鉄ちゃんで行こう!九州に行ってきます 鉄ちゃん鉄子の旅

 去年四国へ行った。国内はいい。最近は安いビジホでも大きなお風呂があるし、食べるものもおいしい。旅行の楽しさとしては結構、はまった。

 きれいな景色を見たときに
「わ~、きれい。日本じゃないみたい」
 って言うけど、日本が、一番きれいです。
 ニュージーランドに行ったとき、富士山もどきがたくさんあったけど、富士山が一番きれい。あか抜けていた。

 今度はどこにしよう、北海道は2回ほど行ったし、沖縄も2、3回行った。しかし、まだくうみんは九州に行ったことがない。よし、九州だ!おじさんは九州より北海道の方が良かったようだけど、くうみんが「鉄道の旅九州」と言う本を借りてきたら、興味を持ったようだ。
「いいねえ、ゆふいんの森!」
「おじさん!あそぼーい、だって!」
「九州横断特急にいさぶろう!」

 羽田から格安航空会社のスターフライヤーで博多に行き、あっちこっち鉄道で回ることにした。
 九州にはブロ友が数名いる。そのうちの花ばあばさんとお会いする予定だ。また例のマスク、サングラス帽子のいでたちで会うとするか。

花ばあばさんのブログ
 
 28日出発、6月5日帰る予定。8泊9日、ホテルはビジホ中心。さて、どんな旅になるか?

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テーマ : 鉄道の旅
ジャンル : 旅行

わたしってそんなに老けているかしら?

 昨日、25日はランニング友の会で、バーベキュー大会であった。

 十数人であったが、牛肉や鳥手羽、野菜や焼きそばが見る見るうちになくなって行く。12時くらいから夕方まで飲み、食べまくりとなる。あまり食べないように気を付けるが、時間が長いのでつい食べ過ぎてしまう。

 それとは別に、気になることを言われた。中学一年生と、小学5年生の男子2名がいたのだが、くうみんが、その子達や、おやぢOさんに話しかけた。
「あなた達くらいの年だと2歳の差って大きいけど、私達くらいの年だと2歳って大した違いじゃないよね」

「そうだね、くうみんさんって僕より年上だよね」
「うん、そうだと思うけど」

 そこへ子どもたちが、
「えっ、おばちゃんの方が年下でしょう?」 
 と、うれしいことを言ってくれた。

 しかし、Oさんの次の言葉、なんだかひっかかった。
「なんて失礼なことを!僕の方がずっと下だよ!」

 へ?大して変わらないと思うけど?くうみんは自分の年を打ち明けた。
「一億歳です」
「なんだ、そんなもんですか?そんなに変わらないんですね」
 もっと上かと思ったってか。

 中学生の子と話をしていたら、30代女性Sさんが言った。
「お孫さんですか?」

 中学1年、13歳の孫がいると言うことは60代半ばと言うことか?
 ウソ!私ってそんなに老けている?

 ことさらに若く見られようとは思わないが、実際の年齢より大幅に老けて見られると言うのは抵抗がある。

 二人とも私よりずっと走るの遅いくせに…それどころかここにいる中で私より速いのは男もまじえて2、3人しかいない。60代半ばのオバヤがこんなに速い訳がね~だろ~!!

 なんでだろうなあ、こんなに老けて見られたのは初めてだ。

 ただ、子供たちが
「おばちゃんの方が年下でしょう?」
と言ってくれたのが救いだ。

 実物を見た皆さん!私ってそんなに老けていますか?!


