西太后陛下、勘弁して欲しい金使い

 八代を後にして、次の日は終日クルージング。疲れのたまった陛下は朝8時からマッサージの予約をした。今度は一人で行くと言うので部屋で見送った。ダメだったら戻ってくるだろう。

 その間くうみんは、部屋で図書館で借りた「ゴルゴサーティーン」を読んで待っていた。
 この漫画、昔からあるけど、「本当にこんなことあるのかね、うん、この魑魅魍魎の世界、あってもおかしくない」など、引き込まれてしまう。
 本当にゴルゴサーティーン様がいたら、イスラム国も、原爆実験をした某国も葬ってしまえるのに。やっぱりフィクションだよな。でも、面白い。面白いが、時々出てくるエッチ場面で見られるゴルゴサーティーン様の下着がブリーフなのがダサい。

 西太后陛下はなかなか帰って来なかった。また延長を頼んだのか? 
「まあ、自分の金ですることだし、老い先短いんだから金使うのが最大の社会貢献だよな~」
 そう思い直した。

 陛下は1時間以上たって、帰ってきた。すっきりした顔だった。
「あの人たちは歩合制らしいわ。部屋は二段ベッドですって」
 そうか、そうだよなあ。いいな~、こんなクルーズに仕事で来られるなんて…と思っていたが、世の中そんなに甘くない。

 朝が過ぎ、お昼が過ぎるとすべきことが待っていた。何をしなければならないかと言うと、船内でした買い物の精算だ。
 フロントに並んで係のお姉さんに船内カードを渡した。
 くうみんは大した買い物もしていないので登録したクレジットカードで難なく精算できた。問題は西太后陛下だ。陛下はクレジットカードをお持ちでないので、300ドルのデポジットはしているが、足りないだろう。いくら足りないのか?お姉さんは言った。
「250ドルほど足りません」

 250ドル?!300ドルのデポジットがあったのにそれからさらに250ドルも!!そんなにドル持って来ていないよ!!
「250ドルってどれくらいなの?一万円くらい?」
 陛下はのんびりと尋ねた。
「違う!!」

 日本円での精算は、まず両替をしてからなのだが、そのレートが大変悪く、1ドル120円くらいのレートだ。それでは損なので、くうみんのクレジットカードでとりあえず支払った。

 どうも日本円以外の金銭感覚が全くないらしく、いくら「今は、1ドル100円くらい」と言っても理解できない。ボケも来ているが、若い頃から算数、数学と言うものが全くできない。くうみんも数字は苦手だが、ここまでひどくない。
 
 横浜には17日、朝6時頃着いた。チェックアウトは8時だから8時までに部屋を空けなくてはならない。それを知らなかったので、下船時刻は9時半から10時を希望してしまった。下船時間をもっと早くすべきだった。
 
まだ暗い横浜港
 まだ暗い横浜港

 朝食が混むと嫌なので6時半ころっビュッフェに行ってダイヤモンドプリンセス最後の食事をモリモリ食べた。

 その後…無事下船終了。

 ババはそれなりに楽しかったらしいが、自分でももう最後と思っているらしく、また連れて行ってくれとは言わなかった。
「これからは近場の温泉かね」
 そう尋ねたが、もうそんな気力もないらしい。
「うちの近くで食事するのがいいわ」

 先月見た時はこんなに弱っていなかったのに…80後半を過ぎると月ごとに体力が落ちるらしい。

 体力の低下。それは私自身も感じるけどね。 

 

 


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テーマ : クルーズ
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最後の寄港地は八代亜紀のふるさと八代

 八代には朝7ごろ到着した。ダイヤモンドプリンセスでは寄港地
の情報を前の晩、船内新聞に折り込んでくれる。しかし、八代の情報チラシがなかった。何でも今回初めて寄港するのでそう言ったものがない。その代わりに船を出たところに地元の人がパンフレットなどを用意してくれていると言う。
 なんでも鼓笛隊の演奏もあるそうだ。

 船を下りるとシャトルバスが待機していた。二つのルートがあって、一つは八代市内、もう一つは日奈久温泉行だ。八代市内行きはすごい行列で、ならぶのが面倒なので空き空きの日奈久温泉行きに乗ることにした。

 バスは何もない田舎道を30分ほど走った。とある海辺の町に着いた。ボランティアの人がにこやかに迎えてくれた。
「遊歩道みたいなものはあるんですか?」
「いや~、取り立ててそんなものは」
温泉街はあちら、と言う案内に従って歩いて行く。旅館らしい旅館も見当たらないが、観光案内によるとそこここに旅館があるはずになっている。民宿のような小さな旅館なんだろう。

