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スーパー銭湯で見たひとりの女の子

 おじさんとくうみんは家のお風呂にめったに入らない。普段は歩いて5分もかからないフィットネスクラブのお風呂に入り、そこが休みの時はスーパー銭湯に行くことにしている。

 フィットネスクラブや、スーパー銭湯には癌治療で、頭がハゲていた時も、ハゲプラス放射線治療で、ちちに丸や四角のもんようが書いてあったときも同じように行っていた。
「刺青、タットー、ボディペインティングの方は入場お断り」
 そう書いてあったが、さすがにこの場合は入場禁止にならなかった。

 先日、フィットネスクラブが休みの日に、そのスーパー銭湯に行った。

 競争率の激しいスーパージェットバスが空いていたので、さっそく入ると、隣に10歳くらいの女の子が入って来た。こちらを見て、
「熱い~」
 と言うので、
「熱くないよ、ほら39度だって」
「熱くない?」
 女の子はニコニコしながらジェットバスに入っていた。

「今度はあっちに行ってくるね」
 そう言って女の子は年配の女性の所に行った。何やら話をしている。あの人がおばあちゃんなのかな。そう思って見ていると、適当な頃合いを測って、他の人と話をする。

 次は幼稚園くらいの女の子を連れたお母さんの所へ。あの人がお母さんで、あの子が妹なのかと思った。そこにはずいぶんと長くいたけれど、やはりまた、他の人について行って話をしている。

 お父さんと一緒に来たのだろうか。ここでは8歳以上になると、異性のお風呂に入れない。それまではお父さんと入っていたのが、入れなくなる。

 お父さんははじめ戸惑ったろう。子供だとばかり思っていたのに、もう一緒には入れないのか。でも、それは仕方ない。

 くうみん想像するに、この子は父子家庭の子なのだと思う。

 愛情に飢えた子は誰もにかわいがられたくて、人見知りをしないと聞く。この子もそうだ。あまり長くいると嫌がられるのが判っているから、次々と話をする人を替えていく。

 もちろん、お父さんにはかわいがられていると思う。だけど、お母さんってどんなかしら?そう思っているような気がした。

 この後はお父さんと一緒に、ここにある食堂で、夕食を食べるのかな。冷たいものも買ってもらって。

 あなたどこの子、どこから来たの?きっとあなたは家でもいい子なんだろうな。

 ごみの出し方が判らなくて、違う出し方をしてしまった。近所のおばさんが怒った。
 怒らずに教えてくれればいいのにね。

 お父さんに代わってご飯の支度をしたり、洗濯したりもするんじゃない?
 洗濯は全自動。だけど干すのは大変だね。
 ご飯は、スーパーで買ったコロッケと、インスタントみそ汁、太さ1センチのキャベツの千切り。

 帰りの遅いお父さんを待って、黙ってテレビを見るあなた。そのうちお父さんが帰ってくる。
「お帰り、お父さん」
 お父さんは着かえてから、食卓に着く。拙い夕食でも一緒に食べるご飯はおいしい。

 今は学童保育があるから、保育園で待っているのかな。

 昔はそんなのなかった。家で待つしかなかった…
 さびしかったらここに来ればいい。おばちゃんも待っているよ。

 お父さんは優しい?それとも…
 
 

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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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