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テーマ : これはヒドイ
ジャンル :

嫁と姑は似ている…ような気がする

 くうみんの姑に当たるおじさん母は近所の介護施設に入居している。週に一度、おじさんとくうみんは、自分たちが食べる食料を持って行っておじさん母の自室で食事をする。

 自宅で介護している人は本当に偉いと思う。
 もし、くうみんが自宅で介護なんてしていたら、たぶん大変な生活、排泄や、三度の食事…きっと鬼のようなくうみんとなってお義母さんをいぢめているであろう。

 もう自分で食べることができないので、くうみんがスプーンで食べさせる。刻み食だが、最近すっかり食が細くなって、食べたがらない。

 どうしたものかと思っていたら、おじさんのお姉さんが教えてくれた。
「あんこが好きだからあんこを食べさせると、だまされてその後も食べるわよ」

 あんこを食べさせる→うまい!→他のおかずを食べさせる。→次もあんこ!あれ、違うけど、次はあんこ!→他のおかず→嫌!もう食べない!→あんこを食べさる→うまい!…以下繰り返し。

 ご飯にあんこを載せるのも有効だと言う。ご飯にあんこを載せて食べさせる…虐待ではないのか?

 ううむ、甘いものが好きな人と言うのはこういうものなのか。

 秘密兵器あんこを武器にご飯を食べさせながら、くうみんはお義母さんに話しかけた。
「お義母さん、あなたは幸せよ、こんな優しい嫁で…S子みたいのだったらどうなることか」

 S子と言うのはくうみんが知っているうちで一番キッツイ性格の女子だ。
 おじさんが言った。
「S子の旦那の親はまだ元気なのかなあ」
「そうみたい。お姑さんはS子とドッコイドッコイのキッツイ性格らしいわよ」

 その後も知り合いの親の話は続く。 
「そう言えばK太郎君はどうしているんだろ?」
「K太郎君ねえ。あの人はお母さんのことを嫌って家に寄りつかないけど、あの人の嫁さん、K太郎君のお母さんそっくりよ、もう、支配欲の塊」

 ここまで話をして一瞬の間があった。
「…」

 くうみんは言った。
 「おじさん、男って自分の母親に似た人を選ぶものなのかね。特にK太郎君なんか、あんなに嫌っていたお母さんそっくりの人と一緒になって…好きとか嫌いじゃなくて因縁かしら」
「う~ん」
「私もお義母さんに似ているのかなあ?」

 くうみん母はキッツイ性格なのでブログの中では西太后陛下と言い習わし、おじさん母は穏やかな性格なので東太后陛下と言い習わしている。

 おじさんが言った。
「料理の味付けは似ていると思う」

 結婚前におじさんによく手料理を振舞った。その時もうちの味と同じだ、とおじさんは言っていた。
 くうみん母の味付けは田舎者なので濃い。母の言うことは何でも従うくうみんであったが、体に悪いし、これだけは譲れず、
「味が薄すぎる」
 と、文句を言われながらも、すっとぼけて薄味にしてきた。一方、おじさん母は中部出身だからか、わりと薄味だ。

 やたらと物持ちがいいのも似ている。そんなに高級なものでもないのに長く使う。今使っている買い物袋は、おじさん母からもらったものだ。

「これ、使えば?」
「ありがとう、使います」 

 ある日持ち手が取れてしまった。くうみんはそれを不器用に繕った。よく見ると何ヶ所か繕った跡がある。お義母さんが繕った跡だ。

 ある日おじさんのお姉さん家族を呼んで食事会をした。その時のデジカメを見せて、この人は誰?とお義母さんに聞いた。
「これはK子ちゃん、これはAちゃん、これは…」
 くうみんの顔を指さした。

「これはお母さんじゃないかしら?」
 お母さん、と言うのは自分のことだ。

 長男の嫁と言うのは親戚の集まるところでは、大きな顔をしているものだ。

 その上で気配りをしていた、在りし日のお義母さん。  
 くうみんの場合は初めから似ている所もあるけれど、だんだんと似て来た所もある。

 しかし、いくら似ていくと言っても、あんこでご飯は食べないと思う。




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テーマ : 家族の健康や病気、またそれにつながる話
ジャンル : 結婚・家庭生活

