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は~るばる来たぜ函館~♪

 もうすぐ旅も終わる頃、最後の立ち寄り港の函館に着いた。函館には朝8時頃着岸、18時出港というほぼ丸一日観光できる貴重な地だ。

なんだこれ?
 光を当てているのだろうか、黄色や白に見える水を船が吹きだしている。歓迎のパフォーマンスらしい

 2、3日前、くうみんはおじさんの形見の腕時計に異変があるのに気づいた。電池がなくなったのだ。
 時計がないとすごく不便だ。船の中で携帯を使うと通信費が高いので船に乗っているときは携帯をオフにしている。したがって携帯で時間を見ることはできない。
 公の所の時計は5階のフロントにあるのみ。自分の部屋では、この船の位置がどこにあるのかを示す番組(と言うものかどうか)に、時間表示があるので、それを見ることにした。
 
 ボロの安時計だが、おじさんの形見だから、電池を入れてまた使いたい。
 そして、日本の陸に上がったときの楽しみで、またスーパー銭湯にでも行こう。

 とりあえず、計画していたのは大沼公園から、駒ケ岳神社へ行くことだ。
 駒ケ岳神社は素晴らしいパワースポットという話で、神戸に続き、パワースポット巡りをすることにしたのだ。

 下船は結構スムーズだった。しかし、今まで船からダウンタウンまでのシャトルバスで金をとられたことはないのに、ここでは片道300円も取る!!けしからんぞ!

 函館駅の駅員さんに大沼公園までの列車を聞くと、小さな時刻表をくれた。函館から大沼までの往復時刻が書いてある。なんて親切なんだ!
 函館から札幌行きの特急北斗7号は、10時5分に発車、大沼公園駅には10時34分到着。普通列車でも40分くらいと、大して変わらないが、本数が少ないので早く来たのに乗ることにした。
 
 大沼公園駅前には、貸し自転車屋さんがあって、そこで自転車を借りた。料金800円也。
「電動機付自転車もありますよ」
 くうみんの外見から、体力のない老女と見たか?こちとら痩せても枯れてもランナーじゃ。
「普通ので大丈夫です」

 教えられたルートで自転車を走らせる。う~ん、気持ちいいねえ。
 しかし、乗ったときは天気が良かったけど、雨が降ったり止んだりで、備え付けのポンチョが大活躍だった。

大沼
 美しい大沼公園
 
大沼公園の道
 緑輝く道 

 目的の駒ケ岳神社は、行き過ぎて戻る羽目になったけど、無事お参りできた。緑の木々がさわやかな、なかなかいい所だった。
 駒ケ岳神社の境内にある大きな岩の隙間を入ると、願いが叶うと言われているけど、岩が崩れたので危険なため、今は通行禁止。

 駒ケ岳神社
 パワースポットの駒ケ岳神社。さあ、祈りなさい。賽銭箱がないのが奥ゆかしい

忘れな草
 忘れな草をあなたに

線路は続くよ
 ここも単線

大沼公園の見どころ
 小さな島が点々と浮かぶ

 2時間もあれば十分観光ができるだろう。一周してまた元の位置に戻った。ここで立ち寄り湯はないか聞いたが、結構遠い所になってしまう。
「以前は近所でも立ち寄り湯をやっていたのですが…」
 ここでの風呂は諦めて、函館に戻ることにした。北斗10号、大沼公園駅14時2分発、函館14時27分着。

 函館でまず、土産物屋を物色しつつ、時計屋さんを探す。すると、おお!奇跡の様に近くにあるではないか!!
 電池を替えてもらおうとしたが、ねじがさび付いて開けることができず、他の時計を買うことにした。もちろんおじさんの時計は持ち帰る。

 時計修理に行く
 こんな近くに時計屋さんが!!

 次は期待の立ち寄り湯だが、一軒のホテルに入って聞いてみたが、立ち寄り湯はやっていないという。
「どこかやっているホテルはないでしょうか?」
「そうですねえ」
 フロントの若い女性は地図を取り出して教えてくれた。金にならない人間に、親切に教えてくれてありがとう!

