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食物の恨みは恐ろしい…実はうなぎを食べたかったんじゃ!!

 実は旅行が終わったあと、2日間おじさんと口を聞かなかった。理由は、くうみんはうなぎを食べたいと言ったのに、男2人にお前はナマズをたべろと言われて、やむなくナマズを食べる羽目になったこと、一口も食べさせてくれなかったことだ。
 
 それならうなぎを食べたいと何でもっと強く言わなかったのか、一口欲しいなら、言えばいいじゃないかと思うであろう。いや…
 
 くうみん父は、バカでなまけものであった。その父からひとつだけ、教わったことがある。
「食べ物のことで文句を言ってはならぬ。食べられなかったと言って、文句を言うのは卑しい人間である」
 ということだ。
 
 ということで物心ついた時から、食べ物のことで文句を言ったことはない。お菓子を食べる時も妹、弟優先で、自分は最後に選び、食べるようにしていた。
 バブルになってものが豊かになっても、まずその時一番大事な人、親兄弟、おじさんを先に考えていた。

 父が亡くなった今でも、
「食べ物のことで~文句を言ってはならぬ~。食べられなかったと言って~、文句を言うのは卑しい人間である~」
と、背後霊のように父の囁きが聞こえていた。

 だからあのときも、
「くうみんはうなぎが食べたい!!」
と言えなかった。

 あとから考えて、泣けてくるほど後悔した。そしておじさんにうんと文句を言った。
「私はうなぎを食べたかったのに!なんでお前はナマズをたべろといったのよ!なんで一口くれなかったのよ!」

 おじさんは黙ってしまった。一日目の夕飯は黙って作ったが、2日目の夕飯は作るの拒否、各々勝手に食べることにした。

 こんなくうみんをみっともないと言うだろうか?

 考えてみて欲しい。
 阪神大震災で、着の身着のままで避難してきた親子4人、配給のおにぎり8個をを、お父さんがいきなり6個食べてしまったという。
 残りの2個を、お母さんと子供2人で食べたという。
「主人を信じられなくなりました」
 こう言ったお母さんを卑しいと言うだろうか?

 食事の支度をしなくて済む午後は、時間がたくさん。
 男は悲しみを癒すのに、バイクでかっ飛ばすらしい。女はおしゃべりで発散するらしいが、くうみんは誰とも会いたくなくて、話したくなくて、自転車でそこらへんをウロウロした。

 食事は知っている人の誰もいないところがいいと、行ったことはないけれど、常々行きたいと思っていた、個人経営の居酒屋に行った。

 一人で居酒屋に行くのは二十数年ぶりだ。独身の時はよく言ったものだ。珍しがられたけど。

 刺身も酒も、いい味出していた。うまかった。

 関西風の焼き方のうなぎもお取り寄せすることにした。これはひとりで食べる。おじさんには上げない。
 そしてもうカッコつけない。

 食べ物のことで言い争うのは卑しいこと…この呪縛からも逃れる。
 食べ物の恨みは恐ろしい。

 会長、あんたも片棒担いでいるんだからな。覚えておけよ。
  

 

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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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