成績の上げ方 くうみんの場合

 あまりにもおバカな過去をさらけ出し、ちょっと恥ずかしくなった。
 自分なりの努力はその後することになる。

 このままでは進学どころか就職もできない。今のように高校生は就職難ではなかったけれど、聞いてみるとそこそこいい会社は一応筆記試験もあるようで、あまりにおバカではどこも採ってくれないだろう。

 くうみんの父は貧乏だ。しかし母はそんなに貧乏ではない。どうしてかと言われれば、家庭にちょっと事情がありまして、と答える。

 くうみんは母に相談した。
「何とか勉強ができるようになりたいんだけど。とりあえず英語と数学」
 そう言われて反対する親はめったにいないだろう。例外はあると思うが。くうみん母も賛成してくれて、つてを頼って一人の女子大生を知人が紹介してくれた。東京女子、東女の人だ。妹も一緒にどうかと言ったが、「くうみんと一緒なんて嫌だ」と、断ってきた。

 この人がいい人で、あまりのバカさ加減に呆れながらも親身になって教えてくれた。学校の先生には「お前バカか」と言われそうなことを、この人になら聞くことができた。
 まず英語。
「thisと言うのはどうしてディスと言うのか。ディスなら、desuと書くのではないか」
「英語のth音は、日本語のローマ字とは違う。thと言う発音があるのだが、日本語で振り仮名を振るとしたら、ディスと書くしかないのでそう書いているだけだ。他にもそんな表記はたくさんある」
 なるほど。納得。

 長年の謎が解けた。数学も英語も、高校2年にもなって、中学の一番簡単な、薄い副読本を選んでもらって、勉強した。初めはバカにしていたけれど、結構難しい。

 高校一年の時の数Ⅰは10段階評価の3、赤点だった。2年に進学するとき、先生が
「くうみん、お前は文系だよな。数学は数ⅡAにしろ」
 なんだかバカにされたような気もした。
「先生、数Ⅱbにしたいです」

 勉強ができないくせにそう言う人はたくさんいたらしく、
「それじゃ、放課後教えてやる」
 と言うことで、放課後集まって数学の先生が教えてくれたが、いつの間にか誰も行かなくなった。もちろんくうみんも。

 でもな、挫折した側から言えば、やってもやらなくても同じであれば、やらなくなるよね。水は低い方に流れるんだもの

 でも、母のつけてくれた家庭教師のおかげで、英語は確か10段階評価の4から8、数学は数Ⅱaとは言え、3から9へと改善した。うれしかった。

 そうなると勢いがつく。そのうち家庭教師の先生もやめたが、自分で勉強の仕方が判ればあとは自分でできる。

 現国はちょろいもんだった。だって現国の先生は、くうみんの作文を読んで「これはすごい」と別格扱いにしてくれたんだもの。

 古文漢文も好きだった。漢文は返り点がないと読むのは大変だけれど、ある場合、返り点の法則さえ判れば簡単だ。

 ある時古文の先生が、
「希望者だけですけどね、更科の日記、現代語訳する気がある人はいらっしゃい。教えますから」
 くうみんと古文の好きな女の子が二人だけ申し出て、文章を一つ一つ訳した。助動詞の働きも厳密に訳すのは骨が折れたが、先生も見てくれて、これが古文の成績に顕著な影響があったのは言うまでもない。

 そして日本史の先生が言った。
「お前らさ、今昔物語って読んでみろ。エッチな話がいっぱいだぞ」

  なに!エッチな話!スケベな話!うゎ~い、読みたい読みたい!

 と言う訳で、昼休みと放課後は図書室に入り浸るくうみんであった。

 鬼に娘を食われる話…あれは良かった。

 今は昔、あるところに美しい娘が両親と住んでいた。ある日、立派な身なりの人が訪ねて来て言った。
「お宅の娘さんと結婚したい」

 両親は相手の身分と財産に目がくらみ、結婚させることにした。
 その初めての契りの夜、
「痛い、痛い」
 と、娘の声が…
「初めてだから痛いのだろう」
 と、両親は気にしなかった。

 くうみんは気にしたぞ!何と初めてだから痛い!うゎ~い!!露骨!!