ここは立ち寄り湯ダメだって
 ここでの立ち寄り湯はできないが、親切なお姉さんが立ち寄り湯の場所を教えてくれた

 ここから15分ほど歩いた所に立ち寄り湯はあった。ホテルの、というより、ホテルが経営しているスーパー銭湯だ。入浴料870円也。
立ち寄り湯あった

 温泉ということだが、海辺の温泉によく見られる塩辛い湯だった。なかなか良かった。
 出た後すぐにビールを飲みたかったが、船に戻ればタダで飲める。ドケチくうみんは、それまでしばしの辛抱じゃ。
 
 バーで一杯ひっかけて、部屋に戻ると、タオルでうさぎを作ってあった。この日は例のステーキハウスに行く日だったので、そのサービスのつもりだったのか。

タオルで作ったうさぎ
 タオルで作ったうさぎ

 函館港出港の時刻が来た。
 
灯台
 さらば函館。おじさんと来たのはいつだったか?

函館の船
 働く船

 船旅はいよいよ終わりに近づいたが、船の上ではクイズやナントカ教室を常時催している。だから退屈しない…とは船旅を勧める旅行会社の常套文句。

 これは果たして本当なのか?

 そしてこのオバさんは、どんな催し物に手を出すのでしょうか?





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テーマ : 北海道
ジャンル : 地域情報

問題の神戸

 神戸には翌日15時頃着いた。15時に着くと言っても文字通り着岸するということで、降りるのは時間がかかる。しかし、なかなか手際が良くて、4時前に下船することができた。

神戸港
 神戸港

 下船に必要なものは、パスポートとコスタカードという、部屋のカードキーにもなる、船内の支払いにも使うカード。船内放送でも、口を酸っぱくして、言っている。
「パスポートとコスタカードを忘れずにお持ちください」

 ふっふっふ、大丈夫。忘れはしない。
 くうみんは部屋の金庫からそれらを出し、ポシェットの中に入れた。街中の銭湯にも行くつもりだったので、石鹸、シャンプー、タオルなどもぬかりなく入れた。

 これで完璧…

 神戸では、楠木正成公を祀るパワースポット、湊川神社と近くの銭湯を訪れる予定だ。楠木正成公は某不思議ちゃんによると、大変苦労して神様におなりになったそうだ。しかも大変気さくな神様なので、ぜひ一度お参りするといい…そういった話を聞いたので、この機会に行こうと思った。
 船室のシャワーは狭い。風呂好きくうみんにとっては、一日でも大きな風呂に入りたい。花隈駅近くに、「つかさ湯」という銭湯があるというのを調べておいたので、そこに行こうと思った。

 港から三宮まで無料のシャトルバスが用意されているので、それに乗り込んだ。
 乗り込んだ瞬間、くうみんはとんでもないことに気が付いた。

 財布を忘れた!!

 買い物しようと町まで行って財布を忘れたのに気づいたのは、サザエさんであるが、サザエさんのその時の気持ちが大変良く分かった。

 なんてこった!逆上!!パニック!

 しかし、奇跡の様にクレジットカード機能付きのスイカがポシェットの中にあった。これで、電車には乗れる。しかし、お賽銭もない。このクレジットカードには、キャッシング機能はついていないのだ。
 お賽銭代わりに正成公と一緒に、何か食べてはどうかと思った。セブンで二個入りメロンパンをスイカで買った。

 JR神戸駅から徒歩3分ほどの所に湊川神社はあった。静謐な空間、清澄な空気。木々も清らかに感じた。神主さん達も人格者と思われた。

湊川神社を外から
 湊川神社の門

正成様達はこちら
 正成公、光圀公はこちら
 
正成公
 正成公の墓

水戸黄門
 光圀公


湊川神社
 本殿

 くうみんは、鐘をじゃらじゃら鳴らしてから、二礼二拍手一礼。
「申し訳ありません!お賽銭を忘れました!一緒にこのメロンパンを食べましょう。で、私のお願いは…」
 と、お賽銭がないにもかかわらず、長々とお願いを申し立てた。

 メロンパンを食べるところがないかと、周りを見渡した。座るところは見つけたが、誰も何かを食べている人はいない。
「すみません、ここで食べてもいいですか?」
 お守り売り場の巫女さんに声をかけた。巫女さんは二人いた。
「できれば、あの~…」
 やめて欲しそうだったので、くうみんは訳を話した。
「このような事情で神様と一緒に食べようと思ったのですが、遠慮しておきます。これ、お二人で食べてください」
 巫女さんは、後であのメロンパンを食べたことだろう。

 まだ時間があったので、そこら辺をうろうろしていると、「ハーバーランドはこちら」という道しるべを見つけた。こんな所でも行くか…行くだけならタダだろう。
 
 そしてくうみんは、眼前にそびえる高層ビルに奇跡を見出すのであった。それは、万葉倶楽部の文字…

 万葉倶楽部と言ったらスーパー銭湯でないの?!ここにあるとは思ってもいなかった!スーパー銭湯ならクレジットカードで入れるだろう。行こう!

