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悲しむ暇なんてない! 父の死後の世界 その1

 医師による死亡が確認されると、すぐに葬儀の手配です。病院でも紹介してくれるそうですが割高と言う噂もあり、かねてからネット検索した葬儀屋さんの「直葬プラン」を頼むことにしました。直送というのは焼くだけでお通夜も告別式もしないのです。親戚づきあいもほとんどなく、仕事もしていないので呼ぶような人を思いつきませんでした。
 病院から電話すると、担当者がすっ飛んできます。病院で葬儀の段取りと料金の説明を受けます。くうみんが頼んだのは税込み10万5千円の「直葬プラン」ですが、その他にドライアイス代が一日8千500円(高いよ!)防水シート3千500円、遺体安置場所から焼き場までのお車代が3万1千500円かかります。そして焼き場の順番待ちで3日ほど待つので、遺体は葬儀屋さんに預かってもらうことにしました。1日3千円です。なんやかんやで17、8万円になりました。
「花はうちでも売っていますが高いので花屋さんで買ってきてください」
 正直な人です。

 しかし死んだ人の顔と言うのは大変に間抜けなものです。筋肉が弛緩してしまりがなくなり、口はぽかんと開いてしまいます。どんな美人も台無しです。くうみんのときはツタンカーメンか、インカ帝国風のゴージャスな仮面を用意しておこうと思います。

 とりあえずお金が必要なので預金が下ろせるようになるまで立て替えられるよう、定期預金を下ろすことにしました。銀行で解約の手続きをすると、窓口のお姉さんが、
「何にお使いですか?」
と言うので、
「葬儀です」
と言ったら、
「し、失礼しました!」
と言いました。

 焼き場に行く当日は、妹一家、妹と、ご主人と一粒種の女の子と、くうみん夫婦と言う総勢5人と言うさびしさでしたが、悼む心は同じです。
 間抜けだった父の顔は葬儀屋さんの死に化粧と復元の技により、まるで眠っているだけのように見えました。さわってみると、冷たくて、やはり死んでいるんだと思いました。

 遺骨を抱えて、実家に置いていくと、役所関係、電気ガスなど公共料金、年金の停止届け出などの手続きと家の片付けなどが目白押しです。
 出たがりのくせに、妹はこういう面倒な手続きをしなければならないと見ると、さっさと撤退します。
「子供もいるし、忙しいの」
 そういえば、父の病状を聞くときも面倒なことになりそうだと途中で降板したよな。ずるいんだから。
 病身に鞭打って、手続きの山に立ち向かわなくてはなりません。


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 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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