 翌日娘の部屋を訪ねると、そこには娘の惨殺死体が…

 男は鬼が変化したものであった。
 お金に目がくらんではいけないよ。チャンチャン!

 おお!なんというスケベ…
 
 の、ような話で、大分楽しませてもらった。古語で読むと現代語訳よりもやらしい感じがするのはどうしてだろう。

 漢文も、李白のは酒飲みの酔っ払い、酒場の様子が自由闊達でおもしろいぞ。
 
 しかし、しょせんおバカな高校で成績が上がったと言うだけのことだ。くうみんはその後一年「浪の人」となり、3流大学にやっとこさ入学した。

 自分でも一浪までしてこんな大学、不本意ではあったが、これが実力、やむを得ん。
 母はがっくり、親戚には
「もっといい大学も受かったけれど、特待生で学費免除なのでここにした」
 とうそをついていた。妹は
「ねえちゃんは青山に行った」
 と、友達には言ったらしい。

 母と妹、この二人は仲が悪いのだが、すっごく似ていると思う。性格が似ていると必ずしも仲がいいとは言えないようだ。

 そして問題のユニークな父は、どう言ったか?
「くうみん」
「うん?」
「行くところがあって良かったなあ」
「うん」

 くうみんはにっこり笑った。


 

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テーマ : 効果的な学習法など
ジャンル : 学校・教育

おバカ自慢

 勉強のできないくうみんに皆さんからの温かい励まし、身に沁み入りまする。

 自分のことをくうみんと同じように感じている皆さん、結構多いようですね。めろん様、HarmonyLotus様、ナーキー様、君たちはこっちの人間だぁ~!!

 さて、算数及び数学のできないくうみんは、文系ならできたのかと言うと、英語もしっかりできなかった。
「なんで、thisをディスと読むのだろう?ティーエイチアイエスアイエスとしか読めないじゃないか」
 と、この調子で高校まで行ってしまった。

 よくこんなんで引き受けてくれる高校があったものだと思うが、くうみんの出身は神奈川県、当時は神奈川方式と言って入学試験はあまり重きを置かれず、中学の先生が「ここに行け」と言うと、そこに自動的に決まってしまうと言う、ありがたい方式であった。

 高校はどこにしようか迷った。と言って成績が悪かったので志望できる高校の数は多くなかった。
 先生はため息をつきながらくうみんに言った。
「偏差値が50あれば結構あるんだけどねえ。くうみんの場合は偏差値が40台なのでかなり限られるんだよ、ここと、ここと…」
 先生は3、4校を示した。

 くうみんの父は大変ユニークな人だった。どうしょうもない人間だったが、たまにいいことを言ってくれた。迷っているくうみんにアドバイスしてくれた。

「お前、高校は上り電車でなく、下りで行くところを選んだ方がいいぞ。上り電車は混んでいる。混んだ電車はたまらんからな」
「うん、判った」

 なるほどねえ、混んだ電車はたまらんか。

 学校の廊下を歩いていると、向こうから担任の先生が歩いてきた。くうみんは先生を呼び止めて言った。
「先生、父に言われたんですけど、上り電車は混むから下りで行けるところを選べと。高校は下り電車で行ける所がいいです」
「下り電車で行けるところねえ…じゃあ、ここにしろ。Y学院な、ここなら枠があるから。はい、これで決まった。よかったな~」
 と言って、先生はサンダルをパタパタさせながら、歩いて行ってしまった。

 そしてめでたく下り電車で行ける高校に入学した。

 こんな高校でもくうみんは授業中に行う英語の小テストは毎回0点であった。教科書からの短文が2題出る。あらかじめ先生は「ここを出すから」と教えてくれると言う親切さだ。例えばこのような。

 THIS IS A PEN.
 I AM A BOY.