 温泉街と言うには静かすぎる小道を2、3分歩くと、そこに「ばんぺい湯」と言う日帰り温泉施設があった。ここなら入湯料200円。近くの店でタオルも安く売っている。5本で200円。安いのは日奈久温泉のコマーシャルが入っているかららしい。船の中にも大浴場はあるが、料金が高い。日本人としてはここで大きな風呂に入りたいところだろう。結構な人が温泉場に入って行った。

 西太后陛下は温泉には入らないで、ここで休んでいると言う。くうみんは山の方に進み、急な階段を昇って行った。そこには温泉神社があった。お参りして、来た道を戻る。

ひなびた温泉地 日奈久
 ひなびた温泉地日奈久 こういうところにはのんびり長逗留したいものだ

 西太后陛下の待つ風呂屋に戻って陛下とともに風呂屋前の足湯に入った。外国人は温泉に入るのは敷居が高いようだ。しかし、くうみん達が足湯をしているのを見て、我も我もと足を入れに来た。
「こんなところに足入れていいのか?!」
「俺達、あの日本人がやっていたのを見たんだもの。日本人がやっているならいいはずだろう?」
 と言っているようだった。

はじめは一人で足湯に浸かっていたが…
 足湯でくつろぐ西太后陛下

足湯でくつろぐ外国人の皆さん
 足湯を楽しむ外国人の皆さん

記念撮影
 船の前で撮ってもらった写真
 
 西太后陛下はずいぶんと疲れた様子だが、足湯に入ってかなり疲労回復したようだ。しかし、ここでは特に見るべきものもないので早々にシャトルバスに乗って引き上げた。途中によるスーパーでビールを仕入れたのは言うまでもない。

しかし、八代の皆さんは、外国人ばかり歓迎していまいか?日本人をないがしろにしてはいまいか?
 再度、この地に来るのは外国人ではなく、日本人だと肝に銘じよ!…八代の人が読んでくれればの話で、ましてや役場でまじめに取り上げられるのは何十万分の一の確率だと思うが。

 帰りの場面で。くうみん達はゆめタウンの正しいシャトルバス用バスストップで待っていたが、外国人が多数待っていた、すぐそこの普通のバス停に、シャトルバスが行ってしまった。これ、気を使い過ぎ。あくまで正しいバス停はくうみん達の待っていたバス停。
 それに加えて、くうみん達の立場はどうなる。くうみんはいいが、足弱な西太后陛下はどうなる。

 船室に帰った陛下は大変お疲れのようだった。
「この間、プールのそばのシャワー室に入ったとき、エステルームのお姉さんが親切にしてくれたのよ」
「ふ~ん、じゃ、体をもみほぐすのに、その人を指名して、行ってくれないいじゃん」
 すぐにくうみんはエステルームに電話をかけ、その親切なお姉さんを指名、西太后陛下をエステルームにご案内した。

 陛下の予約したのは一番短い50分コース。
 「それじゃ、50分後に迎えに来るから」 

 部屋で本を読みながら時間をつぶしていると、突然電話がかかってきた。エステの人からだ。
「お母様は1時間半のコースに延長しましたので」 
「は、どうも」
 やっぱり…お姉さんの口車に乗ったな。でも、デポジットは300ドルあるから、大丈夫だろう。

 終わった時間を見計らって陛下を迎えに行った。陛下はご満悦だった。
「とっても気持ちが良くて疲れが取れたわ~」
「そう、良かったね」
「明日も予約したの」
「ふ~ん…」

 少し嫌な予感がしたのは言うまでもない。陛下は今まで300ドルをデポジットした船内カードで、景気よく洋服や宝石などの買い物をしたはずだ。
 でも、まあ、そう大したことはなかろう。

 しかし、くうみんはこの後、陛下の金使いの荒さに翻弄されることとなる…
 



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長崎の興味は食い物ばかり 卑しく食べるババとオバ

 釜山をを20時頃出ると、翌朝8時には長崎に到着した。長崎は横浜より韓国の方が近いのだ。グラバー邸にでも行こうかと思ったが、ババも長崎は来たことがあるそうで、行くところがない。くうみんとしては亀山社中への道でもそぞろ歩きたいと思っていたが、足弱なババ連れではそうも行かない。
 あまり歩かなくて良さそうな「出島和蘭商館跡」に行くことにした。出島和蘭商館跡とは手っ取り早く言えば出島を再現したテーマパークのようなものだ。(テーマパークと言うにはかなり小さいが)

