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人間の愛嬌は色気かお笑いですよね

 どちらか一方だけと言うこともなければ、程よく半分ずつと言うことも無さそう。
 くうみんは女としては、色気が勝っていた方が得な気がします。

 くうみんは小さいころからお手伝いを良くする大変良い子でした。勉強はあまりしませんでしたが、まあそこはそれ。親から飼っている犬にいたるまで、妹のマキロンよりくうみんの方がその良い子ゆえ、ずっとずっと人気者でした。

 しかし、高校に行く頃から事情が違ってきたのです。そう、マキロンは男子に人気がありました。中学まではそんなことはなかったのに、高校に行くようになって、マキロンには取り巻きの男子が常に2、3人いました。

 くうみんは羨ましくてなりませんでしたが、どうにもなりません。はたはたと尻尾を振る飼い犬のコロの首に抱きついて、
「コロ~」
と、犬になついていました。コロは、はっ、はっと息をして、いつまでもはたはたと尻尾を振っていました。

 二人とも大学に行くようになって、その差はもっとくっきりとしていきました。デパートで夏休みのバイトを二人でしました。妹は紳士服売り場に配属され、くうみんは地下のお酒売り場です。何でこうなるんだろうと不思議に思いました。二人一緒の売り場にしてくれればいいのに、と。

 ある日、マキロンと同じ紳士服売り場にいると言う社員の女性と昼休みを過ごしました。きれいな若い女性です。
「あなたのお姉さんと、同じ売り場よ」
「えっ、私が姉ですが」
「あなたは妹さんでしょ!」
「いえ私が姉です」
「あなたは妹さんでしょ!」
 何回言っても、あなたが妹さんでしょ、そうとしか言わないので、どうでもいい、面倒になったくうみんは言いました。
「はい、私が妹です」
 その女性はうんうんとうなずいて言いました。
「あなたのお姉さん、とっても接客上手ね」
「はあ」

 やっぱり適材適所、紳士服売り場にきれいなおねえちゃんは必須です。
 そしてお酒売り場は…重いものが多いですからねぇ。そう言えば判りますね。

 妹マキロンはその頃、女子大生の名にふさわしく今が盛りと咲き誇る、モテモテのお姉ちゃんでした。そしてくうみんは、いつまでたっても中学生のようなやつでした。いつまでも中学生のようだと言っても、いつまでも若い訳ではありません。いつの間にやら立派なオバサンになってしまった。中間がない。不思議だ。

 そして今、色気とお笑いとどちらが勝っているかと言えば…言わなくてもわかりますね。色気です。



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ひねくれくうみん

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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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