「ティーエイチ・アイ・エスアイエス…こんなのをどうやって皆覚えるんだろう?」
 おバカくうみんには皆目見当がつかなかった。

 毎回0点は嫌だ!どうにかして点を取りたい!

 ある日非常な決心をして何とか10点満点の5点でも取りたいものだと必死になって覚えた。

 ティーエイチ・アイ・エスアイエス エー ピーイーエヌ…

 そして英語の授業になった。小テスト開始。

 できた~!!これで0点脱出だ。隣の子に解答用紙を渡してお互いに応え合わせをする。
 しかし、やはり0点だった。小さなミス。Aを入れ忘れた。スペル違い。くうみんガックリ。

 泣けてきた。

 そこに何も知らずに先生が、
「それでは教科書を読んでください、くうみんさん」
 くうみんを当ててきた。

 くうみんは立ち上がって教科書を読み始めた。教科書には英語のスペルの上に、カタカナで振り仮名を振ってある。
 読み始めると、ほどなくして、涙がボロボロこぼれた。

「うわ~~~ん」

 また0点…あんなに頑張ったのに…くうみんはあまりの悲しさに泣き出してしまった。
 驚く若い男の先生。こいつはくうみんの担任だ。

 そのうち担任と親の面談があった。この担任が、くうみん母にこの事件を言っちまいやがった。
「突然くうみんさんに泣かれてしまって、僕はどうしていいか判りませんでしたよ」

 くうみん程度のおバカはこの高校では珍しくもなかったので、まさかまたもや0点だったので悲しくなって泣いたなど思いもよらぬことだったのだろう。

 思春期の感じやすい女の子が、なぜか悲しくなって泣いてしまった…担任はそう思ったらしい。

「先生がそう言って困っていたわよ。何があったの?」
 母はくうみんに尋ねた。
「…何でもない」
「くうみんさんは特に感受性が強いからって言っていたわよ」
「…」

 また0点だから情けなくなって泣いたなんて言える訳ね~だろ~!!

 このことはいまだに母には秘密にしている。


 
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テーマ : これはヒドイ
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バカバカくうみん

 子供の頃、くうみんは両親からすごいバカだと思われていた。幼稚園くらいの時は、ボーっとしていたから、そして小学校に入るようになると、「算数ができないから」。

 今考えれば、女の子と言うのは数字に弱いもの。だから、算数ができないからと言って特にバカだと言う訳ではないと思う。
 2つ下の妹が小学校に入学すると、結構成績が良く、特に算数は割とできたので、「バカバカくうみん」に拍車がかかった。

 ただ一つ妹よりくうみんの方が勝っていたのは作文だった。いつも「上手な作文」として先生に読み上げられた。しかし、両親にとって作文が上手と言うのは「評価に値せず」なのだった。

 と言うのも両親ともにそっち方面の才能があって、新聞や雑誌に投稿していい評価を得ると言うのは普通のことだった。
 作文が上手と言うことは、日本人が日本語を話せるのと同じくらい当然のことなので、別に褒めるようなことではなかったのだ。

 それに対し、作文が下手と言うのは、外国人が日本語を話せないと言うのと同じようなものだ。だから妹が作文を書くのが下手でも、けなされることはなかった。数字に強ければそれが「頭のいい子」だったのだ。