 万葉倶楽部のフロントでクレジットカードが使えることを確認し、入浴のみ1150円(税別)を利用することにした。タオルやボディーソープ、シャンプー込み。

助かった 万葉倶楽部
 ロッカー№への45番

 昨夜は船室の狭いシャワーを使ったが、今日はのんびり大きな湯船に浸かった。極楽極楽。1時間という時間制限はあったが、この際いいだろう。ビールを飲みたかったが、ここでは我慢。船に戻ればタダでいくらでも飲める。

 電車やシャトルバスの連絡も良く、船に戻ると、さっそくビールを飲んだ。

「う~ん、最高ですね~」
 高いビールも生ビールも、ここでは飲みホと言うのがうれしい。

 神戸の夜景
 神戸を出るときはこんな夜景…
 
 ビールを駆け付け2杯飲んだ後はおしゃれなカクテル。 
「コスタドリーム、プリーズ」
「イエス、マダム」

 この船の名前、コスタネオロマンチカにちなんだカクテルは何種類かある。その中のコスタドリームは、本日のカクテル。
  
コスタドリーム
 夜景を見ながら飲むのは本日のカクテル、コスタドリーム

 オホホホホ…
 
 神戸でははじめ肝が冷えたが、結果オーライ。

 隣のうるさい客は神戸で降りたらしく、ウラジオストクに着く30日まで静かな毎日を過ごすことができた。これから何日か、静かな日々を送ることができたのだが、これですべて何事もなく終わるのではないことは、皆さんお判りのことと思う。

 さて、このオバさんに、次はどんな運命が待っているのでしょう?
 
 
 
 




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テーマ : 神社・仏閣巡り
ジャンル : 旅行

ひたち海浜公園とあしかがフラワーパーク 見頃情報

 くうみん母は、このくうみんの家に来たくてたまらない。月に一度ほど来ては、2、3泊多ければ4泊もしていくのだが、これがくうみんには苦痛でならない。
 親不孝なことか…そう思ったが、気ままな一人暮らし、こう頻繁に来られては、誰が来たって調子が狂うのは当然のこと。少しは遠慮しろよと思うのだが、それもかわいそうな気がするので、なるべく楽しい行事に絡めて、かつ、その間隔を徐々に開けていくことにした。

 先日来たのは2月だったか?よしよし、1カ月に一度が2カ月に一度に減った。この調子…そしてお楽しみの方は、「ひたち海浜公園とあしかがフラワーパークネモフィラとフジの花日帰りバスツアー」に参加することにした。

 去年はなぜかネモフィラだけのツアーに参加してしまい、その後であしかがフラワーパークに自由旅行という贅沢をしてしまった。今回は二ついっぺんに見学できるツアーにしっかりと参加した。

 その前日からくうみん母はくうみんの家に泊った。いつものお約束の、くら寿司の持ち帰りと、母の好きな里芋の煮物を食べた。

 朝まだ早い5時に起き、集合場所に向かった。時間は守っているのだが、くうみん達はいつも一番最後に到着する。くうみん達が集合場所に着くとすぐにバスが出発する。この状態は避けたいと思い、今回は集合の15分前に到着するようにした。後から2組ばかりの客が来て、バスは定刻前に出発。最後じゃない!よかった!

 天気はあまりよくなくて、しかもゴールデンウィーク前の平日だから、道路も見学場所も空いているだろうと思ったがそうでもない。一時間半ほど渋滞が続いた。
 しかし、ツアー会社としてはこの程度の渋滞は読んでいたらしく、バスはほぼ定刻通りにひたち海浜公園に着いた。

お品書き
 バスの中で食べた行楽弁当のお品書き。どんなご馳走かと思いきや…

 行楽弁当
 大したことのない内容だ

 この弁当をバスの中で食べた。ほどなくして一番目の目的地、ひたち海浜公園に到着。

 おお!素晴らしいネモフィラ!
 ひたち海浜公園のホームページによると、今日からexcellentの開花予想になっていた。

菜の花とネモフィラのコラボ
 予想通りのexcellent!

白いネモフィラ
 白いネモフィラはここにしかないそうだ

紅一点
 ポピーが紅一点

しつこくネモフィラ

 ここにはネモフィラだけでなく、たくさんの花が妍を競っている。
 
チューリップもある!
 チューリップが花盛り! 

私を見て!
 私を見て!
 