 人の家に上がり込むような感じが楽しい。
 建物の2階にも見学できるところがあるのだが、ババは例によって階段の上り下りが難儀だ。職員さんに訳を話して車いす用のエレベーターを使わせてもらった。

西洋人の宴会
 オランダ人たちはクリスマスを祝うのに、おおっぴらにクリスマスと言えないので、「阿蘭陀冬至」と言って祝ったそうだ

ミニ出島
 ミニ出島で街の様子を再現

 面積はそう大して大きくないのだが、かなり見ごたえがある。入場料510円の値打ちはあると思った。
 そのうちお昼近くなったので中華街でちゃんぽんでも食べようと言うことになった。ここから中華街は歩いて5分程度。

 長崎の中華街は横浜の中華街と比べると大変小さい。お店にも中華料理と言うより長崎の料理が並んでいる。ここに来たら長崎ちゃんぽんと皿うどんだ。
 以前おじさんと一緒に来た時に入った店を探した。店は意外なほどすぐに見つかった。おじさんの導きだろうか?

 ちゃんぽんがおいしい店
 江山楼。この店、おいしかった

 この店では、ちゃんぽんや皿うどんではなく、他のメニューを頼む人が多いのは地元の人が多いからと見た。やはり地元の人に支持されている店と言うのは観光客にとって魅力を感じる。

 レジの前では人がたくさん待っている。名前を書いて順番を待つ。レジの前で客をさばいているのは、おじさんと行ったときもいた美人のお姉さんだ。次々と来る客をさばくのは難しいだろうに、てきぱきと客を席に送り込んでいた。

ちゃんぽん
 これはちゃんぽん。皿うどんも頼んでババとシェアして食べた。

 お昼を食べてカステラを買って、船に戻った。17時出港だけど、船に戻ったのは14時くらいか?ビールもぬかりなく仕入れた。

 今日は腹いっぱい食べたので運動しなければと思い、フィットネス室で走ろうと着替えた。するとババが
「おじさんのお姉さんたちにカステラ買ってくればよかったねえ」 
 と言い出した。そうだ!お姉さん達には衣装を借りたのだ!お土産くらい買わねば。船を出たところにお土産を売る店が出ていたのを思い出した。そこで買うことにした。
 蛍光イエローのTシャツ、ショッキングピンクのランパンと言う年甲斐もない超恥ずかしいいでたちで船を出てカステラを買った。自分用にカステラの端切れも買った。
 
 18時30分頃には軍艦島の周りを航行すると言う。軍艦島かあ、おじさんと行ったな。やはりおじさんと行ったところは懐かしく思い出される。

軍艦島と間違えた小島
 軍艦島だと思ったら単なる小島だった

軍艦島
 これが軍艦島。外国人にも人気

 今日は、フィットネス室で10キロ走った。シャワーを浴びてビールを飲んだ。

 今日も元気だ、ビールがうまい。

 明日は長崎県八代へ向かう。




 
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釜山ではクルーズの弱点露呈す

 クルーズ5日目、14時30分頃釜山港入港。しかし下船の手際が悪く、くうみん達が船を出たのは16時過ぎていた。20時30分出港なので、20時には船に戻っていなければならない。と言って周りが暗い中を観光するのもなんだかな、と言うことであわただしい観光となった。

虎のヘテちゃんと
 くうみん母の方の虎の着ぐるみの中にはカメラマンのお姉さんが入っていたと言う。「これも仕事のうちなんです」って

 シャトルバスは町の繁華街に着いた。それこそ西も東も分からないくうみん達は、5人ほどのおじオバグループの後をついて行くことにした。

 市場に行って活きた魚やカニを見た。これ刺身で食べたいよな~。でも、買う訳には行かないし…
釜山港の鮮魚店
 元気に泳ぐ鮮魚の皆さん

 クルーズの観光と言うのは中途半端になりがちだ。いつまでに帰らなければならないと思うと、のんびり観光ができない。食べ物も船に帰ればいくらでもあると思うと、よほど船の食事に飽きた頃でないと外食もためらってしまう。
 ゆっくりその地を観光したり、グルメを楽しみたいなら、普通の旅行の方が楽しめる。

 おじオバのグループについて行ったはいいが、くうみん母西太后陛下は足がついて行かず、途中でリタイアした。
「もう戻るかねえ」

この上に公園がある
 この上に公園があるらしいが、下りのエスカレータはないので、早々にリタイアした

 街中のシャトルバス乗り場には、もうすでにずらりと人が並んでいた。船室に戻ったときはもう7時くらいになっていたので、部屋でシャワーを浴び、いつものようにビュッフェに向かった。

