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お待たせしました!くうみん劇場 古事記

 昔昔、あるところに3きょうだいがいました。
 一番上のお姉さんは天照大神ビビアン、太陽の神様です。2番目は月読の阿修羅男爵、月の神様です。そして一番末っ子は、スサノオのくうみん、暴れん坊で、役割なんか何もない神様でした。

 このスサノオのくうみんは暴れん坊で、天照大神ビビアンは怒ってしまい、天の岩戸に隠れてしまったことがあります。
 あの金環食の日、2012年5月21日のことです。
 その時は踊りの神様と力持ちの神様のおかげで、また明るい日々となりました。

 そんなことでスサノオのくうみんは取り巻きたちによって、天照大神ビビアンにはあまり近づかないようにされました。

「なんでだよう、なんで姉ちゃんとこ行っちゃいけないんだよ」
「ま~た、変なことして大御神ビビアン様がお隠れになっては一大事」
「ふん」

 スサノオのくうみんは面白くないので悪友の貧乏神びんぼっちゃんのところに遊びに行きました。びんぼっちゃんは貧乏臭い庵に住んでいます。

「こんにちは」
「あ、いらっしゃい」

「今度亀戸に行こうよ」
 貧乏神のびんぼっちゃんは言いました。
「なんかいいことあるの?」
「わしらみたいなアウトローなガンサバイバーがうじゃうじゃ」
「ほお、亀戸にいるのは亀だけじゃなかったのか。そんなのと、コンビニ前でたむろしたら楽しいだろうな」
「うん」

 びんぼっちゃんとつるんでいたら、前から二番目の姉ちゃん、月読の神、阿修羅男爵がトコトコ歩いてくるのが見えました。
「おっ、二番目の姉ちゃんだ」
「姉ちゃんというより、兄ちゃんでもありそうだな」
月読の神阿修羅男爵は、左半分は男で、右半分は女です。いつも黒い頭巾をかぶっています。
「今度は二番目の姉ちゃんを標的にするか」

 月読阿修羅は近くのコンビニで買った大きなお菓子の袋を手にしています。
「よっ、姉ちゃん」

 月読阿修羅はギョッとした顔をしました。そしてお菓子の袋を胸に抱えました。
「あなたたち、そんなところでなにをしているの」
「へっへ~、姉ちゃん。いいもの持ってるな、それくれよ」
「あなたたちは、いつも私のお菓子をとってしまうのだから…いやよ!」

 月読阿修羅が抵抗しても、荒ぶる神のスサノオとびんぼっちゃん二人から襲われてはひとたまりもありません。お菓子は全て取られてしまいました。

 これが初めてのことではありません。もう何回も…
「もう、たまらないわ」
 月読阿修羅は家に戻ると、大好きな韓流ドラマのDVDや、漫画、スマホを持ち、コンビニで袋入りのお菓子を大人買いして天の岩戸に隠れてしまいました。

 太陽が隠れた時と違って、すぐには気づきませんでしたが、やがて人々は月が全然出てこないのに気づきました。
「夜道が真っ暗で困るだ」
「日にちがわからなくなるだ」

 自然界でもサンゴは満月の時に卵を産みます。他にもそういった影響は計り知れないものがあります。

「へ~、二番目の姉ちゃんもちゃんと仕事していたんだ」
 天照大神ビビアンは、皆にとって大切な者とはわかっていましたが、月読阿修羅も地味だけれど、大切だったのです。

「またスサノオのくうみんがやらかしたか!」
「へへ。ごめんなさい」
「ゴメンじゃ済まない!」

 父イザナギはどうしようかと、オロオロしていましたが、近くにいた天照大神ビビアンが言いました。
「お父様、また踊りの神の、あの踊りを見せればよろしうございますわ」 
「おお、その手があったか!」

 早速踊りの神、「ふんが~♪」を呼びつけました。
「またその踊りで月読阿修羅を呼び出して欲しい」
「ふんが~♪」(がってん承知いたしました)

 真っ暗な夜、天の岩戸の前で松明を掲げ、舞台を作ります。楽団も準備万端、役者は揃いました。
「ふんが~♪!!!bunbun!」

 踊りの神ふんが~は、腰みのいっちょで、踊ります。
「ふんが~!!ふんが~!!bun!」
 次第に踊りは激しくなり、腰みのの間からハ○チン…

「きゃー!!」
 女神たちは大喜びです。

 一方、岩戸の中の月読阿修羅は。韓流ドラマを見ながらチョコレート菓子「アルフォート」を食べていました。
外がうるさくて、ドラマの声が聞こえません。
「なによ全く」

 どうにも気になって、ちらりと岩戸を開けました。
 すると、踊りの神、ふんが~♪が、ハミ○ンで、踊っています。
「おお~!!もっと見たいものだ」

「あっ、姉ちゃん!こっち来なよ、よく見えるよ!」
「何、よく見える?いくいく」

 スサノオのくうみんに誘われて、つい月読阿修羅はくうみんの隣に座ってしまいました。そのとき、力持ちの神mamatamが、すかさず天の岩戸を締めてしまいました。
「ぅえい!!」

 興がのって踊りの神ふんが~♪と、一緒に合唱して踊る神もたくさんいます。くうみんの隣にいたはずのびんぼっちゃんも踊っています。
「ふんが~!!ふんが~!!bunbun!」
 
 松明のせいか、興奮しているせいか、顔が真っ赤です。

「ねえちゃん、ごめん。もういぢめたりしないから許してくれよ」
「いいわよ、そんなこと!それよりこの踊り面白い!」

「ふんが~!!ふんが~!!」
 閉められた天の岩戸の前で、踊りは一晩中続きました。これで当分の間、太陽も月も隠れることはないでしょう。

 おしまい   

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テーマ : たわいもない話
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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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