 このツアーの見学時間は80分。ちょっと短い。去年のツアーでは90分だった。たった10分の違いだがこの差は大きく、去年はたいへんのんびり見学したように感じていた。

 このバスの客は時間厳守の人ばかりで、出発も定刻通りだった。
「いつも決まった人が遅れるのよね」
 と添乗員がぼやいているのを聞いたことがあったが、今回は優秀だ。後で聞いたら、この日出発した同じツアーのバスは4台だったが、25分も遅れたバスもあったらしい。遅れて来た人、大ヒンシュクに違いない。

 次はあしかがフラワーパークへ向かう。茨城県から栃木県への移動という、かなり距離のある移動だ。
 添乗員はあしかがを群馬県にあると勘違いしているようだ。
「茨城対群馬は何かと対抗しているようで…」
 どのように対抗しているかを、とうとうと話している。どうでもいいことだが、くうみん母は栃木出身だ。
「何よ、あの添乗員は!足利は栃木県よ!」
 あしかがフラワーパークを誇りに思っている栃木県民としてはあまり面白くなさそうだった。

 雨がぽつりぽつりと降ってきた。
 くうみん母は晴れ女なのだが、2回目の訪問には雨になるというジンクスもお持ちだ。今回も当たった。不思議だ。

 白藤はまだ咲き初め
 シロフジはちょっと早い

紫の藤は見ごろ
 紫のフジは見ごろ。

赤藤
 赤フジは香りがいい

黄藤はまだ早い
 黄フジはまだまだ。背景の黄色い花は黄フジではなく、別の花

ジャコウフジ
 この白いフジはジャコウフジ。これも香りがいい

タイツリソウの白
 タイに似た形のタイツリソウ

タイツリソウの赤
 赤もあります

 ネモフィラの方はゴールデンウィーク前半はきれいだけど、後半になるとちょっと見ごろの終わりを迎えそう。あしかがフラワーパークのフジは、黄フジが最後まで粘るので、かなり見ごろは長いようだ。

 ネモフィラとフジ、いろいろな花を堪能したババとオバは、7時過ぎに家に着いた。するとくうみん母が言う。
「夕食は、ありあわせのものでいいから」
 だ~か~ら~。こんなババアと残り物で食事なんて虚しくなるんだって!風呂に入った後、近くの焼肉屋で焼肉を食べた。

 この歳で親と一緒に居て楽しいことなんか、ない。それならせめて、楽しいことがなくてはやっていられない。旅行や、おいしいもの…本当のヨイヨイになったら仕方ないけどね。
 
 翌日。本当はもっと泊っていたいようだったが、すっとぼけて駅まで送った。ふう。
 

 

 
 

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テーマ : 日帰りお出かけ
ジャンル : 旅行

桃の祟りと… 遊びをせんとや生まれけむ

 翌朝は予報通りの冷たい雨が降っていた。寒の戻りか、吐く息まで白い。
 今日はまたまた強力なパワースポット、下鴨神社に行くことにした。もう一つ行きたいと思っていた鞍馬寺は、かなり遠いので今回は割愛。

 日頃の行いが悪いのか、こんな時に雨とは…でも、せいぜいパワーをもらって来よう。

 目的の下鴨神社は京都駅前のバスで30分ほどの所にあった。木々に囲まれた静謐な神社で、なるほど空気が澄んでいるような気がする。
 本殿はすぐそこにあったのに、本殿とは思わずにずっと奥のほうに歩いて行くオバ二人。参道が終わったあたりに、お参りすると美人になるという社があったので、そこでしつこくお祈りをした。
「もっと美人になりますように。シミしわのない、ハリのあるお肌になりますように」
 
下鴨神社の飾り
 これって下鴨神社だったよなあ?
 
神主さんの行列
 神主さんの行列。雨の中、さむそ~。ホカロンでしのいでいるのかな?

