死よりもちちを失くす方が嫌だった くうみん過去を語る
全摘の再手術をしない方向で行くことになったくうみんは、遠くない将来死ぬかもしれないと思った。この当時はまだ現代医学を信じていたからだ。
「おじさん、丈夫で長持ちのはずだったんだけど、ダメみたい」
「そうだな、仕方ないな」
二人ともなぜか死を受け入れることができた。
そしてくうみんは、覚悟していたものの、全摘手術をしなくて済むことがうれしくて仕方なかった。そう、死よりもちちをなくすことの方が嫌だったのだ。
そういう人間もいる。
おじさんはそれまで全く料理を作らない人間だったが、一人になることに備え、「おやじレシピ」と言うオヤジ向けの料理本を買って研究することにした。
おじさんが買ったおやじレシピ 結局作ったのはふろふき大根一回のみ
その間にも、くうみんはがん治療のことについて調べ続けた。
ガン専門医のブログや医学のホームページ、ガンについての本を図書館で借りて読んだ。頭が痛くなるほど勉強した。学生の時以来だ。
そう、代替治療のことは考えなかった。そんなものはインチキだと思っていたからだ。
現代医学を是正している資料を読むと、術前抗がん剤治療ですっかりガンが消えた映像や、ホルモン剤服用で再発率、生存率が良くなっていると言うグラフが載っている。
「こんなに抗がん剤が効くなら全員ががんの手術を受ける前に抗がん剤治療をすればいいのに」
「ホルモン剤は、副作用が軽いのか」
など思った。早期発見、早期治療が大切だ、と初めは思っていた。
しかし、抗がん剤のその素晴らしい効き目は、「4週間以上癌が消滅した状態」を言うのであり、その後多くの場合はまたそこから癌が発生する、と医学ホームページに書いてある。
SURGERY NOW
医学ホームページ
ホルモン剤で、歩けなくなるほどひどい関節炎を起こした人も身近に2人いた。
早期治療すれば10年生存率は多いに決まっている。遅くに見つかった癌患者は、その10年を生きてしまっている。(アメリカの乳がん外科医スーザンラブ著 乳がんハンドブック)
他でもない、西洋医学のホームページや本にこのようなことが書いてあるのだ。
何じゃこりゃ!
これは医者ですら「本当は癌治療は確立していない」と認めているようなものではないか?今まで信奉していたものが、自分の中でガラガラと崩れて行った。
そう思っているうちにくうみん自身も抗癌剤やホルモン剤の副作用で苦しむようになった。髪の毛が抜けるなどは序の口で目に見えない体の内部への副作用、後遺症は恐ろしいものだ。
医者の言う、「体に影響のない範囲内で抗がん剤を使用する」と言うのは「死なない程度に抗がん剤を使用する」と言う意味だと初めて分かった。
そして何を信じるようになったかと言うと、放射線科の医師、近藤誠先生の「がんもどき理論」だ。ガンと診断されたものには、本物の癌である場合と、「がんもどき」の場合があって、本物の癌の場合は何をしても無駄、「がんもどき」の場合は何もしなくても大丈夫、だから今の癌治療はしない方が良い。それより抗がん剤治療などをして死んでしまう場合が多い。そう述べておられる。
今の所この説を一番信用している。
そして今している「ガン治療」は、冷え取りと、乳製品をなるべく食べないこと。毎日の運動。
毎日を楽しく過ごす。これもガン治療になると思っている。
「ワハハハハ!」
おじさんと夫婦二人だけのさびしい食卓。
「おじさん!本で読んだんだけどね!奥さんが乳癌になってね、家庭が暗くなって旦那が浮気したんだって。それを知った奥さん、悶死したんだけどその顔ったらぞっとするほど怖い顔だったんだって!うちはどうかな?暗くはないと思うんだけど!」
おじさんは黙って苦笑いをしながらご飯を食べていた。
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「おじさん、丈夫で長持ちのはずだったんだけど、ダメみたい」
「そうだな、仕方ないな」
二人ともなぜか死を受け入れることができた。
そしてくうみんは、覚悟していたものの、全摘手術をしなくて済むことがうれしくて仕方なかった。そう、死よりもちちをなくすことの方が嫌だったのだ。
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その間にも、くうみんはがん治療のことについて調べ続けた。
ガン専門医のブログや医学のホームページ、ガンについての本を図書館で借りて読んだ。頭が痛くなるほど勉強した。学生の時以来だ。
そう、代替治療のことは考えなかった。そんなものはインチキだと思っていたからだ。
現代医学を是正している資料を読むと、術前抗がん剤治療ですっかりガンが消えた映像や、ホルモン剤服用で再発率、生存率が良くなっていると言うグラフが載っている。
「こんなに抗がん剤が効くなら全員ががんの手術を受ける前に抗がん剤治療をすればいいのに」
「ホルモン剤は、副作用が軽いのか」
など思った。早期発見、早期治療が大切だ、と初めは思っていた。
しかし、抗がん剤のその素晴らしい効き目は、「4週間以上癌が消滅した状態」を言うのであり、その後多くの場合はまたそこから癌が発生する、と医学ホームページに書いてある。
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ホルモン剤で、歩けなくなるほどひどい関節炎を起こした人も身近に2人いた。
早期治療すれば10年生存率は多いに決まっている。遅くに見つかった癌患者は、その10年を生きてしまっている。(アメリカの乳がん外科医スーザンラブ著 乳がんハンドブック)
他でもない、西洋医学のホームページや本にこのようなことが書いてあるのだ。
何じゃこりゃ!
これは医者ですら「本当は癌治療は確立していない」と認めているようなものではないか?今まで信奉していたものが、自分の中でガラガラと崩れて行った。
そう思っているうちにくうみん自身も抗癌剤やホルモン剤の副作用で苦しむようになった。髪の毛が抜けるなどは序の口で目に見えない体の内部への副作用、後遺症は恐ろしいものだ。
医者の言う、「体に影響のない範囲内で抗がん剤を使用する」と言うのは「死なない程度に抗がん剤を使用する」と言う意味だと初めて分かった。
そして何を信じるようになったかと言うと、放射線科の医師、近藤誠先生の「がんもどき理論」だ。ガンと診断されたものには、本物の癌である場合と、「がんもどき」の場合があって、本物の癌の場合は何をしても無駄、「がんもどき」の場合は何もしなくても大丈夫、だから今の癌治療はしない方が良い。それより抗がん剤治療などをして死んでしまう場合が多い。そう述べておられる。
今の所この説を一番信用している。
そして今している「ガン治療」は、冷え取りと、乳製品をなるべく食べないこと。毎日の運動。
毎日を楽しく過ごす。これもガン治療になると思っている。
「ワハハハハ!」
おじさんと夫婦二人だけのさびしい食卓。
「おじさん!本で読んだんだけどね!奥さんが乳癌になってね、家庭が暗くなって旦那が浮気したんだって。それを知った奥さん、悶死したんだけどその顔ったらぞっとするほど怖い顔だったんだって!うちはどうかな?暗くはないと思うんだけど!」
おじさんは黙って苦笑いをしながらご飯を食べていた。
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