 一皿目は普通に取ることができたが、二皿目に行こうとしたら驚いた。ものすごい行列だ。

 きっといつもは着席のレストランに行く人が、着席のレストランの時間に間に合わないので、こちら、ビュッフェの方に流れてきたのだろう。
 
 人間、お腹が空くと人となりが出るものだ。くうみんが料理を取っている間に、くうみん達の隣に来た夫婦のうち、おやじの方がくうみんの置いた皿が邪魔だと怒ったらしい。
「そんなの一言言い返しなさいよ!」
「だってどういっていいかわからない…」
 普段は日本語で何でも通すくうみん母なのに、気が弱くなったんだろうか?

 ビュッフェも諦めて、ピザやハンバーガーで済ませている人もいた。くうみん母も足りなかったらしく、ピザを一枚貰って行った。

 こんなところで空腹になるとは。

 これらはすべて下船のときの手際の悪さが尾を引いたものだ。もっと手際よく下船されれば、レストランがこんなに混むこともなかったし、嫌な思いもしなかっただろう。船側も大いに反省したらしく、次の下船のときは順序を徹底された。これはこれで窮屈なのだが、やむを得ん。

 その夜、くうみんは早々に酒をかっ食らって寝た。くうみん母西太后陛下も観光で疲れたらしく、すぐに寝息を立てていた。

 船の中ではなぜか、よく眠れた。これだけは良かった。




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終日クルーズの日は波乱含み

 クルーズ3日目4日目は終日クルージングだ。そう言う日は船内プログラムが充実している。くうみん母西太后陛下は卓球が好きなので、卓球大会を勧めた。しかし、出る気はないらしい。あんなに好きだったのに…と思ったが、ここでくうみんは親の老化を思い知らされることになる。

 階段を上り下りするのも手すりをつかまりながらでないと動けない。うそでしょう?と思う。
 70代の頃は卓球大会で優勝したこともある(もちろん年代別、小さな大会)。昔の人だから若い頃は足腰を使ったことだろう。その頑丈な人が寄る年波でここまで弱るとは、思いもしなかった。ついひと月前はもっと元気だったのに?

 クルーズだからまだよかった。動くのが嫌なら部屋でじっとしていればいい。普通のツアーでは、あちこち歩き回って、毎日移動しなければならないこともある。

 終日クルージングのときは昼間は部屋で本を読んでいた。本は図書室で借りてきたものだ。うちで猫を飼っていたので猫がかわいくて仕方ないらしく、猫の本を読んで一人で悦に入っていた。
「ね~、見て!この猫、かわいいわね~」
 それをくうみんに見せて、読んでみろと言う。はいはい、読みましょう。
「うん、かわいいねえ」
 私って優しいじゃないの。

「チーズが糸を引くようなアツアツのピザが食べたい」
 と、母はかねてから言っていた。
「じゃ、昼はピザにしようか」
 14階のプールサイドにピザ屋さんとハンバーガー屋さんがある。もちろんここもタダで食べられる。ここの食事もおいしいとおじさんのお姉さんが言っていた。
「あら、おいしい」
 アツアツのピザが食べられて、くうみん母・西太后陛下もご満悦だった。
ピザ
 くうみん母夢のアツアツピザ

 そしてこの日、9月11日はアメリカでテロのあった日だった。12時に黙とうをすることになった。アツアツのピザがちょっと気になったが、立ち上がって黙とうした。隣にいた白人の女性二人組が、
「立って黙とうしてくれてありがとう」
 と言った。
「どういたしまして」
 そう言えば他の人は座ったままの人が多かった。この女性たちの、知り合いか親戚でも、犠牲になった人がいるのかも知れない。
 
  さて。

 クルーズでは基本、食事はタダなので食べなきゃ損と、卑しい私たちは食べすぎてしまう。なのでくうみんは下船しない日はフィットネス室で一日10キロほど走るようにした。それでも一キロくらい太った。

 その日の夜は、船長主催のウェルカムパーティーがあった。ババとオバの二人はせいぜい着飾ってパーティーに赴いた。しかし、めんどくさいので化粧はしなかった。眉毛を書いて口紅だけ付けて行った。
 
 船長のウェルカムパーティーなら、シャンパンが飲めるぜ!そう思って行ったのだが、シャンパンは?探しているうちに写真班に捕まった。
「はい、手をこんな感じで。視線はここらへん」