下鴨神社鳥居

さざれ石
 さざれ石

 また来た道を引き返した。まだ時間はたくさんある。下があるなら上も行こうと、今度は上賀茂神社へ行く。フネさんは下鴨と上賀茂の字が違うことに気付いた。下は、「鴨」で、上は「加茂」だ。
 フネ君、さすがだ。

 ここもバスで20分くらいだったか?普通バスと言うのは遅れてくるものだが、今日のバスはどうも早めに来るらしい。
 
 
 上賀茂神社はおじさんと来た記憶がある。周りは、「社家(しゃけ)の町並み」と言われる風情のある街並みだ。ここもゆっくり歩いたが、何せ雨が降っている。寒い。

上賀茂神社のサクラ
 今年のサクラは長持ちと言うが、寒かろう

 9日では桜が散っているのではないかという大方の予想は外れて、ソメイヨシノはほぼ満開。遅咲きの仁和寺のサクラはまだ1分咲きだそうだ。

いわれは忘れた
 
可愛いイノシシ

上賀茂神社の鳥居

 最近の日本ブームの影響か、外国人の結婚式があった。参列者はほとんど日本人のようなので、日本に住む外国人の結婚式だと思う。

 お幸せに。
 
外国人の結婚式

 近くの茶店で甘酒を飲んでからバスに乗った。
 ここから50分ほどで京都駅に付くはずだ。

座席は確保できた。このまま座っていれば終点の京都駅に着く。やれやれと思ったが…

 オバ二人で話をしているうちに、くうみんは腹具合が悪くなっていくのを感じた。だんだん無口になる…これはフネさんにも言っておいた方がいいと思った。
「フネさん、私、腹具合が悪くなって来たわ」
「えっ」
「何とか頑張るわ」

 これは桃の祟り…昨日桃の割れ目に指を突っ込んだのを桃が怒ったのだわ。
 もうしません!もうしません!桃、いえ、桃様、許して!!

 上賀茂神社から京都駅までは50分ほどかかる。渋滞なんかしたらどうしよう?
「もし我慢出来なくなったら、降りようね」
 フネさんは言ってくれたが、心なしかフネさんの体が向こう側にずれていくような気がした。
 大惨事の巻き添えを心配したのだろうか?ああ、こんな時、オムツをしていれば…マジ、真剣に思った。
 京都駅周辺のバスは一律230円。このまま京都駅まで粘れば230円のバス代で済むのに、途中で降りてしまってはまた230円払わねばならないという計算もあった。

「くうみんさん!しっかり~!これは幻のべ〇意よ!」
 そうか!これは幻だ!幻のベ〇意だ!

 京都駅が近づいてきた。あともう少し…

 ついに京都駅だ!!すぐにトイレが見つかるかどうか、心配だったが、桃様もやり過ぎは良くないと思ってくださったのか、トイレはすぐに見つかった。

      !!!

 ああ、助かった…

 今回は桃様がお許し下さったのでこの程度で済んだが、もしお許し下さらなければ、くうみんはいい年をして人前で大恥をかき、フネさんにも迷惑をかけてしまっただろう。

 こう寒いと熱いものが食べたくなる。京都駅ビルの韓国料理屋で、ユッケジャンクッパを食べた。

熱いものが食べたい

 帰りの新幹線でも酒を飲みつつ話に興じる。

 波平さんは出張先でフネさんに一日何回も電話やメールを送って来るそうだ。それが煩わしくてならないと。
「なんか、勘違いしてるわよね~。向こうはこっちが、寂しがっていると思っているのよ~」
「んな訳ないじゃん。命の洗濯よね~」

 雨のため、富士山は見えない。

 月うさぎさんは、ガンで緩和病棟に入院した。緩和病棟に入院できるのは、ガン患者とエイズ患者だけだ。
 もしくうみんが、緩和病棟に入院したら、お見舞いの品は酒にして欲しい。ビールならひと缶。ウイスキーやブランデーならミニチュアボトル。寿司もいいな。ほんの一口、くら寿司でいい。生クリームコテコテのケーキもいいな。
 
 月うさぎのつぶやき様、楽しい時間をありがとう。こんなことでもないと、なかなか友達と旅行なんか行けない。

 私達、しばらくはこっちにいます。私達にはまだまだこの歌の方が似合っている。

 あそびをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ 遊ぶ子供の声聞けば わが身さえこそ動がるれ

  

 

 





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テーマ : 神社めぐり
ジャンル : 旅行

二度目の京都はフネさんと

 本当は9日にお見舞いのはずだったが、月兎のつぶやきさんはそれより早く旅立ってしまった。しかし、金券屋で買った安いチケットは予定を変更できないので、これはこれで旅行に行くことになった。
 同行するのは月うさぎのつぶやきさん(以下、月うさぎさん)と共通のブロ友、フネさんだ。

「不謹慎だけど楽しみ~。波平がうるさくってさ」
 波平さんと言うのはフネさんのご主人だ。話を聞いていると、かなり押しの強い人のようだ。
「この旅行は月うさぎさんのプレゼントだよ、きっと。遠慮なく楽しもうよ」

