのを見ると、本当に頭が下がる。介護士が、他の士業と同じくらい尊敬され、労働に見合う給料がもらえるようにと切に願う。 
 最近介護報酬の引き下げが話題になっている。介護施設の収入に当たる介護報酬が引き下げが検討されている。にもかかわらず、政府は「老人施設の給料は上げてやるように」など、目が点になるような言動を発している。

 何を考えているのか。

介護報酬とは?介護報酬はなぜ引き下げられるのか?

 さて、ワタミの介護は素晴らしかったが、その後も続くぬかるみぞ。

 


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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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