 撮影の後、抽選券を3枚貰った。
「明日、抽選会がありますので是非来てください」
「はい、ありがとう」
 くうみんは抽選券をバッグにしまった。
 どうせ写真なんて、買いはしない。そう思ったのだが、この写真の運命はその後意外な展開を見せることになる。 

 せっかくおしゃれしたのだからと、今日は着席式のレストランに行った。しかし、陛下にはここの食事よりやはりビュッフェの方がお好みのようだ。



 12日朝5時頃、船は瀬戸内海に入った。豪華客船もここでは不案内なので、水先案内人をお願いするという。

 水先案内
 ダイヤモンド王女様を案内するナイトのような小さな船

くつろぐ西太后陛下
 瀬戸内海を眺める西太后陛下

漁船群
 漁船の群れ 獲物は鯛ですか?!

電車が通るしまなみ海道
 電車が通るしまなみ海道

しまなみ海道
 
 しまなみ海道には思い出がある。陸地の方から眺めた記憶。その後行った瀬戸内海に面したのあの町は…


 船の中ではいろいろな催しがある。「風呂敷の包み方講座」外国人向けなのかもしれないが、風呂敷の包み方は奥が深い。行ってみることにした。

 この講座は人気ですごい行列だった。一人の若い女が、くうみんのすぐ前に横入りした。
「ちょっと、みんな並んでいるんのよ!」
 すると日本語がわからないふりをした。

 バカ!あんたは東西南北どっから見てもガングロの日本人じゃ!!日系人にすら見えない!それにさっき日本人と日本語で話しているのを見たんだよ!
 ちなみにくうみんは海外ではいつもマレーシアか、と言われる。
 
 せっかく横入りしたが、こいつの前で制限人数に達してしまった。あとは整理券を貰って次の講座に優先的に入れるようにしてもらう。もし、こいつまでがオーケーだったらひと悶着あったかも。

 風呂敷講座が始まる前に、写真班の抽選会があった。昨日3枚抽選券を貰ったのでダメと思いつつ抽選券を箱に入れた。当たるのはたったの3名で、賞品は一等がここで撮った写真すべてを無料プレゼント。二等はダイヤモンドプリンセスのDVD。三等はダイヤモンドプリンセスの写真。
「一等以外はいらないね」
 くうみんは母の耳元で囁いた。

 三等から次々と発表された。はじめ部屋番号。その次に名前。
「そして!一等の方!」
 はじめは英語で言われたのでなんと言っているのかわからなかった。しかしその部屋番号…名前は日本語で書いてあったらしく、外国人のお姉さんは日本人のお兄さんに抽選券を渡した。
「一等は、部屋番号、への10番!西太后様!!」
 
 えー!!信じられない!!狂喜乱舞するババとオバの二人組。
「おわぁ~~~!」
「やった~~~!!」

 なんとくうみんがこれ以外ならいらないと言った一等が当選!!その後写真をバシバシ撮ってもらったのは言うまでもない。

 プロが撮るといい女度が5割増しする。これでノーメイク。
「修正しているんですか?」
と聞いたらしていないと。特殊な設定で撮っているのかな。写真ブログの方、どうなんでしょ?

美人1
 見合い写真にしようかしら?

昔の美人
 これは葬式の写真に

 風呂敷の包み方講座
 風呂敷の包み方講座

 
 関門海峡には翌13日、朝早く着いた。そう言えば、今年の5月、レトロ門司港にはくうみん一人で行ったんだっけ。

関門海峡2

関門海峡1
 ここはレトロ門司港かしら?

工場群
 大きな工場が立ち並ぶ

この建物は?

関門海峡の夜明け
 九州側は工場が立ち並んでいるが、和歌山側はひっそりとしている

 朝はラジオ体操の映像が。外国人も一緒になって体操していたが、当然間違えてばかり。日本人なら誰でもできるこの体操は偉大なり。

ラジオ体操

 そう言えばおじさんは仲間内の運動会で、ラジオ体操のお手本をするんだと張り切って逆バージョンを練習していた。くうみんがラジオ体操のDVDを見ながら普通に体操、それを見ながらおじさんは逆バージョンの練習をしていた。

 おじさんは無邪気な人だった。

 おじさんが生きていれば9月19日、60歳の誕生日。

 還暦おめでとう。

 


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 年齢一億歳。
 
 病んだ乳を抱えて今を生きる。また走り始めた。涙を流しながら。

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