 新幹線の車中では、フネさんの思いが伝わった。くうみんのぶんまで「天むす」を用意してくれた。その他にサラダやプチトマトも用意している。くうみんはサンドイッチ一つだけ。悪いねえ。
「今回はパワースポットへ行こうよ」
「うん、いいねえ、今日は天気がいいけど、明日は雨だって」
「こんなに天気がいいのに、信じられないね」

新幹線での宴
 豪華な昼食

 オバさん二人は新幹線の中で飲みかつ食い、そしてしゃべった。
 さすが大酒飲みの二人だけあって、ロング缶はお約束。足りなかったら車内販売で買おう。など思っていると、2時間ちょっとで京都に付いた。

 ホテルはアパホテル京都駅前にした。すぐに見つかるだろうと思っていたら、聞く人聞く人、言うことが違う。仕方なくタクシーで行くことにしたが、
「アパホテルはたくさんあるよ。どこかわからへん。でも、ワンメーターで行けるやろ」
など言うので乗ったら、あっちこっち行って結局、すごい近い所にアパホテル京都駅前はあった。1170円もかかったので、フネさんが負けるように言うと、千円に負けた。
「あの運転手、わかってやったんじゃないの?」
 オバ二人はぶつくさ文句を言った。

雲助タクシー
 この雲助め!

 ホテルの部屋に荷物を預けて、観光に行った。今日はパワー満載の清明神社に行くことにした。
 バスは一律230円で、主な観光地を網羅している。バスはあまり好きではないが、京都観光にはバスが便利だ。

くうみん晴明
 安倍晴明であるぞよ

 清明神社には結構真剣にお祈りをした。神社では願い事を言ってはいけないという説と、どんどん言っていいという説があるが、ここは自分に都合よく解釈して、欲張ってお願いしてみた。

晴明神社の鳥居
 清明神社の鳥居。五芒星がエキゾチック

 本殿の近くに桃の彫刻があった。厄除けの桃だと解説してあった。
「なでるといいらしいよ」
 オバ二人はその桃のお尻をなでた。

 桃と言うのはお尻に似ているが、特にこの桃はお尻にそっくりで、思わず割れ目に指を突っ込んでしまった。
「あはは」
 しかし、このことが後々桃の祟りを引き起こすことになるとは、この時のくうみんは夢にも思っていなかった。

厄除けの桃
 この桃の呪いで、くうみんは…

 近くにも神社があったのでそこも観光。今日の観光を終えて、ホテルに帰った。
 
夕食はホテルすぐ近くの居酒屋に行った。料理はおいしいのだが、周りは皆、言葉からして関東者であることが分かる。地元の人がいない…これは何かある。

突き出し
 突き出し 
 
おばんざい
 おばんざい3種盛りとあったが、4種盛りだ

生麩のあられ揚げ
 生麩のあられ揚げ。中はお餅のような食感の生麩。これもおいしかったんだけどね…

 最初はビールを頼んで、次はハイボールを注文したのだが、これがものすご~~~く薄い。ほとんど炭酸水の味しかしないほど薄かった。なので次は絶対に薄くできないワインを頼んだ。
 他のテーブルでは「山崎」のハイボールを注文していた。「山崎」はサントリーの超高級ウイスキーで、木箱に入れて売っている。他のハイボールより高い。これもきっと、薄いんだろうなあ。

 こんな水みたいな酒を飲まされてはかなわんので、最後はお茶を頼んだ。
 るるぶのフリーペーパーを持って行くと10%オフとあったので、勘定のときに差し出すと、「はじめに言っていないからダメ」と言われた。

 るるぶにそんなこと書いてないよ!この間、名古屋でウナギ食べた時は後出しでもオフしてくれたのに!
 もっとも、初めに出すと料理の質を落とすなどして、10%オフと言っても、結局お得ではないということもあるらしい。いや、ここなら絶対、そうするに違いない。京都の商売もんは昼間のタクシーといい、全く食えない連中ばかりだ。 

 コンビニで翌日の朝食と飲み直しのチューハイを買った。
 今日はこんなにいい天気なのに、明日は雨の予報。予報が外れることを期待しながら、オバ達はそれぞれの部屋で眠りについた。

 明日はいい天気にしてちょうだい、とおじさんに祈ったくうみんであった。

 翌日くうみんを襲う桃の祟りとは…?

 くうみんは一体どうなってしまうのでしょう?
 
 

 
 
  
 




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テーマ : 京都
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プロフィール

ひねくれくうみん

Author:ひねくれくうみん
 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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