「くうみんは算数ができないんだよ」
 近所のおばさんに母がため息交じりに言う。
「1たす1はできても、12たす18とか言うともうわからないんだよ」

 その後ろでまだ幼い妹が言う。
「12たす18は30だよね~」

 そのまた後ろでくうみんはヘラヘラ笑って心の中でつぶやいた。
 それくらい、判るわい。

 中学3年になると近所のおばさんから言われた。
「くうみんちゃん、中学を出たら高校くらいは行きなさいよ。中学卒業だけじゃ大した就職先はないからね」

 今時何を言っているんだろう。その時はそう思ったが、そのオバサンはきっと、本当に私を心配していたに違いない。

 大学生の頃、夏休みに百貨店でバイトをしたことがあった。繁忙期なので9時ごろまで残業。疲れた顔で電車を待っていると、男の声で呼び止められた。

「もしもし、くうみんちゃん?」
 そこには小さい頃近所に住んでいた2、3歳年上のカッちゃんがいた。カッちゃんは乱暴者で「あの子と遊んではいけない」といつもお母さんから言われていた。

「あ、カッちゃん」
 しばらく立ち話をした。カッちゃんは今は会社勤めをしているそうだ。

「くうみんちゃんはどうしているの?」
「今はバイトの帰り」
「バイトしているの?ダメだよ、ちゃんと正社員で就職しなきゃ」
「うん、でも今大学行っているから」

 カッちゃんはそんなはずはない、と言う顔をして言った。
「バイトしているんだろ!大学なんて行っていないんだろ!」
「ううん、大学行ってる」
「今、バイトだろう?!バイトしているんだろう?!大学じゃないだろ!」

 あまりにも強く言うので、面倒くさくなって言った。
「うん、バイト。大学行ってない」

 カッちゃんはうんうんと頷いて言った。
「ちゃんと就職して両親を安心させろよ」
「うん」

  その後、妹や弟も進学したけれど、くうみんとはどんぐりの背比べのランクの学校で、そんなに能力の差があるとは思えなかった。

 つい最近、母に聞いた。
「私は、妹や弟と比べて、今思うとそんなにバカじゃないと思う。そんなにバカに見えたの?」
 母は若干すまなそうな顔で言った。
「すごいバカに見えた」
「…」

 今はこのブログ、おじさんの親戚中では人気者だ。
「くうみんさん、うまいなあ、プッ」

うまいと言ってくれるのはうれしい。

 そして今は、何より逃げ足が速いので、得をしている。
「くうみんさんなんか、スポーツ万能だろ?水泳はどうなの?」
「いや~、水泳はあまり得意じゃないです」
 くうみんは泳げない。
「くうみんさんの得意じゃないって言うのは我々とはレベルが違うんだろうなあ」

 確かに成績はそんなに良くなかったけれど、両親だけでなく、近所の人にまでなぜ、こんなに頭悪く思われていたのか不思議だ。永遠の謎だ。
 
 もしかしてちょっと変わったところのある子どもで、今なら病名のつく、ナントカ障害とかがあったのかも知れない。

 だったら今でもナントカ障害持ちなんだろうなあ。

 気にしてないけど。
 

 

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春の高尾山

 5月2日、高尾山に行ってきた。ゴールデンウィークではあったが、平日なのでそんなに混んでもいない。天気も上々。

自然歩道全容
 高尾山のこの道は遠く岐阜までつながっている遥かな道なのだ。

高尾山の新緑
 この季節、新緑が美しい。若々しい私にふさわしい季節だ。

 おじさんは足腰が弱ったのか、おじさんはエスケープルートばかり行く。頂上には一人で行った。

頂上
 高尾山頂上。今日は天気がいいものの、春霞と言うのか、もやがかかって遠くの山もかすんでいる。

山つつじ
 山ツツジ

葉っぱの上に葉っぱ
葉っぱの上に葉っぱ。なんて言う植物だろう?

