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「主治医降りる!」 VS 「主治医替えてもらう」抗癌剤に悩みつつこっちも問題

 抗癌剤の副作用は髪の毛ばかりが強調されますが、そればかりではありません。心肺にも影響があるし、白血球も信じられないほど少なくなります。体中に毒を流し込む訳ですから影響のないところなんてありません。
 敵を知り、己を知れば100戦危うからず、と言うことでインターネットや図書館を利用して治療のこと、病気のこと、その他いろいろなことを調べました。
 よく奏効率20%などといいますが、はじめこれはくうみんの生存率が20%高くなるんだと思っていました。しかしこれは間違いで100人この治療を受けたら効果のある人が20人いると言う意味でした。逆に言うと、他の80人は苦しい思いをするだけと言うことです。自分が効果のある20人にはいるか、それとも苦しむだけの80人になるか、どちらになるかはわかりません。でも、こういうことだとわかっていれば抗癌剤なんかしませんでした。事実、抗癌剤終了後も体調はなかなか改善しません。くうみんは普段から体を鍛えていたので、元気そうに見えるらしく、
「すっかり治ってよかったね」
と言われます。でも、そうではありません。大きな動作はできるのですが、手先の細かい動作ができなくなり、茶碗を落とすことが多くなり、針に糸を通すことも難しくなりました。できの悪いロボットになったような気分です。
 その昔、梅毒の治療に水銀を使ったと言いますがそれと同じくらい不確かで野蛮な治療だと思いました。
 さて、抗癌剤に苦しみながら今後の身の振り方を考えねばなりません。スナミは言う通りにしないと主治医降りる!と言っている。ガントモは主治医を替えてもらえば、と言っている。主治医を替えるような勇気あるまだ見ぬガントモがいる。
 しかし、この人が主治医を替えることができたのは手術する前だったからじゃないかと考えました。入院中にばったりとスナミに会ったら気まずいよなあ。
 だからやっぱり転院しよう。これもインターネットで評判の良い病院を探しました。
 S病院、J大病院、そして公立のK病院です。
「今度は優しくてイケメンの先生がいいなあ」
など思いながら、フィットネスクラブでトレーニングにいそしみます。ハゲ頭をバンダナで包んで時速7キロ程度で1時間走ります。ゆっくり走ることによって、細胞が活性化する、と聞いたからです。
 運動を終えて、お風呂に行くと、顔見知りの女性が声を掛けてきます。
「元気になって良かったね」
またか、そうじゃないんだけど、と思いながらも、
「ありがとう。でも再手術する予定なんです。これ、全部取らなきゃいけないんだって」
「えっ、あなた、そんなにきれいな胸してるのに、かわいそうに…」
そうです。くうみんは鍛えているのでかっこいいのです。若い頃はスタイルが良いなんていわれた事はありませんでしたが、オバサンになると、もともとの体型がいいより、鍛えた体の方に軍配が上がります。
 そうよね、私、きれいよね、などうぬぼれてみます。
「いえ、やはり美しいものは、はかないのです」
そう答えるとその人は一瞬黙って
「あっはっは!」
と笑いながら向こうに行ってしまいました。
 この期に及んで笑いを取る、おばかなくうみん。


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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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