 頂上から10分ほど歩いておじさんと無事合流。これから一時間くらいでいつもお昼を食べる一丁平だ。今日はコンビニおにぎりとブロッコリーとウインナを持ってきた。

 以前は自分でおにぎりを作ったのだが、めんどくさいので今日はコンビニで買った。

 セブンイレブンでおにぎりを買ったのだが、今、160円までのおにぎりは100円と言うセールをしている。160円のおにぎりを探したがなかったので、140円の豚骨煮卵おにぎりと言う色物おにぎりを一個買った。おじさんは贅沢にもおにぎりじゃないのがいいと言って298円の「シラス丼」を買った。

 お昼を食べるのを楽しみにしながら一丁平に到着。予定より10分早く着いた。

 以前ここで、本格的ワインと、本格的グラス、ワインクーラーまで用意して優雅にグラスを傾けている5、6人のおやぢ一行を見たことがある。

 ケーブルカー駅の近くにはレストランがあって、そこでビールも飲める。そこなら酔っぱらってもまたケーブルカーで帰ればいいのだが、ここは一番楽なルートでケーブルカー駅に行くとしても1時間半はかかる。
「大丈夫かよ、あのおやぢども…」
「酔っぱらっての帰り道はつらいよね、登りも下りもあるし…」
 おじさんとひそひそ話し合った。

 このおやぢ一行の帰りは地獄であったと思われる。その後こういうバカなことをする人を見かけたことはない。

 お昼ご飯を食べて裏高尾方面に下山開始。この道はあまり人が通らないものだが、最近の高尾山ブームでちらほら人の姿を見るようになった。

ボケ
ボケです

 歩き始めて、おじさんとくうみんは体の変調を感じた。

 のどが渇く!異常なくらいに渇く!

 確かに暑いので汗をかいたけれど、この渇きは…そうだ。お昼に食べたおにぎりが、すごい塩が効いていたのだ。おじさんの食べたシラス丼も同様。

 食べているときはおいしいんだけれど、あとになって気付くこの塩分の多さ。そば屋のそばつゆ、おいしいと思って飲むと、あとですごい喉の渇きを覚える。
 のどは渇いているのに、おなかはタッポンタッポン。
「あ~、俺のど渇く~」
「おじさん、私も」
 持ってきた水筒2本分の麦茶はすぐになくなった。

 だいぶ下ったところに水場がある。ここの水はおいしいので水筒に詰めて持っていく。2本の水筒に水を入れて持って帰る。これでmamatamさんからいただいた水素水製造マシーンで水素水を作れば、鬼に金棒、パーフェクトなアンチエイジングができると言うものだ。

 しかし、今日の場合は渇きをいやす貴重な一杯となり、水筒1本は後、空になった。

なんて花でしょ?
なんて言う花?

山吹色のヤマブキ
山吹色のヤマブキ

白いヤマブキ
ちなみに人家にある白いヤマブキ

 裏高尾にあるビジターセンターには野良ネコが棲みついている。去年の秋に見たときはとんでもないデブ猫だったが、今回見ると少しやせたようだ。私の忠告を聞いてダイエットしたのだろうか。

 ネコをあやしている男の人がいる。
「こんにちは」
 と声をかけると、こちらを向いて言った。
「雄猫がいたはずなんだけど、いなくなっちゃいました」
「あら、どうしたのかしら」
 
 ネコ大好きなdelida伯爵によると、
「きっとどこかの愛人宅にしけこんでいるに違いない」
と。そうかあ、猫の愛人ねえ。

デブ猫 お母さん
デブ猫お母さん

その娘
その娘。あくびなんかしちゃってさ。

 デブ猫2
 去年の秋に行ったときのデブ猫。向かって右がお母さんで、左はいなくなったと言うお父さん。娘はこの時まだ生まれていなかった。
 そう言えば毛の柄が、お父さんと娘はちょっと似ている。

 山を下りてからも一般道を1時間ほど歩かねばならぬ。これが結構疲れる。
 高尾山口は始発なので座って帰れるからいい。本当は北野ので特急に乗り換えなくてはならないのに、すぐに寝てしまい、調布まで行ってしまった。

 市販品は思った以上に塩分が濃いと実感した一日であり、よく遊び、よく眠った今回の高尾山であった。



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ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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